ブラジルのコンビニで働けるか

ブラジルの友人が住む多国籍アパートに
NHKのディレクターが住み込んで取材を
しているのだと。見なきゃ。

私は若い時からバックパッカーだったから
日本に住む外国人を見るとこんな異国で
なんというたくましい!とつい感心してしまう。

「日本で」住む、コンビニで働く、家を買う、
商売を始める、PTAに出る、地域の活動に
参加する。

これを逆の立場なら「日本で」のところを
「アメリカで」「中国で」「フィリピンで」
などに置き換え、主語を「私が」にすると
みんなとんでもないスーパーマンに
見えて仕方ない。

こんな私でも

さすが福地、もうだいぶ寒い🥶

もうだいぶ前のことになるけれど、
こんな私でも今話題の自民党の老練な
国会議員の政治パーティーに
1度だけ出たことがある。

なんでも税理士枠で2万円のパーティー券が
余ったそうで、人数合わせにタダでいいから
来なさいと名古屋で。

ホテルの大広間で何人かの演説が
終わったら立食スタート。
それまで綺麗なドレスや着物に身を包んだ
ご婦人方が、用意ドンで大広間中央の
料理の並んだ机を目がけて突進。
運動会かよ!

あわわ?あわわ…とびっくりしているうちに
焼きそば以外の料理は、ピラニアの群れの
中に落とされた仔羊のようにあっという間に
皿だけに。

ここはサバンナかアマゾンか。
仕方ないので人気がないいかにも安そうな
ゼリーばかり食べてた。

あんな群れの中で、
私はとても生き残れそうにない。

大学は教育機関か

母校のアイスホッケー部が廃部の危機に
奔走しているうちにスポーツ推薦枠や
大学組織についてある程度詳しくなった。

どの大学も日大を笑えない。
構図は同じ。

大学が教育機関だと信じてると矛盾だらけで
心底嫌になる。
けど、教育機関などではなくお金と権力が
集中し争いの場だと一旦見切ると
ほぼほぼ矛盾がなくストレスが減る。

軍隊が国民を守らなかったり
政治家が国を売ってばかりいたり
警察が市民ではなく権力を守っていたり
病院が患者のためにではなかったり
まともな大人ならいろいろ気づく。

大学は学生のためにある教育機関だと
信じてると矛盾だらけでストレスが溜まる。
大人の嫌な世界の集合体だと見切ると
すんなり腑に落ちる。

いとも簡単に

膨大な資料を調査し整理し複雑怪奇に
こんがらかった歴史の糸を解く。

その圧倒的な知識量だけではなく、素人にも
わかりやすく伝える能力にただひたすら
感心するばかり。
難しいことをいとも簡単に説明できる人は
本物のプロだといつも思う。

半藤一利さん、なぜか今まで読むことが
なかったけれど、澤地久枝さんと共に
私の心を鷲掴みにする作家。

映画正欲

原作を読んだからいいものの、
もし原作を知らずに映画だけを観たら
ほとんど意味が分からなかった気がする。

改めて今までの自分を振り返える
きっかけになったのは間違いない一作。

おめでとう!

今日は神奈川県藤沢市、知り合い野菜農家
秋葉さんちの野菜直売所開設の日。
野菜直売所なのに、マグロの解体ショーが
メインプログラムでたくさんのお客さんで
ごった返してた。

以前お世話になった農家さん。
類稀なるストイックさと行動力を備えている
彼のことを周囲の人達は尊敬と驚きを込めて
こう呼ぶ。
「変態農家」

「岐阜の山ちゃんがどうしてここに!?」と
驚いてくれて、満面の笑顔でパシャリ。

めでたいハレの日に駆けつけて
「おめでとう!」と
直接伝えられてよかった。

今後も益々のご発展とご活躍を!

東京駅キッテ

今日は東京駅前の中央郵便局キッテで
八百津町の物産イベント。
私は八百津町役場の職員さんと一緒に
甘酒の試飲。

ごった返しのイベントではないので
翻訳家の方、台湾人貿易商、青森から出てきばかりのお姉さま、埼玉の芸術家、
新潟からの旅行者、日本郵便の職員さん、
香港駐在の方々といろんなお話ができて
うれしかった。

みんな一人一人に歴史やストーリーが
あって、感心しきりみんなすごいなぁ〜!


祭か?

朝の名古屋駅。
せっかく早く着いたのに、東京行きの新幹線は
1時間以上満席。
ちょっと記憶にない事態。
災害でもないのに、こんなことってあるんだな。

朝井リョウの正欲

老眼の私には聴く読書audibleはありがたい。
つくづく便利な時代になったものだなぁ。

朝井リョウは岐阜県出身だし、娘の大学と
同じだしで初めて読んで(聴いて)みる。

とは言え、そもそも小説は読まない私。
読む本なら絶対に手に取らない本を
こうして手軽に聴けるのは世界が拡がる。

鬱々とすると言うか心理描写がいちいち
細か過ぎて「これじゃぁ、朝井リョウさんも
きっと生きづらいだろうなぁ」と
感じてみたり。

男と女で語るのがもはや乱暴なように
やがてLGBTQという呼称で語るのも
すぐに時代遅れになるだろう。
人はなんてひとりひとり違うことだろう。
鬱々としながら時々刺されてるような感覚に
陥ったのが印象的だった。

そうか、この本の装丁のイメージそのもの。


4950円

本を読むのも買うのも好きだけれど
5000円もする本はなかなか買えない。

立山の麓、宿坊廃墟の跡に残ってる石碑に
彫られていたのが寄進者
「名古屋市西区塩町 伊藤萬蔵」

「ん?」
この人の名前どこかでみたことあるぞ。

どこかで見た名前だと検索してみたら
寺社仏閣に石造物を寄付しまくってた
伊藤萬蔵というお爺さんの名前だった。

この方はお米の取引でガッツリ儲けて
北海道と沖縄を除く全国に石造物を
1000件以上に寄付、現在そのうちの
400数十件が確認されている。

どこをどうするとそんなに儲かるのか?と
思うけれど、どこをどうすると全国に
寄付しまくろうと思ったのか?の方が
はるかに興味がある。

さぁ、覗いてみよう伊藤萬蔵さんの世界観。
そんなマインドが覗けるならば、
4950円は高くない。

立山とつながる岐阜・名古屋

日本三大霊山とは富士山、白山、そして立山。

立山の麓に芦峅寺(あしくらじ)と言う
地域がある。
ここにはかつて全国から年間6000人もの
人々が立山信仰に訪れた「宿坊」が
33軒も軒を連ねていた。
今ではごくわずかを残すのみ。

かつて広大で立派だった宿坊や庭園跡は
今では住宅や公共施設などに建て替え
られたり、廃墟や草むらや空き地に姿を
変えてしまっている。

とある廃墟には、かつての宿坊の立派な
門柱「宿坊 泉蔵閣」だけが残っている。

この石柱の裏側にはこの石柱を寄進した人物
「伊藤萬蔵 名古屋西区塩町」が
彫られてあった。

「伊藤萬蔵...?」どこかで見たような名前。。
きっとどこかで見た名前。。。
早速ググッてみてわかった。
「あぁ!どこかで見た名前のはずだわ!」
立山と岐阜と名古屋が一気に繋がった瞬間。

こう言うのをご縁というのだろう。




川の流れと半畳と

富山の岩瀬には江戸〜明治時代にかけて
とんでもないほど、目が飛び出るほど、
おしっこちびっちゃうほど、ガッポガッポ
儲けに儲けた海運問屋があった。
当時の日本全国長者番付上位にあったのが
ここ馬場家。

その中でも私が注目したのがこの畳の大広間。
畳が見たことない配置になってる!
畳にヘリがところどころない。
なんだこの風景は??

案内の方にお聞きすると
この畳の配置は「川の流れ」を
イメージしてのものだそう。
お金も人も川のように次から次に滞りなく
流れてきますようにという意味らしい。

その上、奥の部屋に入る直前の畳にも
またまた驚いた。
その畳はわざと一畳ではなく「半畳」に
しつらえてある。

「半畳」はもちろん商売の「繁盛」に
掛けてある。

気のせいか遠くで大判小判の音がした(⌒▽⌒)


女人禁制で男になる儀式

立山は女人禁制の山岳信仰。
女は生まれながらに地獄に落ちると
信じられてた。
女人禁制にも関わらず、女が救いを求めて
立山に登るとたちまち杉や石に姿を変えられて
しまった。

立山の麓に布橋。
橋のこちらは現世、あちらはあの世。

かつて年に一回、女人が目隠しをして
閻魔堂(現世)から布橋を渡り切り、
姥堂(あの世)で祈りを捧げると
生まれ変われる儀式があった。

布橋を渡るのは、一度あの世に行くと言う
意味だから女人は全員白装束(死装束)で渡る。

目隠しをしたまま橋を渡り、真っ暗な姥堂で
ひたすらお経を読む。
祈りが終わると姥堂正面の戸が一斉に開かれ、
目隠しを取った久々の明るい世界、
すぐそこに立山連峰が広がっている。
「私は生まれ変わった!!」と思わせるに
十分な演出効果だった。

一連の儀式を経て、お寺から女人は男に
生まれ変わったと言う証明書を授与される。
男になった女人はもう地獄に落ちることはない。

男女の解釈からして、今ではあり得ない
この儀式は「布橋灌頂会」
(ぬのばしかんじょうえ)と言う。



立山山岳信仰と立山地獄

立山は女人禁制の山岳信仰の聖地だった。
そこは良き行いをすれば極楽浄土、
悪い行いなら立山地獄に落ちる世界観。

明治の廃仏毀釈で立山信仰も立山の麓の
宿坊も一挙に廃れてしまったけど、
立山には極楽浄土と地獄がいまだにある。

立山は今でも神聖な信仰の地であり続ける。

富山名物お魚さん

富山湾は巨大な生簀(いけす)
お魚さん食べなきゃ。

でもグルメではないから、どのお寿司屋さんに
行ったらいいのかわからなーい。
廻ってない、時価のお店に入る勇気もなーい。

で、富山駅降りてすぐの食堂に。1800円。
もうお魚がはみ出てる見た目も
お味もお腹も満足満足。

いいなぁ〜富山県。
海なし県の岐阜県人の羨望。


富山名物ブラックラーメン

富山県名物といえば観光客にはまず
ブラックラーメン!
それにお寿司とホタルイカ!
そして鰤(ぶり)しゃぶ!

ところが地元の人に聞いてみると「地元民で
ブラックラーメンなんて食べてる人いなよ」
そして
「鰤しゃぶも食べてる人なんていないよ」
「ありゃ、どっちも観光客が作り上げた
名物だよ」
なぁ〜んだ...とちょっとガッカリしたけど

それでは、正統派観光客として
「ブラックいただきます!」900円くらい。
見た目ほど濃くもなくおいしいじゃん。
満足満足。

31年ぶり

31年ぶりの立山連峰。
YMCA時代に多くの子供達を連れて
キャンプしてた。
懐かしさとよくそんな仕事ができてたなぁ〜
と言う感慨と。

めちゃ楽しい!

彼に出会ったのは20歳、
中国でバックパッカーしてたチベットで。

以来彼の大学のアパートのある京都に行ったり
岐阜に来てくれたり。
でも今日は31年ぶりの再会富山駅。

30年の時間を飛び越えて中国や
人生、子供や親の話し。

なんという楽しい話。
なんという楽しい時間。

富山駅近郊にて。

田んぼだった

奥に見える草むらは、
数年前まで地主から預かってずっと
私がお米作りをしていた田んぼ。
ここには6枚の田んぼがあった。

作ってた時は苦労して耕して田植えして
何度も草刈りして稲刈りして稲も田んぼも
大事に思いながら作業をしてた。
それが今ではこんな草むら。
お米を作ってたなんて夢まぼろしのよう。

作ってた当時の楽しかったり苦しかったり
いろんな思い出が蘇ってきて
見るのが悲しく寂しくなる。

これからどんどん捨てられる田んぼが増える。
できる限りの頑張りはしてきた。
でもこれがよそ者の一人の力の限界。

口惜しいけれど、仕方ない。しょうがない。。
日本中の田舎でいま起こっていること。

今日も

今日もよく働いたな。
気付けば外は夜。

最近かつて読んでたバリバリの若者が
好んで読むような、成功とは、人生とは
なんて本を引っ張り出して見直してる。

昔は、ほほ〜ほほ〜と感心ばかりしてたけど、
今では、そうだよね〜と頷けるところと
そこは著者とはまるで違うな〜って
若かった時よりクリアに分別できる。

歳を重ねていくってこう言うことなんだな。

人生にも仕事にも他人様のマニュアルは
ほんの参考にはなるけれど当てはまらない。
一人一人が違う脳みそを持ってるんだから
一人一人が違う道を探し当てるしかない。

がんばれ若者。
がんばれオレたち。

ラブレター

月一度のペースでお客さんに書くお便り。

29年✖️12ヶ月➖4ヶ月🟰344
飽き性の自分が、これだけは一回も
欠かしたことがないのに自分で少し驚く。

今月で344通目のラブレター。
ラブレターなんだから、必ず手書きで
パソコンは使わない。

お客さんの中には毎月のお便りをずっ〜と
ファイリングしてくれてる方もいる。

男にしてはまあまあ字が上手いねと
言われることがあるけれど、
子供の時はミミズが這うような字だと
よく言われてたし実際酷かった。

それがまあまあになったのは中学生の時
好きな女の子にラブレターを書きまくって
こんな字じゃ恥ずかしい🫣と思ったのが
きっかけ。

中学生ってもう45年も前じゃん!!

戦略的に

一部ではとても売れてる本「未来の年表」
去年買った本をおさらい。

これからの日本は何もかもが
足りなくなっていくと言う愕然とする本。

その中でもすきな言葉が「戦略的縮む」
というキーワード。

人口減、高齢化で日本全国が
これから疲弊していく。
もうひと昔前の豊で強い日本には
戻らないだろう。

しっかり意識してノスタルジーではなく
未来を見据えなさいと著者は
メッセージを送る。

なんとなくではなく、もはや、
すぐそこまで来てる現実の世界。
この本は予言ですらない。

弱くなったな

35年前に留学してた北アイオワ州立大学の
現在の外国人留学生。

当時は5人に1人は日本人留学生が
占めてたけれど、写真では
今は日本人学生は見つけられない。

当時の日本円は強かった。
日本の物価より高いと感じたのは
電池とタバコくらいしかなかった。

日本人が少なくて、一番安い学費と滞在費を
選んでこの大学を選んだからか留学してた方が
よほど日本にいるより安くついた。

今やアメリカではラーメン一杯が4000円も
すると聞く。
昔のアメリカと今のアメリカではまるで
違う国のようだけど、逆に日本も
留学生の数も円安も残念なくらい
弱っちくなってしまったな。

35年前とは言え、いい経験をさせてもらったな。

初雪

ついこの前まで暑い日が続いていたのに
一挙に寒波が到来、初雪。

ここは標高600m、
100mにつき気温は0.6-0.7℃低くなるから
下の街に比べて3-4℃違う。

ああ、やってきたな。。。
もうすぐ仕事場は一日中氷点下、
身体の芯まで冷える極寒の世界に覆われる。

イスラエルの戦争犯罪

イスラエルの戦争犯罪。
なぜガザのジェノサイドは止まらないのか。
よくまとまってると思う。

https://youtu.be/Sb-Bxh-AnIo?si=1eO2mtuQyFTZIZCP

圧倒的な力の差、これはジェノサイドまたは
同じ人間とは思わない屠殺の様相。
これは戦闘でも戦争でもない。

こんなことが許されていいはずがない。

アメリカの化けの皮

一つの鋭い視点。
よくまとまっていると思う。
アメリカの化けの皮。

https://youtu.be/UnmFf8EchZU?si=ZB01oXG2V9Pfstgh

だからいろんな国に戦争を仕掛ける。
アメリカはガザのイスラエル軍を
止めない不思議も頷ける。

いのちある限り

最近急に寒くなった田んぼは、それでもまだ
切り株から再生した稲がかすかに緑。

一昔前ならこの時期寒すぎて
とっくに枯れて死んでたのに
気温が高かったから稲は最後までいのちを
全うしようとしている。

ある者はそこ小さな葉の先に
小さな穂までつけて。
生きようとするその粘り強さ、見習いたい。

「本当ですか?嬉しいです」

田舎にはなく、故に田舎者が苦手なこと。
渋滞。行列。

有名家系ラーメンの末廣屋。
店の前から路地裏に伸びる待ちの
お客さんの列はざっと40人はいようか。
 
こんな列に並ぶことは普段は絶対に
あり得ないのだけど、せっかく横浜まで
来たのだからと40分待ち。

美味しかった。
店主とも少しだけやり取り。
いい男だな。
「美味しいかったです」と店主に
伝えると「本当ですか?!嬉しいです!」
って、新人さんの反応みたい。
有名店なのにちょっと意外な反応。

店を出る時もう一度「美味しかったです!」
店中の店員さんがそれを聞いて心から
喜んだ顔をしてたのが印象的。
なんだこの喜びようは。

あー、そうか、
有名店は美味しくて当たり前だから
お客さん「美味しいかったです!」って
あんまり言わないんだな。

演劇とラーメン

もうおよそ30年も前に横浜からお米農家に
なりために岐阜の山の中に引っ越してきた。

都会に未練はほとんどなかったけど、
引っ越し前に2つだけは心の中で諦めた。

一つ目はよく行ってた東京での
演劇を観ること。
二つ目はレベルの高いラーメンが
食べられなくなること。

今日は念願か叶ってずっと行きたかった
横浜は末廣家に。
数少ない正統家系ラーメンの聖地。

神奈川大学アイスホッケー部サポーターズクラブ設立

2023年11月11日。
奇しくも日付はスタート1111。

神奈川大学アイスホッケー部
サポーターズクラブ設立。

設立はOB、現役、父兄、友人ら
まずは20名からのスタート。

廃部の危機に瀕してる我らが神大
アイスホッケー部を支えていこう!

今日は、遠くは岐阜、栃木、仙台、
長野市からも熱い人達が集結。
サポーターズクラブのキャプテン(会長)には
29歳と若くて有能な白石さん。
  
この会を立ち上げるために、この日のために、2ヶ月間ほぼ毎週のように
岐阜の山の中から東京横浜を往復してきた。
こんな小さな会でも何もないところからの
立ち上げだからいろんな出来事や
ハードルや出会いがあって
まるで映画のようだったな。

自分もよくがんばりました💮

私の役割はとりあえず一旦ここまで。
さぁ、これからは若い人たちが中心に
なっての展開。
心から楽しみでならない。

登場人物

最近はとても山の中に住んでるとは
思えないほどの人に出会っている。

それもそのはず、東京横浜と岐阜を
かつてないほどの頻度で往復してるから。

「人生は筋書きのないドラマ」とは
誰が最初に言ったのだろう?

最近は出会う人出会う人が小説や映画の中に
出て来る登場人物のように感じられる。
ほ〜ここでこの人が登場!
ほ〜このタイミングでこんな台詞を!

登場人物の一言一言もまた映画か演劇の
一コマのように感じられて面白いったら
ありゃしない。

さぁ、今日はどんな登場人物が
どんな台詞とともに現れるのかな。
どんな一日のシナリオが待ってるのだろう?
そう思うと毎日が楽しい。

行動経済学

多分今までの経験から自分の感覚で
行動経済学なんて習わなくてもできてること、反対にバイアスがかかってしまい
常識に囚われてることの両方あるのだと思う。

自分の中での答え合わせと今後のヒントに
行動経済学なるものを覗いてみようと思う。

経験より学問が上回るのか、
学問より経験が上回るのはどんなところか?
楽しみ楽しみ。

往復

このところ週末は東京横浜〜岐阜を
ずっと往復している。

母校神奈川大学が駅伝や野球など有名どころ
を除きスポーツ推薦枠を廃止。
それに伴い数多くの部活が廃部の危機に
瀕している。

今回はなんとかそれを食い止めようと、
推薦枠を外された8部活のOBが集まっての
対策会議。

空手部、アメフト、スキー、ボクシング、
剣道、ヨット、ゴルフ、そして
アイスホッケーが一堂に会して。
みんな卒業してもう何年も経つのに
さすが運動部OBの集まり、みんな熱い。
すごい人たちに出会えた。


お待たせしました

製造が追いつかず、ふるさと納税の寄付者の
一部の方々には約1ヶ月もお待たせして
しまった甘酒がやっと発送完了。

長らくお待ちいただい方々には
お詫びそして感謝申し上げます。

在庫も復活しホッと一安心。
さぁ、どうぞどうぞ、
バンバンご注文ください。


変わる

今日の新幹線の車内販売はよく売れただろうな。
今日で新幹線の車内販売は終了。
昔は食堂車とかまであったのにな。
子供の時新幹線の車内販売で買ってもらった
アイスクリームはなんだかすごく高級に
思えた。
開けた蓋をペロペロ舐めてたら叱られたな。
変わる変わるどんどん変わる。

やったぁ!

母校神奈川大学アイスホッケー部
関東1部リーグの入替戦。

2部リーグ上位の駒沢大学戦は
9対1の大差で勝利。

1部と2部では大きな実力差があると
聞いてはいたが、実際にこんなにも
点数差がつくとは思ってなかった。

現役選手たちの父兄の方々ともお友達になり
点が入る度に大喜び。

ドキッ

秋の稲刈りで田んぼにこぼれ落ちた種が
芽を出し葉を出してこんなに育った。

やがて気温が下がり、更に霜が降りると
全部枯れて死ぬ。
でもそれまでは健気にどこまでも
生きようとする稲の生命力や
自然の摂理にドキッとさせられる。

自然の法則に従えば物事はうまく行くし
あまりに人為的だとうまく行かない。
自分に今やってることは果たして自然の法則に
則っているだろうか。

なんと言う再生力

「ひこばえ」と呼ぶ。
刈り取った稲の株から新しい葉っぱが出て
更に穂まで出す。
なんと言う生命力だろう。
刈り取られても再生する力。
このしぶとさ、あやかりたい。

苦しくなるけど

行きたいところに行け、食べたいものを食べ、
やりたいことをやり、安心して寝る。

シリアもウクライナもロシアもガザも
イスラエルでもそんな当たり前の幸せが
なくて毎日苦しい思いや悲しい思いを
してる人がたくさんいるのに、何不自由なく
ご飯を食べてお風呂に入り仕事や遊びも
できてる自分に時々無性に申し訳なく感じたり
ひどく悲しく感じることがある。

かと言ってできることはほとんどない。
善意の募金も結局は武器に変わるだけ。
バカな政治家や指導者や武器商人によって
これからもずっと戦争が止むことはない。

熊鹿猪

仕事場は山の中にあるから猪、鹿と遭遇
するのは当たり前。
ところが50mも離れてない所で2日連続で
熊の目撃情報。
一部ではそれは山ちゃんだったのでは
ないかと。いろいろ勘弁してほしい。

新米の香り

新米の香りはしあわせの香り。
もうありがたくて。
お米になるまでの一年のいろんなことを
思い出しながら、いただきます。
しあわせ。

うらら命日

今日は愛馬うららの4回目の命日。
17年も一緒に暮らしたから娘のような存在。

4年前の今日は気が狂ってしまうのではないか
と思うほど人生で一番辛い日だった。
次の朝、泣き疲れて少しだけ寝て起きたら
「ああ、うららが亡くなってからもう
1ヶ月半も経ってしまった」と
また泣き続ける。
亡くなったのは間違いなく昨日なのに
完全に時間の感覚がおかしい。
後にこれは強烈なストレスによって起きる
異常な精神状態「離人症」だと知った。

うららが亡くなってすぐ、うちでは考えられ
ないような超大型の甘酒の契約が決まった。
それからは毎日信じられないくらいたくさんの
注文が入り出荷作業で休む間もない日々。
悲しくてたまらないのに
無理にでも忙しく仕事をしなければならない。
そのお陰で廃人にならずに済んだ。

うららがあまりにも悲しむ私を見て
上から咥えて持って来た仕事だったの
だと思う。
それからもうららは私を心配してか、
いいも悪いもいろんなものを
咥えて持ってくる。

うららは亡くなって馬頭観音さんになった。
馬頭観音になって今でもずっと私たちを
見守ってくれている。
仕事場でも家でも「お父さん私はここよ」
うららが見てくれてると感じられることが
毎日のように起きる。

いつの日かまたうららの大好きな
ブラッシングをしてあげよう。
いつの日かたくさんの草と水をあげよう。
いつの日かまた一緒に散歩して
たくさん褒めて優しく撫でてあげよう。
うらら、その日がきたら
ちゃんと迎えに来るんだよ。
その日が来るのをお父さんは楽しみにしてる。

それまでは、うらら、これからも
私やみんなを見守っていてください。




イギリスもアメリカも大嫌い

イスラエルとハマスの戦争で100万人を超える
人達が不幸のどん底にある。

どこに原因があるのかもう何年も前に
本を読んだことがあった。

原因の原因は1915年から始まるイギリスの
アラブに於ける三枚舌外交と三枚舌条約。
この三枚舌外交を知って以来私は
イギリスが大嫌いになった。

そして決定的なのは1948年にアメリカが
無理やりパレスチナ人を追い出して
イスラエルをこれまた無理矢理
建国させちゃったことにある。


以来、アラブ諸国は何度もイスラエルに
「そんな無理矢理の建国はないだろー!💢」と
何度も中東戦争を起こすけれど、
アラブ諸国が束になってかかって行っても
イスラエルたった一国に勝てない。
逆に戦争が起こる度にイスラエルは領土を
増やし続けてきた。
それほどイスラエル軍は昔からすごく強い。
投石 対 核兵器 あまりにも差がある。

報道やマスコミは最低限のイスラエルや
周辺諸国の歴史を伝えたほうがいい。



久しぶりの嬉し泣き

神奈川大学アイスホッケー部。
理由もなく大学から推薦枠を撤廃され
廃部の危機すらある中で関東リーグ1部で
頑張っている後輩達。

現実は厳しくこのところ連戦連敗。
それでも今日は応援に行った同期から
吉報が届いた。
強豪東海大学相手に7-6で勝利。

部員減少、経済的負担も増える厳しい
境遇の中でなんとか耐え、もぎ取った
勝利の意味が私にはよくわかった。

嬉しくて泣いた。
この歳でも嬉しくて泣けるんだなぁと
自分でも少しびっくりした。

単純化は危険

ウクライナは正義でロシアは悪。
イスラエルは正義でハマスは悪。
アメリカは正義でイランは悪。
日本は正義で北朝鮮や中国は悪。

ものごとそんなに単純じゃないし
そんなに単純化させたら幼稚、
やめた方がいい。
単純化させることで思考がストップして
危険極まりない。
じつに気持ち悪い。

鉄製の檻でイノシシを捕獲するのに
檻の中に米糠を撒く。
美味しい米糠の匂いに釣られフゴフゴしながら
イノシシは檻の中に入って行く。
その先はどうなるのかなんて考えてない。
イノシシの体全体がとうとう檻に入った
ところで檻はガシャン!!!と閉まる。



新米販売はじまりはじまり


ご予約頂いていたみさなんお待たせしました。

今日から今年の新米をお届けします!

今年の新米もピッカピカでうれしいなぁ〜
ありがたいなぁ〜と
今日からバンバン発送してます。

3時間

廃部の危機さえある母校神奈川大学
アイスホッケー部は専修大学に完封負け。
それでも関東一部リーグ。
1部リーグって、私たちの時代には
考えられなかった高いポジション。
がんばれ後輩たち。

今日は首から肩が我慢できないほど痛くて
整体に。同じ歳の整体の先生。
私が特別扱いなのか?それともみんなにも
そうなのか?
マッサージしてくれる時間がいつもおかしい。
最短2時間半、普通3時間、最長3時間半。
今日は3時間で4500円。
3時間坂上二郎の都市伝説話で盛り上がった。

密かな

私が密かにそして一方的にライバル視している
俳優古田新太さん。
同じ歳。
なにかどこかが他人とは思えない。

同じ歳にもう一人、ドリカムの吉田美和さん。
全くまるで違う吉田美和さんには
何のライバル感もない。

うらら、会いに来たよ

うちには17年間一緒に暮らした馬がいた。
名前はうらら。

馬は神様の遣いとしてよく御神馬として
寺社仏閣に登場するけれど、
うちはうららが守り神さま。

今日は隣町の馬頭観音のお寺。
うららにお礼を言いに会いに来た。
亡くなってからもうすぐ4年経つけど、
ずっと上から見守ってくれてると
いつも感じてる。

29年目の稲刈りも無事に終え、もうすぐ
新米の出荷を迎える。
ありがとう、うらら。
これからもずっと見守っててください。

寄付金額の変更11月〜

〜お知らせ〜
八百津町ふるさと納税の返礼品、
甘酒3本セットは11月1日から寄付金額が
現在の5000円から5500円に
(または6000円)なります。

うわっ!

スマホが発する電磁波の動画を見てしまった。
スマホの前に測定器。

普通にスマホから出てる電磁波の数値が3。
ところが充電中のスマホの前に測定器を置くと
数値はなんと300以上に跳ね上がった。
(肝心の数値の単位を見損ねてしまった)

充電しながらのスマホ使用は
通常の100倍以上の電磁波が出てるから
危険ですという動画を、まさに充電中の
スマホから見てしまった私。

瞬間「うわっ!」スマホから
充電のコードを慌てて外した。遅し。

そう言えば、まだ携帯がで始めた頃、
体調がいい時に携帯を耳元に近づけると
携帯からボワァーンと何かが出てるのを
身体が感じ取ってたのを思い出した。

充電中のスマホに近寄らないこと。
充電中のスマホを使用しないこと。

てんやわんや

ふるさと納税制度が一部10月1日から改正され
その駆け込み需要で、特に返礼品の甘酒は
予想を遥かに超える受注をいただいた。

連日返礼品の発送作業に追われて
とうとう余裕で楽勝だったはずの
甘酒の在庫が心細くなってきた。
ふるさと納税の返礼品は出荷制限に。

ありがたい。
メタクタに忙しい。
てんやわんやの大騒ぎ。
うれしい悲鳴とはまさにこのこと。





映画 福田村事件

映画 福田村事件。
随分前から知ってた事件だけど、私の好きな
森達也さんが監督してるから
見ない訳にはいかない。

関東大震災後に千葉県で香川県からやって来た
薬の行商団が朝鮮人と間違われ、女子供を含む
9人が自警団により殺害された事件。

社会主義者、赤、穢多、嫁姑、間男、朝鮮人、
部落、天皇、軍隊などなど差別に関する言葉が
これでもかというほど出てくる。
自分は差別する側で、同時に差別される側
でもあると否応なく映画に引きづり込まれる。

「朝鮮人が井戸に毒を投げ込んだ!」
などの噂やデマ、関東大震災の混乱に
乗じ殺害された政治犯や朝鮮人は
6000人にも及ぶと言う。

行商団が日本人なのか朝鮮人なのかで
揉める中「朝鮮人なら殺してもいいのか!?」
と行商の頭が叫ぶシーンがある。

自分にはウクライナ侵攻で
「ロシア兵なら殺してもいいのか?!」と
叫ぶ声にも聞こえた。



校歌独唱

35年前にここで私も選手として試合に出てた
東伏見アイスアリーナ。
関東大学アイスホッケーリーグ1部B、
母校神奈川大学 対 立教大学戦。

35年後の後輩達が試合開始前、氷上で
整列するタイミング。
私は観客席で一人立ち上がり
「かながぁ〜わだいがくぅ〜!!♪」
校歌を独唱した。

リンク中に響き渡るように、後輩たちの
胸に届くように、できる限りの大声を
張り上げ、ところどころ声も裏返りながら。

相手は北海道をはじめ強豪の高校から
セレクションをたくさん獲っている
チームに対し、神奈川大学は選手推薦枠を
2年前から廃止され部員も減少、
廃部の可能性もある中、選手達は本当に
よく頑張った。
結果は2-8

選手たちありがとう!
小山田監督、コーチ陣、マネージャー、
一緒に応援したみんなありがとう!



神奈川大学アイスホッケー部の危機

私の出身
神奈川大学アイスホッケー部が存続の危機。
原因は大学のスポーツ推薦枠が無くなって
しまったこと。

他大学ではスポーツ推薦枠が増えてる中で、
なぜか「神奈川大学だけが時代に逆行」し
アイスホッケー部をはじめ多くの部活で
推薦枠が撤廃され存続の危機を迎えている。

推薦枠撤廃に説明もなく質問も受け付けず
あまりにも理不尽、あまりにも乱暴な
大学の決定に多くの部が嘆願書を提出。
空手部総監督が先頭に立ち2年越しの
粘りの交渉でやっと学生課による
OBヒアリングまで漕ぎ着けた。

今日はアイスホッケー部監督から
推薦枠復活に向けOBヒアリングに臨んで
欲しいと依頼を受け、はるばる岐阜から参戦。
現役からユニフォーム、勝負服をお借りして
さぁ、自分のために後輩達のために
いざ、神奈川大学学生課に。




ふるさと納税駆け込み需要

10月1日からふるさと納税の規定が変わり
返礼品は実質値上げになるとの報道。

うちは10月からもふるさと納税返礼品の
金額に変更はない。

ところが駆け込み需要の影響で、
去年の同時期の3倍を超える受注。
毎日てんやわんやの大騒ぎ。

ありがたいなぁ〜ありがたいなぁ〜
ほんとうにありがたいなぁ〜。


参りました

愛知県美浜町小野浦に「廻り船と音吉記念館」
そこの樋口館長と。
音吉は元々江戸に向かう廻り船の船員。

有名なジョン万次郎の9年前に嵐で船が漂流、
14ヶ月後12人中3人だけが生き残り
流れ着いたのはアメリカ。
インディアンの村から振り出しに
数奇な運命を辿りイギリス、シンガポール、
マカオに上海と渡り国際人として成功する。
結局帰国は叶わず49歳で亡くなる。

樋口館長はこの廻り船の船主の御子孫。
つまり音吉の雇い主の子孫。
私費を投じてこの記念館を立ち上げられた。
勉強家で恐ろしいほどの知識量と記念館を
作ってしまう行動力。
廻り船や音吉についての説明を
お聞きするたびにおおお〜ほほほ〜

ちょっと意地悪して答えられないだろう
質問をしてみるけれど、ぜーんぶ見事に
お答えになる。
なんとも恐れ入った。。

館長さんは別に本職を持たれているので
記念館を観るには要予約、ダメ元でお電話して
開けていただき、いやはや大満足以上の展開に
「ありがとうございました!」
入館は無料なのにずっとマンツーマンで
説明頂いたので館へ感謝のご寄付を少し。

君は灯台内部を見たことがあるのか

ただただ螺旋階段しかない。

台風で上の階に浸水しないよう、
階段途中で蓋ができるようになってる。

灯台守がいた当時は台風が来ると
灯台守は家族をほっといても狭い灯台に
一晩中一人で詰めて灯台を守ったそうだ。

灯台は守れたが奥さんとの仲は壊れた😆
とボランティアガイドさん。

君は灯台のてっぺんを見たことがあるか

灯台のてっぺんは避雷針。

光源はいまはLED照明だけど、昔はガス燈。
ガス燈がよく燃えるように、また、
内部で灯台守が酸欠やガス中毒に
ならないようてっぺんには細かい無数の
空気穴がたくさん開いてる。

切り替え

今年のお米作りを終えてこれから来年に
向けてと新米発売へのシフトチェンジ。

山の中に住んでるから切り替えには時々
全く環境が違う海を見に行く。

灯台は海上保安庁の施設。
たまたま公開日と重なり、生まれて初めて
灯台の内部を通って頂上まで。

内部は人一人がやっと通れる
狭い螺旋階段で5階建構造。
最上階への螺旋階段は私の肩幅より狭い。

ボランティアガイドさんが
各灯台により点滅間隔が違っていて、
船乗りはその点滅の仕方で一目で
どの灯台かを見極めるのだと教えてくれた。

ところ変われば知らないことばかり。
この灯台は1921年〜、100歳以上で
昔は灯台守がいた。

秋終了

稲刈りが終わり一週間。
今日は小嶋さんに手伝ってもらいコンバインと
トラクターと軽トラを洗ってあげて倉庫に。
これで秋作業はやっと終了。

一旦気持ちを区切って月曜日からは
来年に向けての作業が始まる。

一日の作業を終えてふと見上げると
「よくがんばりました」と空の色。

おいおいおい

朝一発目からパソコンがキャンキャン鳴き
バンバンウイルス感染警告。

マカフィー入れてんのにもう期限が
切れたのか?とこの画面をクリックして
進んでいくと、やっぱりマカフィー期限
切れですの表示。

これ偽表示。

入金手続きしてしまった。。
すると正式にマカフィーから返事があったけどなんかおかしい。
マカフィーに直接電話すると「確かに入金は
ありました」と返答。

じゃ偽サイトに入金したわけじゃないのね。

って、安心してる場合じゃない。
複数の偽ウイルス感染表示から誘導されて
結局本物のマカフィーに入金って、
セキュリティー会社としてどうなのか!

きっと同様のクレームが多いのだろう。
マカフィーすぐ返金に応じた。

ウイルスから守ってくれるはずの
マカフィーが、偽ウイルス感染表示から
余分な契約させちゃうなんてタチが悪い。

新米は10月10日から〜

一人だからあれやってこれやって
これやりながらあれもしてと
一日があっという間に過ぎていく。

お陰様で稲刈りが終わってからも
ずっと忙しく作業と出荷に追われる日々。
商売してる者にとって忙しいって
心からありがたい。

さて、新米販売はいつもの年と同じく
10月10日から〜。

名ばかりの無記名

八百津町から住民アンケートが来た。
ふるさと納税でも大変お世話になっているので
書いてみようと。

ところが上から順番に50代、男性、
福地地区、居住歴年数、職業、何人暮らし、
のなど設問を記入したところで気付いた。

 「これ!
完全に個人が特定できちゃうじゃん!」

まず50代+福地で20人以下?に絞られ
+農業=完全に私一人しかいない。

無記名となっているが、それは
名ばかりと言うか(うまい)、名前を
書いたのと同じ。
個人が100%特定される
無記名アンケートって!!怖っ!

町や議会の批判とか改善策とか
本音で書いたらどうなるんだろうなぁ〜。
提出提案して協力したいのはやまやまだけど
「出せないじゃんね。これ。。」
やめとくことにした(泣)


タンパク質欲しさに

やっと読了。
バッタが何をどう食べるかから始まり昆虫や
ヒヒ、オラウータン、ゴリラ等のデータから
人間の食欲のメカニズムを解き明かした本。

最新の栄養学なので栄養士さん達に
読んでもらいたい。

この本を一言でまとめるなら
「人はタンパク質が足りないと感じると、
それを補完しようと余計な炭水化物を
摂り太る」

ジャンクフードはタンパク質の味がしながら
低タンパクで欲求を満たすために
どこまでも食べちゃう危険な食品。

ただし高タンパク食は寿命を縮める。
最も寿命が長くなる食事は
低タンパク高炭水化物の食事だけど、
それは肥満の危険も孕んでいる。

結局は今までよく聞く
「食物繊維が豊富でバランスのいい食事を
摂りましょう」と言うなんの変哲もない
結論を言ってる最新研究。

360ページも読んだけど、なぁ〜んだ、
最新研究、結局そこなのね、最新研究。









あるある

2018年2月に、米農家なら一生のうち一度は
見ておかねばと中国雲南省元陽は世界一の棚田。

超観光化された展望台テラスの入場料は
100元もしたけど払ってから気づくあるある。
「これ脇道からヒョイッと入れるじゃん!」

景洪という街から地元民に聞き元陽まで
オンボロバスで1泊2日。とんでもない
ガタガタ道と10数箇所の検問所で停められ
挙句に最後はぼったくりタクシーでないと
辿り着けないシステム。

検問所では停められたオンボロバスに
自動小銃を持った兵士が
乗り込み必ず一人一人身分証をチェック。
その度に必ず
「貴様日本人か!何しに来た!」と
私一人だけが兵士たちに検問所の別棟まで
連れられて15分は尋問や荷物チェック。

それが10数箇所の検問所で毎回毎回
繰り返されるので、同じバスに乗った
中国人はたまったもんじゃない。
「おいおいまたかよ!!
あの日本人のせいでバスが
全然進まないじゃないか!
おのれ日本人!」

みんながイライラするのがヒリヒリするくらい
わかるので、バスの乗り込んで来る兵士に
シラーッと「中国人ですがなにか?」態度作戦を取るものの、どこからか日本人の
品の良さが出てるのか必ず捕まる。

その度に乗客全員の「おいおい!またかよ!」冷たい視線が倍増するので
バスが検問所に着きそうになったら
「はーい🙋わたくし日本人でーす🙋」
と堂々とパスポートを片手にバスから
率先積極的に降りることにした。
この方がバスが待たされる時間は短い。
多少中国人乗客の冷たい視線が
和らいだ気がしないでもない。

こうして1泊2日苦労して辿り着いた元陽の
麓の街は棚田までのぼったくりタクシーの
巣窟。値段交渉に英語と中国語で
2時間はまくしたて。

さて、帰り道もオンボロバスなのかと
諦めかけていると、見つけた!
なんだ!!!?あるじゃん!高速バス!!
行きはガタガタ道、10数カ所の検問所、
オンボロバスに、知らないちっちゃな街に
泊まらなきゃ行けない1泊2日だったのに....

帰り道は快適大型バスで高速道路、
僅か3時間の旅、検問所たったの1箇所
下車の必要無し。
それで運賃はたったの1.5倍。
「おい!!!!!!!!」
と叫びながら高速バスの
リクライニングシートを倒した。

腹立たしいのか嬉しいのか
もはやわからなかった。



終わりは始まり

稲刈りに続いて今日は籾摺り作業も終了。
お米にする自社の設備機械たちを
清掃して元の配置に戻れっ!

惣ちゃん軍ちゃん清さん小嶋さん
ありがとうありがとう!

まだまだ片付けや残務の作業は
目白押しだけど、玄米にする作業までは
無事に終えて一安心一安心。

終わりは始まりの合図。
10月10日から新米販売スタートに向けて
明日からもがんばろう。

感謝の稲刈り

お天道さん
稲たち
田んぼたち
手伝って下さった仲間たち
コンバインに乾燥機に籾摺り機
そして29年目の私自身

ぜんぶぜんぶありがとう

小嶋さんと軽トラとコンバインと私

無事に稲刈りが終わった。

いろんな大きなトラブルに見舞われるのが
普通の稲刈りなのに、今年は誰も機械も
故障や怪我がなく順調そのものだった。

軽トラと小嶋さんとコンバインと私の
組み合わせは、また来年。

そもそも

お米を作っている。
お米を売っている。
お米を食べている。

そもそも自分は何をしてるのだろう。
そもそも食欲とはなんだろう。

分かっている気になっているだけで、
自分がしていることや
そもそも食欲みたいな根源的なことを
ちゃんと答えられる人は少ないと思う。

まだ読み始めだけどなかなか面白い
展開になってて期待大な本。

リーチ

稲刈り順調順調。
今年の稲刈りも金曜日で終わる予定。

田んぼのど真ん中で「リーチ!」と叫ぶ。

うれしいなぁ。
ありがたいなぁ。
もうちょっとでおわり。

2000

楽天市場のふるさと納税で「甘酒」と
検索すると全国からなんと2006件が
ヒットする。

そんな中、ありがたいことに今日は
「山ちゃんの甘酒」3本セットが全国1位、
6本セットが全国2位、12本セットが全国15位。

順位は刻々と変わるし、順位のために
仕事してる訳ではないし、上位を制覇しよう
なんてももちろん思ってない。

それでも一生懸命作ってるうちのお米が
こんなにもたくさんの方々に受け入れて
もらっていることはなんともうれしい☺️
なんともありがたい☺️

これからもがんばろう。

米屋のカリスマ

お米業界でこの人を知らなければモグリ。
米屋(株)スズノブの西島豊造さん。
東京都立大学前が本店だったか、
米屋さんのカリスマとして
もうずっと前から有名。

あれは25年も前だったか、彼を初めて
テレビで見た時は、米袋を肩に担ぐだけで
何㎏なのかを正確に当てられる米屋としての
登場だった。

ところが本番で彼が肩に担いだ米袋の
重さの答えがハズレ。
レポーターが焦ってもう何回か
チャレンジさせるも全部ハズレ。
だから若かりし頃の西島さんのことは
よ〜く覚えてる。

知ってるつもりのお米をもう一度勉強
してみよう。
お米なんて30年近く作っててわかったような
気になることもあるけれど、やっぱり
知れば知るほどわからない知らないことばかり。
どんな発見があるかな。

大人の塗り絵

今年は晴れ男が手伝って下さってるお陰で
稲刈りは順調順調。

今日も稲刈りを終えるまでお天道さんが
雨を我慢してくれ、刈り取りが終わって
10秒後にザーッと降り始める幸運。

さて、一年以上ぶりにに写経。
写経と言っても薄く印刷されてる
お手本文字を筆ペンでなぞるだけ。
なんだか大人の塗り絵みたい。

下手だからこそ、うまく書こうと
しちゃうけど、そんな心を打ち消して
一文字一文字「ありがとう、ありがとう」
と思いながら書きなぞってみる。

今日も

籾摺りに草刈りに稲刈りにと
今日も朝から晩まで一日よく働いた。

怪我なく機械も故障させず、いかに効率よく
段取りよく、稲刈りを進めていくかを
毎日考えているけれど。

高齢だったり、病気や怪我だったり、
機械の故障だったり、経営上の問題だったり、
台風や水害に襲われて稲刈りしたくても
できない同業者がいて。

若い時には思わなかったけれど、
こうして何事もなく一日よく働けただけでも、
なんともほんとうにありがたいことだと
夕陽を見ながらしみじみ思う。




ちょっとさみしい

稲刈りが順調に進んでる。

朝見回る生き残りの田んぼも段々少なくなって
少しずつ精神的にも楽になっていく。

ありがたい限りだけど、半年間田んぼで
見守り続けてきた稲たちの姿がなくなって
いくのは、なんだかちょっとさみしくなる。

銀シャリ

ただただ白いご飯の上に卵、海苔、いくら、
ふりかけ、漬物、なめ茸などなどシンプルな
おかずを乗っけただけの写真を集めた本。
シンプルなのにじつに美味しそう。

今はお米あまりの時代だけど、日本人は
ずっと食べるのに苦労してきた歴史。
庶民がお米を十分に食べられるように
なったのはやっと戦後のこと。

それまではお米は権力者の食べる贅沢品、
貨幣の代わり、富の象徴でもあった。
麦混じりではあったけれど軍隊に行けば
お米がお腹いっぱい食べられるのを心底
楽しみにしていた若者は多かった。

銀シャリのシャリとはお釈迦様の骨、
仏舎利が語源、輝くほど艶やかな
白飯のことを言う。
日本からの食糧が途絶えた南方戦線で
「もう一度銀シャリを食べたかったな」と
言って餓死していく兵隊も多かった。
「銀シャリ」という言葉を聞くと私は
お米に対しての羨望の感とそこはかとない
寂しさをいつも感じてしまう。

今は飽食の時代。
ご飯のことをわざわざ銀シャリとも呼ばない。
外国産小麦でできたパンやパスタや麺が
お米を駆逐して、そのかわり農家は
田んぼでお米を「作らないと」僅かな
減反補助金をもらえる。

一度耕作しなくなった田んぼが再び
お米作りの田んぼに復活することは
ほぼほぼない。
街では田んぼはビルや住宅地、工場敷地に
姿を変え、高齢化した田舎ではどんどん
荒地と化している。
銀シャリという言葉も
もうすぐ通じなくなるに違いない。

日本の人口1億2千万のうち輸入が止まれば
10分の9は餓死する。
国を守るってアメリカ製の一機100億を
遥かに超す戦闘機やミサイルを
買っている場合か、さめざめと泣けてくる。
そんなことにうつつを抜かしてる間に
今まで足元から地域が崩れていく過程や
田舎の現状をまざまざと見てきた。

どんどん急速に廃れ荒廃していく田舎の
田んぼを見ていると、日本人は一体どこに
向かってるのか、いや、連れられていくのか
心底不安になることがある。

幸いウチにはお米は売るほどある。
ウチがお米を作ってる間は、
もし万一なにかエライことが起きたら
家族を連れてウチを目指して来てほしい。
ずっと前から本気でそう思って
お米を作ってる。




惚れ惚れ

惚れ惚れするほどきれいに実った稲穂。
この黄金色の稲穂を見るために頑張ってきた。
ずっとお米作りを続けてきた。
なんて美しいんだろう。
なんて嬉しい風景だろう。
もうね「ありがとう」しか言葉が出てこない。

一番弟子酒井くんの稲刈り

バイクでユーラシア大陸を横断し
元4回戦ボクサー、フルマラソンを走り
野球ではピッチャーの私から見たら
バケモノ酒井くんは私の一番弟子。

他にも何人かお弟子さんがいるけれど、
お米の基本的な作業くらいしか教えてなくて
それぞれ好き勝手な農法をしてる。
個人個人好き勝手な農法が一番一番。
うちでの一年間の研修が終わったら
田んぼはそれぞれのサンクチュアリー。
一切口は出さない。

酒井くんの収穫は、うちのような
大型コンバインでなく手間はかかるけれど
小さな機械を駆使して、昔ながらの
ハザ掛けでお米を乾燥させる。

有機農業の方が上だとか、大型機械を
持ってるのがすごいとか、逆に全て
手作業にこだわってるのが素晴らしいとか、
そんな幻想は犬と鯨とニワトリとカエルの
どれが優れてるかを比較するようなものだ。

犬は鯨よりずっと小さいし、
鯨はニワトリのようには卵を産めない。
ニワトリはカエルのように泳げない。
どっちが上だなんてない。
どっちが好きかはそれぞれあるけど。
どの動物も他の動物を羨んだり
他の動物になろうなんてしないで
自分のいのちをまっとうしてる。

農家が偉いとは思わないが、同じように
例えば国会議員が偉いともまったく思わない。

酒井くん、怪我なく無事に稲刈りを終えてほしい。


コンバイン運転席からの風景

稲刈りでは一日中コンバインの運転席から
こんな風景。

写真からではわからないけれど、運転席の
真下では48馬力のディーゼルエンジンが
ずっと爆音と高熱を、刈り取り部からは
大量の埃を放っていて環境はなかなか劣悪。

稲から出る大量の埃はケイ酸質と言って
細かいガラス繊維のようなもの。
首周りや腕から入り込みチカチカチクチク、
お風呂で流しても落ちない。
マスクしてても吸い込むし目には入るわで、
稲作農家の結構な割合がなんと
イネアレルギーを発症してる。

ちなみに、木こりに花粉症が多いのも
田舎あるある。

もういいかい?もういいよ

稲穂が鮮やかな黄金色から少しくすんだ黄色に
変化した時が稲の刈り時。

毎朝「もういいかい?」と稲たちに
聞いて回ると「まぁだだよ」「もういいよ」
と稲たちが答える。
その「声」は稲穂の色。

29回目の稲刈りだけど、黄金色から黄色、
この色の判断がとても難しい。
刈り時が早過ぎると青米が多くて精米で
砕けてなくなっちゃうし、刈り時が遅いと
シワシワで風味が抜けちゃう。

稲刈りの適期は僅か3〜4日間。

だから「もういいかい?」と聞く時には
稲たちが何て答えるかよ〜く耳を澄ませる。
この田んぼは「もういいよ!」と答えてきた。
稲刈りする田んぼは稲たちに聞いて
こうして決める。

何を隠そう機械が苦手

稲刈りした籾を自社ライスセンターに運び
乾燥機〜籾摺り機〜計量機の順で
一袋30kgの玄米に仕上げてパレットに
積んでいく。

コンバインをはじめ、最後パレットを
動かすフォークリフトまで、
いろんな種類の機械がちゃんと動いて
くれないとお米にならない。

毎年特に初日はてんやわんや。
いろんな機械を調整整備するのに工具を手に
右往左往、まるで農機具屋さんのよう。
今年は試運転に2時間使ってやっと
軌道に乗ってくれた。

とりあえずホッ。

元々私は機械大嫌い人間。
なんの因果でこんなにたくさんの機械を相手に
しているのだろうとよく思う。
お米作りにこんなにたくさんの機械が必要で、
それらを自分でメンテナンス修理しなくては
ならないと事前に知っていたら、
私はお米作りの世界には入らなかったと思う。
知らぬが仏。。

もう29回目の稲刈りなのに
心なしか不安な顔😭

ビタミンD

仕事柄、普段から日焼けには慣れている
はずなのに強烈な日差しで一日でこんなことに。

最近過剰なUV対策でビタミンDが体内で
生成されず、子供達の骨の形成不全が
問題になっているとニュースで。

そーちゃんとぐんちゃん 2日目

軽トラックに積んだコンテナで刈り取った
籾を自社ライスセンターまで運ぶ。

だからコンテナの積み下ろしに使う
フォークリフトの運転は必須。

フォークリフトが運転でき、天気都合に
臨機応変に予定を合わせられ、一袋30kgの
たくさんのお米を扱う地道な作業に
耐えられる人は、現在この村でこのお二人
しかいない。
78歳の同級生コンビ、そーちゃんとぐんちゃん。

写真を撮る度に「これが遺影だ。遺影だ」と
もう何年も前からはしゃぐが、なかなか
しぶとい。

知らない人が見たら喧嘩してるのか
じゃれあってるのか、一日中
どこまでが真剣でどこから冗談なのか
わからない会話ばかりなのに仕事は
ちゃんと進行する不思議。

3人が仲良く着てる空調服はバートル。
外仕事してる人なら誰でも知ってる
最強メーカー。

大安吉日強烈猛暑

稲刈り初日は大安吉日。
猛暑とコンバイン操縦席の真下から来る
エンジン熱で空調服も全く効き目なし。
さぁ、始まったぞ〜。

いいぞ農水大臣

農林水産大臣が処理水を「汚染水」と呼び。

私がこれまで29年間曲がりなりにも農業を
続けて来れたのにはワケがあって。
それは「農水省や政府の政策や言うことの
逆を行けばいい」という信条と言うか確率論。

「どうしてそうなのか?」首をひねること
ばかりだけれど、とにかく農水省や政府は
見事に判断や先読みをほとんどハズす。
ほんと感心するほどの高確率でハズす。
そりゃないだろ‼️というほどハズす。
だから彼らの言う逆を行きさえすればいい。
考える必要はない。
ただ逆を選べば生き残れる。

例えば今農業界では農水省も政府も
「日本の農産物を輸出しよう!」と
強力に勧めている。
だから今は輸出しちゃダメ。
いつの日か「日本の農産物は国内消費だ!」と
言い始めたらその時こそ輸出のタイミング。
考えちゃダメ、逆に張ればいい。

ほぼ暗記ものの物差しでいい点数を取って
きた頭のいい(と呼ばれてる)人達が
政策を決めてくれる。
土を耕すどころか触ったこともない人達が
霞ヶ関のビルの中で利権を調整しながら
農業の政策を決められていく。
そりゃ、ハズすわなぁ。
ハズさないハズがない。

ところが、この農水大臣の発言には
心底驚いた。
よくぞ言った「汚染水」その通り!
こんなまともで正確な表現ができる
大臣がまさかいたなんて!
見直さなきゃ。


蒙古斑と親バカと王家の紋章

1997年8月31日早朝に長崎県は島原市で
娘が生まれた。

生まれるまで性別は聞かないで夫婦とも勝手に
男の子が産まれるものだと信じ切ってた。
男なら「金太郎」と名付けるはずだった。
立ち会いで産まれた瞬間
「げ!オレが産まれてきた!」
自分に瓜二つの顔が出て来て
腰を抜かすほど驚いた。

ん?おちんちんが見当たらない。
まだ男の子だと思っていたので瞬間
「あー、そうか、後から生えてくるんだな」
と思ったのを今でも覚えてる。
もちろん何分経っても生えて来なかった。

嫁さんが長い陣痛でさっきまで苦しんでた
今は空のベットに、まるで何事もなかった
ようにやさしい朝陽がさしてた。

朝陽の中、病院を後にすると朝のテレビの
ニュースでダイアナ妃がつい先程亡くなったと盛んに報道されてた。
タイミングが良すぎる。
「まさか!うちの子はダイアナ妃の
生まれ変わりではなかろうか!!?」
女の子だし!
さっき産まれたばかりなのに
初めての親バカだった。

あれから26年経った。
この春、娘はめでたく大学の先輩と
結婚して東京で新しい家族を築いた。
結婚式は来年らしいが、新郎のご家族とは
ミニ披露宴みたいな会食の機会を作って
もらいたくさんお話しできた。
新郎、ご家族のみなさんも素敵な方々
「これぞ良縁」ひたすらありがたかった。

「娘はひょっとしたらダイアナ妃の
生まれ変わりでは!?」と言う妄想は、
それでも密かにずっと何かしら少しでも
その兆候や、いやこの際何でもいいから
片鱗が現れるのを私は密かにずーっと
待ってたけれど全くない。

いや、まだわからない。
諦めてはいけない。
そうだ!
今思い出してみると、赤ちゃんの頃に
娘のお尻にあったあの蒙古斑は、
イギリス王室の紋章にとても似ていた
気がしてならない。

お誕生日おめでとう。



さぁ

さぁ明日から9月!
さぁ明日から稲刈り!
4月1日の種まきからピッタリ丸5ヶ月。
種まきの時からこの日を無事迎えられる
ことを願って頑張ってきた。

日暮れ後もう暗くなり始めた
田んぼの見回り風景。

明日から稲刈りされる稲たちにとっては
今日が最後の晩になる。

攻防 ヒエとイノシシ

見事な黄金色に熟した稲。
あまりの黄金色に「あぁ喜びで
からだが溶けてしまいそう」

そこからニョキニョキと伸びる水田雑草ヒエ。
ヒエは抜かずに稲刈りすると田んぼ一面に
無数の種を拡げて次の年には何倍にもなって
帰ってくる。
だから目の敵、見つけたら容赦しないで
抜いて抜いて抜きまくる。

ここ数日田んぼへの猪の侵入が止まらない。
朝には「どうか昨夜は田んぼが猪に
襲われていませんように」と祈るような
気持ちで見回る。
今朝は異常がなかった10000ボルトの
電気牧柵が、夕方見回ると5mほど
なぎ倒されている。
つまり、猪が日中に田んぼを襲いに来たのだ。

人気のない過疎の村では猪たちはもう日中に
活動しても怖くなくなっているのだな。
踏み倒され食べられた稲を手に取り
しばし茫然と立ち尽くす。

攻防

イノシシに掘りまくられ
めちゃくちゃにされた畦。

田んぼは10000ボルトの電気牧柵で
囲んでるのに、どこからどうやって
侵入して来てるのかがわからない。

半年かけて育てて来た稲、辛い。。

稲刈り準備中

うちの仕事場ライスセンター。
もうすぐ始まる稲刈りに向けて
コンバイン(稲刈り機)やトラクターを倉庫から
引っ張り出して乾燥設備なども点検整備。
急ピッチでライスセンターも稲刈り仕様に。
農業機械だらけでまるで農機具屋さん。

御礼

こんなに美しく立派に育ってくれた稲たち。
もう天と稲に向かって「ありがとうございます」と御礼を言うしかない。

石油エネルギー

それを言っちゃお仕舞いよ的な。

世界人口が80億を超えてなお増え続けられるのはそれを支えるエネルギーがあるから。エネルギーとは電気とかガスとか空気とか食べ物とか。

もし石油を止めたら途端に世界人口は主に飢餓でガクンと減る。食べ物は沢山のエネルギーでできてる。お米ならトラクターやコンバインに軽トラックを動かす燃料や農機具そのもの、肥料に農薬その他の資材、そのほとんどのエネルギールーツは石油。お米は太陽エネルギーと石油エネルギーでできていると言っても過言ではない。

有機農業もその有機肥料のルーツを辿れば資金洗浄のようにいくつかのクッションあるだけでやっぱりルーツの大半は石油エネルギー。石油が農機具になり燃料になり食べ物に化けてそれを食べる私たちの身体や思考に変化する。石油エネルギーが何段階か姿カタチを変えて私たち人間になってる。

その変化の過程を無視すれば、
私は石油そのもの。
そう言うことなんだな。

でもそう言っちゃうと夢も希望もない気がするからみんな言わないだけなんだな。
圧倒的に巨大な四日市コンビナート群を目の当たりにして海の風を頬に受けながらいつも考えてたことの合点がいった。
そういうことなんだな。。。

四日市コンビナートナイトクルーズ

三重県は四日市市のコンビナートナイトクルーズ。

石油や液化天然ガスによって私たちも豊かな
生活は成り立っている。

その現場を小さな観光船に乗って海側から見せていただいた1時間5000円。

山の中での農業からは想像もできないくらいの違い。

不在者投票

八百津町町会議員選挙。
以前お年寄りの町会議員に
「ホームページを見てください」と言ったら
「それって何ページ?」と聞き返されたと言う笑うに笑えない伝説。
ホームページの意味も知らない議員なんて(T ^ T)

最近広島県は安芸高田市の市長と市議会議員のやり取りの動画をいくつも見てる。
田舎の議員のプライドだけが高く、意識レベルの低さや悪いところが嫌と言うほど出まくっている。そう言う議員を選ぶ住民が悪い。
議員のレベルは町民のレベルそのものだと思う。

さてこんな人の気配もしない所まで、選挙以外では見たこともない町会議員候補者各陣営の選挙カーはやってきて大音量で名前を連呼する。
ある候補者は(選挙カーの大音量で隠れている私を探し)仕事場建物奥深くまで入ってきて「信頼してるからな!」と握手を求められたこともあった。
選挙カーで回る時間と暇があるのなら、各候補者の政策や実績、信念などをわかりやすく一覧にまとめたものを見せて欲しい。

政策論争なしに、このポスターや名前を連呼する選挙カーから誰に投票するかを決めること自体に無理がある。
と言いつつ不在者投票を完了。

恐怖はどっち

退却を転進と言い換え
全滅を玉砕と言い換え
敗戦を終戦と言い換え
汚染水を処理水と言い換える。
都合のいいことだ。

世界中で撃ってるのはまるで北朝鮮だけの
ようにミサイルの危機を煽り国防費(軍事費、
または米国軍需産業への垂れ流しの言い換え)を
爆上げする。
アメリカや中国のミサイル実験は?
アメリカの核実験の回数は?
冷静に考えれば落とせもしないミサイルで
何度もJアラート(空襲警報の言い換え)で
恐怖と敵愾心を植え付け「怖い怖い」と
みんなを思考停止にさせ。

処理水という名の汚染水100トンを
海水に薄めて放出って、流した汚染水は
100トン。なんだそのカラクリ。
トリチウムが残ってるけど安全ですと
トリチウムに注目させて、ALPSで
処理できない放射線各種はヨウ素129など
少なくとも12核種。
それらの半減期は万年単位。
30年は放出しますって30年で
終わるはずがない。
言ってごらん、本当は何十年?
汚染水を海に流しといて「廃炉への一歩前進」
とポジティブに言い換える。
都合のいいことだ。

私は放射能測定で魚介類への汚染を
自分自身で測っていた。だから知ってる。
実害を風評被害と言い換え。
測ればいい。魚も貝も海藻も。

原発を4基も爆発させといて日本からの
水産物輸入禁止にした中国には逆ギレ。
「あいつらダメだな!」どっちがダメなんだ?
中国で原発4基爆発して処理水30年以上
垂れ流すと言ったら、日本は中国沿岸の
水産物を輸入禁止にしないのか。
その方がよっぽど怖い怖い。

落ちもしない落とせもしない北朝鮮のミサイルと、少なくとも30年以上に渡る現実の放射能汚染水の海への放出とどっちが本当の恐怖なのか。

普通に冷静になって思考停止しなければわかるはずなのだけど。ミサイルは落ちないけれど魚は必ず口にする。自分や自分の子供が食べることはないって思ったてるのなら、かなりの幸せ者だと思う。

報道を鵜呑みにして思考停止になっちゃいけない。
思考停止になったら思う壺。
加担者になゃうちゃう。
大人なら知らなかったでは済まされない。


雨の今日もお米は黄金色に輝いてた。



ブラック

古代米の黒米は穂も黒い。

「ブラック イズ ビュティフル」
と言ったのは、
アパルトヘイト抵抗活動家スティーブ・ビコ。

日に日に

稲穂が日に日に黄金色になっていく。
日々の変化が嬉しくてたまらない。
こんなに綺麗でこんなにありがたい。

さぁ、私もぼちぼち稲刈りの準備を始めよう。

どう生きるかと言われても

つい先日ゴッドファーザー3部作を
観たばかりなのがいけなかったのだろうか。。
ジブリ映画「君たちはどう生きるのか」は
私にはどう捉えればいいのか
まるでわからなかった。。

わたしの知る範囲では宮崎駿の多くの
作品には、王女とかお姫様とか
血統とか血筋とか、庶民の努力では
いかんともしがたい領域、家柄血筋良き
登場人物がよ〜く出てくる。
まさか「君たち〜」の題名からすれば
流石に今回はそんなの出てこないと観てたら、
あ〜やっぱり出てきた。

宮崎駿は生い立ちに何かあったのか、
よほど自身の血統がいいのか、
はたまた逆に血統コンプレックスがあるのか、なにゆえ家柄や血統を多くの作品の
核にして映画が作りたくなるのだろう。

映画よりそんな宮崎駿の深層心理の方に
興味が湧いた。

そう言えば警察学校の時、大講堂で全校生徒が
どんな映画が見たいのかアンケートがあった。
みんな戦争や歴史ものの大人の映画を
選ぶのかと思いきや、選ばれた映画が
「隣のトトロ」!!おい💢

ふざけるな💢なんで警察学校の全校生徒と
言っても大の大人がそんなお子様対象映画を
見なきゃ行けないんだ💢
と一人憤っていた。
ところが映画が終わって多くの人が
感動して泣きながら出てくる。
まじで!!?
嘘でしょ!!?
ジブリ映画恐るべし。



黄金色の始まり

田んぼが黄金色に輝き始めてる。
まだまだ。
あと数日でこの世のものとは思えないほどの
荘厳な黄金色に輝く。

この黄金色を見るためにお米作りを
していると言っても過言ではない。

どんな作業の大変さも吹き飛び
見入ってる自分が黄金色に溶けていく。

昔、宣教師たちが日本のことを
「黄金の国ジパング」と呼んだのは
きっと行けども行けども日本中に広がる
田んぼのこの黄金色を見て呼んだのだと思う。