私は「二世議員」ではありません!!

さぁ、出番だ!

父が「郵政を悪者にして」外資に
売り飛ばしたように、息子の私も
「農協を悪者にして」外資に
農協を解体して外資に売り渡そう!

今は農協の構成員は組合員だから外資が
入って来れない。

モンサントを吸収したバイエルなど
外資穀物メジャーがまず狙うは
全農グレインと言うJA全農グループが持つ
米国にある世界有数の穀物輸出基地。

小泉が「消費者のため」「農協が悪い」
と言ったら要注意。
外米もたくさん輸入してJA資産売り渡し。

自民党二世議員め!って、失礼しました。
小泉進次郎は二世議員ではありません!
四世議員です!お待ちがなく。
四世!って!いい加減にしなさい💢

届きそうな気持ちに

会田誠さんは同じ歳の天才画家。
山口晃さんもほぼ同世代の天才画家。
絶対に真似できない領域。

面白い芸術家さんを見つけた。
野口哲哉さん。

楽しみにしていた野口哲哉さんの
作品集が今日届いた。

そりゃ〜彼のも絶対に真似できない領域。
だけど、野口さんの作品は
どこかでなにかひょっとしたら
ほんのちょっぴりだけうっすらと
頭の中の妄想だけでも
真似できるんじゃないか?と思わせてくれる
臭いや感性があって面白い。

表紙だって侍がウオークマン聞いてたり
スーツケース持ってたり。

天才は天才だけど楽しい天才
と言うところがなんだかとても良い。


謝罪

江頭農水大臣の発言が大炎上。

個人的には農水省にも大臣にもこれまでも
これからも何んの期待もしておりませんし、
自民党の特に二世ボンボン国会議員なんて
こんなレベルだと随分前から存じ上げて
ますのでなんの驚きも全くございません。

ただただ、こう言う人を国会議員に選ぶと言う
レベルの低い私たち有権者がいけないのです。

ご本人は思ったことを正直になんの気なしに
申し上げているだけですので全く悪う
ございません。
あまり責めないであげてください。

よく考えもせず特に二世ボンボン議員に
ホイホイ投票してしまう私たちが
いけないのです。
反省すべきは私たちの方でございます。

大臣への「間抜け」「バカ」などの誹謗中傷は
そのまま私たち有権者にブーメランとして
戻ってまいります。

 大臣、二世議員と言うことで
政界に入るずっと前から、いえ、
ひょっとすると子供の頃から変わらぬ
スタンスで政治に取り組んで来れられたのに。
何が悪いか国民が何に怒っているのかも
全くお分かりになれずここまで来らたにも
かかわらず、私たちからの選挙と言う信任を
何度も受け続け、やっと名誉ある大臣に
までなられたのに、今更...
ほんとうに酷い目に遭いましたね。

ひたすら憐れみ申し上げます。

 大臣、あなたは悪くない。
悪いのはあなたを国会議員に選んだ私たち、
自民党にいつまでも尻尾を振り続けている
私たちの方です。
農水大臣にはプロ農家の一人として私こそ謝罪
したい気分でいっぱいでございます。

「全く見識も実力もないあなたに
国会議員ましてや順番とは言え大臣まで
やらせてしまい
誠に申し訳ございませんでした!」

33年前の米の本

あの作家・劇作家の故井上ひさしが
33年も前に書いた「コメの話」

私が就農したのが31年前だから、米づくりを
始めてすぐの頃に一度読んでて、今回
本棚を掻き分けて探し出してみた。

30年も前に読んだ本だから詳しい内容は
覚えてないが、多分と言うか高い確率で
30年後、つまり現在の日本とお米事情を
言い当てている予言の書だと強く想像する。

もしそうなら井上ひさしをもう一度改めて
尊敬するし、30年も前に警告されていた
コメ事情がほんとに今に当てはまるなら
やはりお上や農水相の方針は予言通り
間違ってたことになる。

私たち以上の世代で本好きな米農家なら
令和の米騒動と言われるいま、
私と同じように埃を被っていたこの本を
引っ張り出して、もう一度読もうとしている
人は少なくないと思う。

ある意味読むのが怖い。
ちなみにこの本の平成4年井上ひさしさんは
57歳だった。私は今59歳。
やっと同世代に追いついた。

一番近い

備蓄米が4000円超え。

私から見て一番現状に近いと
思われる対談です。

https://youtu.be/GWeMsBO3-jA?si=G347g3GKV6oCJ93I

ご参考に。

お願いだから

この足跡はタヌキかイタチか、
お願いだから踏まないで。

と言う願いも虚しく、既に鹿までが
田植えしたばかりの田んぼに
乱入し20坪くらいの苗が泥没。。。。

昨日まであった苗が今朝はなくなってる
ことほどショックで悔しいことはない。
慌てて鹿対策の電気牧柵張りを急ぐ。


実験

農業とは実験だと思う。

毎年毎年こうした方がいいんじゃないか
ああした方がいいんじゃないかと考えては
試し失敗し成功し、でも成功したことも
次の年には通用しなかったり。

多分それは農業だけじゃなくあらゆる仕事が
実験の連続なんだろうな。
だから「こうしたら上手くいく!」なんて
マニュアルはかなり乱暴だといつも思う。

そんなマニュアルが通用するほど
世の中は甘くない。
結局自分で探すしかない。

畦の草刈りが始まった。

いつもは全部数センチ、土が見えるくらいの
高さで盆栽のように刈り取るが、
「本当にそんな必要があるのだろうか?」
と長年の疑問を実験。

背丈の長い草だけちょんちょんと刈ってみたら
背の低い草だけが残り、あれ?結構きれい
かつ労力10分の1で重労働のはずの
草刈りも楽しく鼻歌。

稲とレンゲのコントラスト

左が田植えして1週間の稲の田んぼ。
右は町内養蜂家さんが見事に咲かせたレンゲ畑。

レンゲ畑ではブーンブーンとたくさんの
ミツバチ🐝🐝🐝🐝たちが忙しそうに
飛び回ってる。

きっと養蜂家さんは元気に飛び回る
ミツバチの音を聞くと幸せを感じるんだろうな。
米農家はまだ小さな苗の葉っぱが
風にピロピロと揺れる様子に幸せを感じる。

ラブレター

かわいらしいラブレターが届いた。
がんばろうと思う。
今は小さな苗だけど、
どんな大人に成長するのか楽しみ。

わからな〜い

稲の遺伝子情報いわゆるイネゲノムは
2002年にはすでに解析が完了している。
でもイネゲノムが解析されたことと
実際にイネのことがわかることとは程遠い。

31年目を迎えた米作り、経験から知ったことは
いくつもあるけれど、そんなレベルはイネの
全体像からしたら小指の先程にもならない。

続ければ続けるほど年々そう感じる。
わからないからおもしろい。
「あゝ、こんなことだったのか!」と
何年やっても気づくことがある。

こんなに小さな苗が秋には立派な穂を
付けるなんて神秘でしかない。

「私が育ててます!」と言いたいところだけど
続ければ続けるほど年々そんな不遜な
感覚は抜けていく。

当たり前だけど稲は稲自身で育ってる。
私は育ててない。
見守って、喜んで、ありがたがって、祈って、
感謝をするのが米農家の仕事だと思う。
年々そう思う。

急なお詫び

お米の販売終了のアナウンスが予告なく
急になってしまいましたことをお詫びします。

お米高騰の影響で年明け頃から目立って
受注が増え、特に4月以降はこれまで
30年間で経験したことのない急激な
受注の伸びとなりました。

ご注文数量や1ヶ月に1回などの制限もさせて
頂きましたが、5月以降は連日想定を遥かに
超える数のご注文が続いたことで
早期の売り切れとなりました。

お買い上げのみなみなさま
ありがとうございました。
また、売り切れのアナウンスが急に
なりましたことを重ねてお詫び申し上げます。

販売再開の運びになりましたら
改めてこのホームページにて
アナウンスさせていただきます。

なお、甘酒、発芽玄米、黒米はこれまで通り
販売を継続しております。
今後ともよろしくお願い申し上げます。

お米完売御礼。

お米「コシヒカリ」「ミルキークィーン」
ともに完売しました。

たくさんのご利用誠にありがとうございました。

お手植え

田植え機で上手く植らなかったところを
腰を曲げて一日中お手植え。

高度に機械化された現代の米農家は
必ず何かの農業機械やエンジン音が
付きまとう。
そんな中、お手植えは数少ない
エンジン音皆無の貴重な静寂な時間。

長靴が泥に沈む音、泥の感触、手植えの
苗の感触、カエルの声、水の流れる音。
贅沢だなぁ。

体は腰を起点に180度折り曲げてるから
ずっと続けていると腰が痛くなる。
30年も前、駆け出しの頃はこの作業を
2週間以上続けていた。信じられない。
ヒーヒー言いながらも
当時は腰を曲げた格好で東京まで歩いて
行けるな!なんて意味不明な自信が付いた。

老いるものだな。。
でもイケイケドンドン順風満帆ばかりが
いいことでもなく、老いないと
感じられない大事なこともたくさんある。

田んぼの中での一人ぼっちのボチラボチラの
お手植えは贅沢な時間だった。


回数制限1ヶ月に1回まで

在庫が非常に逼迫しています。
申し訳ございませんが

お米のご注文は「上限5kg」までです。

ご注文回数も「一ヶ月に一回」までです。

上限5kg以上、または一ヶ月以内に複数の
ご注文には対応できません。

上限の数量、回数を超えたご注文は
ご入金後であってもご返金の上、
キャンセル手続きをさせていただくことが
ありますのでご注意ください。

ご不便をおかけし申し訳ございませんが、
ご理解ご協力のほどをお願い申し上げます。

アメリカ産米

ある方から「安いアメリカ産米の輸入は
大賛成」と言われ少なからずショックを受けた。

これは自分が米農家だからと言う訳ではなく、
アメリカ産米をどんどん輸入したら
日本の食や安全だけでなく安全保障やひいては
主権までどうなって行くのかが私には
見えてるつもりだから。

ある方の発言の真意は別のところに
あるのだろうけれど、同じ日本人に
そんな風に言わしめているのは米農家の
一人として自分にも責任があるのだと感じた。

見えてるつもり知ってるつもりでは弱い。
どんな意見だって自由だけど、
それを受け取った時にちゃんと自分の意見が
言えるのがいい。

漫画は要旨を簡略化させてるから詳しくない
人に説明する時には十分役立つと思う。
さぁ、米農家の一人としてこの内容
どこまで知ってたつもりか答え合わせ。

1万ボルト

田植えが終わったばかりの田んぼに鹿が侵入し
まだ小さな苗を踏み荒らし食べてしまう。

慌てて電気牧柵を張る。
1万ボルトの電流が1秒間隔で流れるが
この電線の上を楽々と飛び越えていく鹿には
効果は薄く、対策をしたと言う小さな
自己満足に終わる可能性が高い。

電気牧柵張りは例え猪や鹿に効果が
あったとしてもお米の一粒も増えることの
ない作業。

それどころか時々自分が感電する羽目に。
感電すると身体の部位にもよるが
バットで殴られたような衝撃。
ペースメーカー付けてる人は
絶対近寄らないで。

ふるさと納税「発芽玄米5kg」終了

八百津町ふるさと納税、発芽玄米5kgは
お陰様で人気ランキング1位ですが
在庫の逼迫により本日で出品を終了します。

ふるさと納税では発芽玄米1.5kg✖️2袋
一日一件限定の出品を続けておりますが
こちらも在庫がなくなり次第出品終了と
なります。

なお、このホームページからの
発芽玄米は5kg、1.5kgの販売は継続中です。

現在たくさんのご注文、お問い合わせを
頂いております。
誠にありがたいことですが
コシヒカリ、ミルキークィーンの販売も
「上限5kg、およそ一ヶ月一回」
なる制限をかけさせて頂いております。

みなさんには大変ご不便をお掛けして
申し訳ございません。


田植え終了

31回目の田植え無事終了。
小嶋さん今年もありがとうございました!!

ご不便をおかけしてます

現在お米の在庫が大変逼迫しております。
つきましては当面の間、ご注文の
「上限を5kg」とさせて頂いております。

大変申し訳ございませんが、ご注文回数に
つきましても「概ね1ヶ月に一回」とさせて
頂いております。

一回が5kgであっても同時に複数のご注文、
または数日、1〜2週間に一回のペースでの
ご注文はお受けできません。

ご注文は「概ね1ヶ月に一回」となります。

みなさんには大変なご不便をお掛けして
申し訳ございませんが、できるだけ多くの
方々にお米が行き渡りますよう
ご協力のほどよろしくお願いいたします。

農家あるある

毎日持ち歩いてる鍵。

軽トラックにトラクター、田植え機にユンボ、
フォークリフトetc..数えると10本もある。
これらは農繁期の間は全て使う。
米作りできるのはこの機械群のお陰。
そしてこれが高い(T ^ T)
そしてよく壊れる(T ^ T)

乗用車はまず故障することないけれど
農業用機械は走るだけが目的ではなく
農作業つまり泥や土を扱うからよく故障する。

どれくらい故障するかと言うとなんとなく
乗用車の10倍以上の確率。
だから農繁期に故障するのはもう当たり前、
何もトラブルが起こらなかったと言うことは
新品の時以外ないくらい覚悟の上で作業する。

案の定去年はトラクター、今年は
フォークリフトと田植え機にトラブル発生。
覚悟の上だからもう慣れっこ。
農家あるあるだからいちいち泣かない(´༎ຶོρ༎ຶོ`)

田植え始まる

今日から田植え始まる。
田んぼの前でまず
「どうか無事に終わりますように」
と静かに手を合わせてスタート。

お弟子さんの田植え

私には4人のお弟子さん(一年間米作りを
学んでもらいご卒業)がいて、そのうち3人が
愛知県から通いでお米作りに来てくれている。

今日田植えしてたのは一番弟子の酒井くん。
フルマラソンに野球、バイクで
ユーラシア大陸横断、4回戦ボクサーに
自然観察員などなど私にはとても真似できない
経歴と気力体力の持ち主。
もう彼も米作り20年以上か。

さて、お弟子さんたちは私から一年の研修を
受けて一本立ちするけれど、誰一人私の教えた
通りにお米作りをしてくれない。
卒業と同時にみんなそれぞれのやり方を
勝手にテンデバラバラに始める。
「誰も教えたことやらんのかーい!」
と思わない訳でもないが、研修を終えたら
一国一城の田んぼの主人。
卒業したらよほど危険だったり無茶苦茶で
ない限りは口を出さない。

そこがいい。
みんなそれぞれ失敗と成功を繰り返して
自分スタイルの米作りを作っていく。
そこがいい。
お米作りは十人十色。
やり方や大事にする思いは
まさに「自由だ!」



お米甘酒の発送は連休明けになります

ゴールデンウィーク中はお米甘酒の
発送ができません。
商品の発送は連休明け7日以降となりますので
ご注意ください。

写真は田んぼを悠々と歩くカモシカ2頭。
田植えした小さな苗を踏み潰し
引っこ抜き食べてしまう米農家の天敵。

ハズレの言い伝え

これもどこかのある本で読んだ
お米の言い伝え。

お葬式が出る家の田んぼはその年はなぜか
最高に豊作になるのだと言うもの。
お葬式ができて経済的にも労力的にも
大変なその家族を助ける様にその年は
稲が頑張ってお米が豊作になるのだと。

ここは高齢化の山里だからもう何人もの
米作りの先輩を数多く見送ってきた。
これまで実際に見てきた結果から言えば
その言い伝えはハズレ。
やはりそんな年は田んぼの管理が行き届かず
田んぼは草だらけになってお米は
豊作にはならない。

お次はカメムシ。
カメムシが多い秋には厳しい寒さの
冬がやって来ると言う言い伝え。

これも2、30年前はある程度合ってた
気もするが、ここ数年では全くのハズレ。
温暖化で越冬できるカメムシが何倍にも増え
まだ収穫前の柔らかいお米を
チューチュー吸って、被害は年々爆上がり。
お米の栄養を吸って丸々したカメムシは
秋にはすごく増え余裕で越冬して
次の年には更に倍々ゲーム。

カメムシが多いと寒い冬がやってくる
のではなく、もはや、どんな年でも
カメムシはやたら多い。
体感からすると30年前の20倍。






竹の言い伝え

田植えを待つ苗。

ところがで竹と言えば意外にも稲科。
今年は全国でハチクが枯れている。
竹は120年周期で枯れる。

いつか読んだ本のどこかの言い伝えだと
竹が枯れるのはあまり良くない現象で
その年はお米が不作だとも言う。

竹は枯れる前に花を咲かせ実をつける。
私は見たことがないが、この実形がお米に
似ているそうだ。
お米の不作の年に竹は花を咲かせ実を残し
全滅するが、お米が収穫できなくて飢饉で
飢えてる人々に竹の実はお米の代わりの
ギリギリの食糧になり人々を救うのだとも。
竹にはそんな不吉な様なありがたい様な
言い伝えがある。

今日お世話になってる農協の方とお話しした。
この秋のお米の仕入れ価格はもうほぼ決まって
その額は私の予想を遥かに超えていて驚いた。
この上、お米が不作になるとかなりまずい。
思わず苗に手を合わせた。

今のところ当地の辺の竹は枯れてない。





代かき終了

もっとも時間がかかり、神経を使う
代かき作業が無事に終了。

これで田植えの始まりを待つばかり。

今年も酷使に耐えてくれたトラクターを
感謝を込めて洗ってあげる。
トラクターも無事に春の作業を終えて
洗われながら少しホッとしながら誇らしげ。
ちっちゃな虹もお祝いモード。

ありがとう。

いいね

いいね。
いい根。

うららに会いに

17年間飼っていた馬のうらら。
もう6年ほど前に天に旅立ったけれど
それ以来うちではうらら馬頭観音が守り神。

今日は無事に荒代掻きまで作業が進んだので
うららに会いに馬頭観音が祀られてる
隣町の小山観音さんへ。

「うらら、これからもずっと見守っててね」

山桜満開

荒代掻きは山桜満開の中で。

土から出てくる虫を目当てにトラクターの
周りにカラスやトンビ、カラスとトンビの
小競り合いを見ながら、ツバメはまだ。

多い時はツバメ軍団が20羽くらいで
トラクターを囲んで乱舞する。

スリランカ

フォークリフトが不調で入院。
買ったのは8年前、スリランカ人さんから。
この人が全くもって頭のいい人で驚いた。

今日はそのスリランカ人さんと久々のご対面。
4ヶ国語を操るだけでなく、広範な知識と
洞察力、時代を見る目、やっぱり
唸るような頭の良さだった。

在日30年の彼が言う
「日本はもうダメだね。終わった。」
せっかくの機会だから日本の政治や経済、
母国スリランカや宗教観などなど聞いてみたが
だいたい私と同じ意見だった。
なんだか残念。


風(ふう)

何度か取り上げてきた横田空域。
この空域は日本のものではなく米軍のもの。
空と沖縄の基地も戦後80年もずっと
占領され続けてる。
だから日本は一見独立国風だけど
実質アメリカの属国。

トランプ関税とやらで属国日本が
宗主国アメリカと交渉すると言う。
笑える。
属国のくせに何を交渉するのか。
茶番だ。

首都圏の空も沖縄も返還されない、
させるつもりもない飼犬ポチの日本が
何を交渉すると言うのか。

一見交渉して一見好条件を結んだように
見せかけるのだろうな。
その一見好条件を勝取りました風にして
裏でまた日本は取り返しの付かないほどの
各分野での譲歩という売国をするのだろう。

情けない。
おい、国会議員ども。
とりあえず2世議員からファイアーだ。

2〜5トン

代掻きや田植えには信じられんないくらいの
大量の水が必要になる。
水がないとどちらの農作業もできない。

みんなにとってはうれしいだろう
この晴れ続きの週間天気予報は
米農家にとっては「水が足りるだろうか…」と
言う心配の種。

ちなみにお米たった1kgを作るのに必要な水は
2トン〜5トンと言われている。
お米は水で水はお米だ。
すると雲や雨はお米でお米は雲や雨だ。

半分

今年の栽培面積はこれまでの半分に減らした。
お米が高騰し作れば売れるだろうご時世に
面積を半減した理由はいくつもあるけれど。

大きな理由の一つに鹿や猪による獣害。
せっかく育てた稲が食べられ踏み荒らされ
全滅する。
鹿や猪が何倍にも増え、
特に鹿は日中でももう見ない日はない。
タチの悪いことに脅しても全く逃げない。

苗を作っているビニールハウスの側にも
鹿が現れた。こんなことは31年で初めて。
若芽が大好物の鹿「苗が全滅してしまう!」と
慌てて苗床のビニールハウスの骨組みに
新入防止のネットを張った。

一昔前は、まさか猪や鹿のせいで面積を
半減させることになるとは夢にも
思わなかった(´༎ຶོρ༎ຶོ`)

一日一日

ユンボで用水路や畦を補修し
育苗用のビニールハウスを張って
種まきをして苗を育てる
肥料の米糠を田んぼに撒き
田んぼを耕す
お米や甘酒の注文を確認し
精米をして発送作業をする
ビニールハウスの苗に水をやると
一日一日があっという間に過ぎていく
今日は田んぼの耕しが終わり
出番を終えたロータリーを洗う
これから田んぼに水を溜め
代掻きして田植えが待っている


残りは国民1ヶ月分ちょっと

備蓄米放出と騒いでいる間に現在の備蓄米の
在庫は僅か70万トンに。

これは国民が食べる1ヶ月ちょっと分。
備蓄米とは何か起きたらそれに備えるべき
お米なのだけれど、もし今何か起きたら
もう消し飛ぶほどの量。危ない。

こんな状態で防衛費を増額したところで
どうやって国が守れるのか。
うちに来なくていいから、農業予算を
増やさないと本当にやばいと思う。

仮に今から10倍の武器を手に入れたところで
食べるものなしで何日戦うつもりなのか。
そんなこともわからないのか、残念だ。
そんな国会議員を選んでるのも自分達自身。
いい加減にした方がいい。

着々と粛々と

今日も一日相棒のトラクターと共に
よく働いたな。
ここまでは苗も農作業も順調。

種まき13日目

種まきから13日目。
まずまず順調(⌒▽⌒)

相棒

さぁ、今日から相棒トラクターとの日々が始まる。

ご注文の上限は合計5kgまでです

大変在庫が逼迫しています。
ご注文の「上限合計5kg」までにご協力ください。

例えば品種をまたいでの
コシヒカリ5kg+ミルキークィーン5kg=
合計10kgは、上限5kgを超えていますので
お受けできません。

どちらかの品種をお選びください。

※※※上限は合計で5kgまでです※※※

大変申し訳ございませんが、
上限5kgを超えたご注文はご返金の上、
キャンセルさせていただきます。

小嶋さん

春の作業と言えば小嶋さん。
今日は二人で田んぼに米糠を撒く作業。

おっさん二人であーでもないこーでもないと
田んぼでケラケラ笑いながらの会話に内容は
ライブ放送したら炎上間違いなし。

伊江島レッドビーチ

80年前に米軍が上陸した伊江島レッドビーチ。
戦後米軍将校専用だったGIビーチは
この浜のもう少し先。(3月23日訪問)

今はこんなに綺麗な海岸だけど、その時の
恐怖や臭いや風景を精一杯想像してみる。

80年伊江島上陸

昭和20年4月16日、ちょうど80年前の今日
沖縄県伊江島に米軍が上陸した。

それから僅か4日間で4800人もの人が
亡くなった。住民の集団自決も。
怖かっただろうな。
苦しかっただろうな。
痛かっただろうな。
もっと生きたかったろうな。
赤ちゃんをおぶった若いお母さんも竹槍で
突撃し死んでいった凄惨な戦いのだった。

そして80年経った今でも島の約30%にも及ぶ
米軍用地が返還されてない。

種まき10日目

ありがたいなぁ。
それ以外に言葉が見つからない種まき10日目。

ふるさと納税の発芽玄米

経験がないほどのペースでお米の
ご注文をいただき在庫が逼迫しています。

申し訳ございませんが、
現在お米の自社サイトのご注文では
一回のご注文の「上限を5kg」に限定して
おります。

一方、ふるさと納税でのお米の扱いは
もう何ヶ月も前にストップしてますが
発芽玄米もサイトは「ふるさとチョイス」のみ
一日一件の限定での取り扱いとなります。
こちらも在庫がなくなり次第
ふるさと納税での扱いは終了します。

なお、発芽玄米はふるさと納税終了後も
こちらの自社サイトで販売します。

ご不便をお掛けしますが
ご理解くださいますようお願いいたします。


361通目

一ヶ月に一通。
お客さんへのラブレターは必ず手書き。
31年目だからこれで361通目。

 今回のお題は「田の神さんとお花見」
書けない時は随分難産するけれど
今回は書いていて楽しかった(⌒▽⌒)
.


さて、大変たくさんのご注文を頂き在庫が
かつてないほど逼迫しております。
現在「ご注文の上限を5kg」にさせて
いただいてます。

ご不便をお掛けして申し訳ございませんが
ご理解のほどお願い申し上げます。

種まき6日目

種まき6日目。
順調な生育。
芽が葉になろうとしてる。

ありがたいなぁ。


 さて、現在、在庫が大変逼迫しています。
当分の間、お米のご注文は
上限5kgまでとなります。

ご不便をお掛けし申し訳ございません。

上限5kgのお願い

現在、想像を遥かに超えたたくさんの
お米の注文を頂いております。

つきましては誠に申し訳ございませんが、
本日から当分の間、
「一回のご注文の上限を5kgまで」
とさせていただきます。

みなさまには大変ご不便をお掛けしますが
何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

記録更新

種まき5日目、芽が少し緑がかってきた。

そろそろ農作業で体のあちこちが
痛くなってきたので
いつものマッサージの先生のところに。
同じ歳の先生。

夕方18時からマッサージが始まり、
なんと終わったのが夜の22時半。
ほんとですか!の4時間半!

最初は2時間だった。
それでもかなり長い。
それがいつの間にか3時間になり
最近では4時間になり、今回はとうとう
記録更新の4時間半😱4500円。





横田空域とトランプ関税

知ってる人は知ってる横田空域。
何度見ても腹が立つ。

日本の首都圏の空は写真の通り米軍管轄で
米軍の許可なしに飛行できない。
つまりこんな広い範囲の空が
日本のではなく米軍の空。

羽田や成田に発着する便はこの空域を
避けなければならない。
他にも沖縄や岩国や三沢も同じような
米軍管轄の空域がある。

日本は戦争に負けたから仕方ないと言うけれど
もう戦後80年。
同じ敗戦国のドイツ、イタリアには日本の
横田空域のような米軍の空は勿論存在しない。

仮にニューヨークやワシントン、北京や
ロンドンやモスクワの空を日本の自衛隊の
管制空域にすると宣言したらどうなるだろう。
80年も慣らされているけれど
これはそれくらいおかしなこと。

日米地位協定によると、横田空域は米軍の
管制下だけど、問題はそれどころではなく、
米軍の軍用機は日本の航空法が及ばない。
日本の航空法が及ばないと言うことは
米軍軍用機は日本全国どこでも
例え5mの超低空飛行だろうと好きな範囲で
好きな時間に好きな高度で飛べることを
意味する。

外国の軍隊が日本の航空法の制約を受けず
自由に飛び回れるのはとても変なことだけど
ついでに言えば、日米地位協定では
米軍基地は日本のどこにでも
自由に作れることになってる。

 仮にニューヨークやワシントン、北京や
ロンドンやモスクワ近郊に日本の基地を作ると
宣言したらどうなるだろう。
そんなこと許されるはずもないが
日本では許されている。
だからどう見ても日本は独立国とは言えない。

そんな現実の上に「私達」の生活や幸せは
成り立っている。
「私達」とは次の世代、その次、その次の
世代のことも含む。

自分の家がある。
だけど家に入る時に玄関には高さ1mまでに
屈んで、右半分のスペースも通っては
いけません。
そこは外国の軍隊が使う空間です。
いくつかある部屋は突然アメリカ軍が
武器を持ってやってきて基地にします
と宣言されても文句が言えない。
そんな家は果たして自分の家だろうか。

トランプ関税が大変だ!って
交渉だのってニュースには
まるで日本が独立国気取りで笑ってしまう。

戦後80年で首都圏の空も返還されない
返還させようとしない日本政府が、
アメリカ相手に独立国気取りで
どんな交渉をするつもりなのだろう。
アメリカはダメな国だと思う。
日本はもっとダメなアメリカの属国だと思う。

農繁期に入ってしまったけれど
今手元には日米地位協定の本、
沖縄戦の本、ホームレスの本、お米の本、
などなど読みたい本が勢揃いしてる。

知らないって、やっぱり罪だと思う。
知ったのに知らないふりするのは
もっとズルいと自分を思う。

1200万人が住み危険が及ぶ首都圏の空。
横田空域、何度見ても腹が立つ。


これはもう

同業者の間では「消えたお米などない
本当にお米は足りない」と去年から言ってた。

ハッキリ一つだけわかった。

農水省は日本のお米の生産量すら
把握してないという唖然とした事実。

農水省、さすがにそれはくらいは
把握してるだろうと思ってたけど。

元の統計(需給量)がデタラメだったとは。


言葉にできない

お米作りをしていると時々言葉にできない
感覚になる時がある。

種まきから3日目。
無事にたくさん出てきた芽たち。

ありがたい。
うれしい。
うわぁ。
生きてる。
かわいい。
無事育ってね。

単語にするとそんな感じだけど
しあわせそのものの感覚に包まれる。

こんにちは赤ちゃん

今日産まれた子たち。
幸せな一生を送れますように。

一番手

昨日種まきしたばかりなのに
もう一番手の慌てん坊さんが
土から芽を出した。

種まき

今日は無事に種まきを終えることができた。
4人の方にきつい作業をお手伝いいただいた。

作業は単調で工場のようだけど、
休憩ではケラケラ笑い合いながら
まるで牧歌的な風景のように楽しんだ。
種まきされた種籾たちも今年はやけに
笑い声が多かった人達だと思ったに違いない。

とある会社の方と話していたら5分間体の
動きや移動が止まると身に付けている機器から
警報音が鳴り響き、即座に会社から
「なぜ止まっているのか?」の確認電話が
入るのだと言われ驚いた。

そんな話を聞くと太陽の下で仲間とワイワイ
しながら大声で笑いながらも五体を
一生懸命動かして働けることだけでも
とてもありがたいことに感じる。

牧歌的でない

種まき。

言葉のイメージとは裏腹に種まきの作業は
牧歌的ではなく、まるで工場の作業の
ようだなと初めて経験した時に思った。

腰を曲げての作業は見た目よりキツく米農家
によってはこれが一番大変な作業だと
言う人もいる。

ひたすら地道に作業を繰り返す。
腰が痛くなる、腰を伸ばす、
そんな繰り返しの先に見えるものがある。





園児だったのに!

もう25年以上のお付き合いの農機具屋さん。
当時彼はまだ幼稚園児だったのに!!

今じゃ28歳すっかり大人、信頼感抜群の
プロフェッショナルになられた。
機械が苦手な私はこれまでどれほど
彼と彼の両親に助けられてきたことか。

もう一回言わせて。
「あの頃は幼稚園児だったのに!!」

ちなみにこのトラクターはイギリス製で
作業機を含めると軽々1000万円超え。

今年のストーリー

明日の種まきから秋の収穫、それから一年に
渡るお米の販売と、これから1年半の
ストーリーとお付き合いになる種籾たち。

さぁ明日は種蒔き

明日は米農家にとってとても大事な一日。
種まき準備完了。

ふぁぁぁ〜

1週間ほど水に浸し、最後の一日30℃の
お湯にすると種籾から芽がほんの少し
出て来る。
だからこの作業を「芽出し」と言うが
種籾から最初に出て来るのは
実は芽ではなく根が先。
赤ちゃんが目は見えないがオッパイは
吸える状態で産まれて来るのと似てる。

種籾は冬に発芽して凍死しないように
十分に種籾が水を吸い温度がかかった
状態になって初めて寝ぼけながらも
目(芽)を醒ます。
「ふぁぁぁ〜」と言う種籾たちの
目醒めの声が聞こえたらあなたは米農家。

こうしてあらかじめ少しだけ目醒めた種籾を
土に蒔くのが種まき。
明後日31年目の種まきを迎える。
いのちの始まりはいつも緊張する。

上限10kgのお願い

大変申し訳ございませんが、現在お米の在庫が
逼迫しており、一回のご注文の上限を10kgまで
と数量制限をさせて頂いております。

ご注文は10kgまでです。
(品種毎ではなく合計10kgまでです)

HP、販売サイトでもご案内しておりますが、
10kgを超えるご注文はお受けできません。

大変ご不便をおかけしますが、
10kgを超えるご注文はこちらで一旦
キャンセル扱いとさせて頂きます。

ご希望の方は10kg以内のご注文を
改めてお入れくださいますようお願い申し上げます。

ベッドメイキング

稲の苗を育てる育苗ビニールハウス。
今日は屋根と床にビニールを張って
苗たちの寝床が完成。

お手伝いいただいたのは惣ちゃん軍ちゃん
小島さんのお三方。

お疲れ様でした!

渡頭の夕暮

お爺さん山田隆憲を半ば無理クリ
東京藝大に入学させてくれたのは
大御所黒田清輝。

在学中にお世話になったのが後の
学長和田英作。
この絵は和田英作が弱冠23歳の時の作品。
見る度に光と色彩の天才だと感心する。
こんなにうまい絵なのに和田英作は
次の年には絵の道に限界を感じて
自死まで考え、辿り着いたのは
静岡県清水市の朝陽旅館。
調べてみると現在朝陽旅館は
清水マリーナサーカスの駐車場に当たる。

ここで他の若い学生たちの元気な姿や声を
聞いて和田は自死を思い止まり
その後の大活躍がある。
人生はどこでどうなるのかわからない。
朝陽旅館はもうないけど今でも家族連れや
子供たちのはしゃぐ声が響く場所なのが嬉しい。

絵は構想から下書き色付けまで「つくる」
と言う意味でお米作りに似てる。
いろんな人がいろんなインスピレーションを
元に絵を描くのと同じように
米農家も米農家の数だけそれぞれの想いや
願いを込めてその年の米作りに挑む。

単に星の数で評価されたり価格が高か安いか
はたまた美味しいか美味しくないかだけで
お客さんからお米が評価されるようならば、
まだまだ米農家としてお米の価値や存在を
伝えられていないのだと思う。
まだまだやるべきことはたくさんある。



知らないことは罪です

高校の世界史最後の授業での先生の言葉。
「知らないことは罪です」

ずっと何十年もその言葉が気になっていて
でも、知ったところで何も変わらない。
でも、今回の伊江島(沖縄戦の激戦地)行きで
やっぱり一人の大人としていろんなことを
知らなきゃいけないと言うことを
もう一度強く思った。

脳天気に暮らしてられるのは誰かを
踏み台にしているからだとすれば、
やっぱり知らなきゃいけない。

知れる範囲は小さいけれど、
何も変わらないのだろうけれど、
無駄なことかもしれないけれど、
やっぱり知る努力はしたいなと思う。

からゆきさん

最近は本を読むスピードが遅くなって来たけど
読み終えてホッとした「サンダカン八番娼館」

からゆきさん。
映画は何度か見たことあるけれど
原作を読むのは初めて。

1975年50年も前の文庫本って今の本に比べて
こんなに活字が小さかったっけ??

現代もなんだかんだあるけど
まずは戦争がない、何日も食べられない
貧困もない時代にに生まれて本当に
よかったと思える本。

時代によって人の人生や楽しさや喜びや
苦労がこんなにも違いなんて。

誕生日に始める

59回目の誕生日に31回目のお米作りの
種籾準備を始める。

やっと焦らずゆっくり気持ちを
整えながらの歳になった。

いや、焦ることができず、急ぐことができず
バタバタの気持ちでは何事も
できなくなったということか☺️

種籾達よ、これから半年9月まで一緒に
楽しくやっていこうね。

みんな2歳だった

おかしいな、ついこの前まで2歳だったのに。
今日で59歳になりました。

山田隆憲のデッサン

偶然、私の誕生日に父方のいとこの
姉さん達から祖父山田隆憲のデッサンが
送られて来た。

祖父は東京藝大で黒田清輝に師事した
プロの洋画家で、当時地元熊本県の
近代美術界では東京での橋頭堡的存在だった。

私にとって祖父の絵は好きなのと
そうでないものがハッキリしてるけれど、
この一枚のデッサンはとても好き。
憂えのある表情や雰囲気の一瞬の切り抜きが
いろんなことを想像させる。

祖父の藝大時代の教授に和田英作氏。
彼からの影響もあったのではないだろうか。
このデッサンは天才和田英作氏の
「赤い燐寸」に出て来る男の表情に
どこか似ている。

このデッサンが描かれたのは
多分90年〜100年も前のこと。
これをデッサンしてた当時の祖父の表情や
鉛筆の動きを想像してみる。



始動

まずは用水路の付け替えから。
さぁ米作り31回目スタート。

勤続30周年特別社長賞

勤続30周年御祝一人旅行をいただきました。
高級ホテルや特別なアクティビティは
ありませんでしたが、これまでになく
贅沢で幸せな時間を過ごすことができました。

見たこともないような美しい海と砂浜。
逆にたくさんの凄惨な戦跡を巡りながら
30年一区切りの振り返りと、今やこれからの
自分を見直すことができたと思います。

3月29日で59歳になります。
既に仕事では今年からシフトダウンし
栽培面積を半分にすることを決めています。

駆けっぱなしだった30年でしたが
ここで一拍深呼吸。
ゆっくりいろんなことに感謝しながら
31年目のお米作りに臨もうと思います。

もし焦ったり、余裕を失ったら
今回の贅沢な時間を思い出しながら。











伊江島

伊江島は沖縄本島からフェリーで僅か30分、
歩いて一周できるほど小さく平坦な島。

東洋一の軍用飛行場を建設途中のこの島に
アメリカ軍が上陸したのは1945年4月16日。
この小さな伊江島の4日間戦争とも
6日間戦争とも呼ばれる戦いで日本軍2000人
民間人1500人が死んでいった。

軍民一体となり乳飲子を背負った若い母親まで
竹槍で突撃しガマの中で住民が集団自決
したりと、この島の凄惨な殺戮は沖縄戦の
縮図と言われる。

80年前にアメリカ軍が初めて上陸した
レッドビーチもその後将校の保養専用に
なったGIビーチも、1平方メートルあたり
3発の爆弾が降り注いだ
島も今ではただただ美しい。

美しいから辛くなる。
今ここを訪れる人のほとんどはこの島で
起きた凄惨な戦いのこともここが戦場だった
ことすらも、今でも島の西北部の広大な4万坪
がアメリカ軍の訓練飛行場として接収され
続けていることも知らない。

20代で初めてこの島を訪れ、ずっと心に
引っかかっていた。
いまもビーチは相変わらず綺麗だった。
きっとこれからもずっとこの島のことは
私の中で引っかかり続けるに違いない。

木の上の軍隊

太平洋戦争で、うるま市出身の佐次田秀順さん(時28歳)と

宮崎県小林市出身の山口静雄さん(当時36歳)の二人の日本兵は、

母国の敗戦も知らずに戦中、戦後の2年間(昭和20年4月~22年3月)、米軍の目を逃れて、周囲にあるガジュマルの樹で上生活を送った。


↑の実話を元にした井上ひさし原作:藤原竜也主演の演劇

「木の上の軍隊」が上演されたのは数年前。

興味があったけれど観れずに終わった。

まさかこのガジュマルの樹が伊江島にあるとは知らなんだ。

この樹の上で二人の兵隊は2年間も暮らしてたんだな。


ちなみに井上ひさしは「木の上の軍隊」を書き終える前

未完で亡くなっているので、最後のシーンはそれぞれの

作り手の解釈の自由があある。


「木の上の軍隊」は今年7月から今度は

堤真一主演で映画化され公開予定。

https://happinet-phantom.com/kinouenoguntai/




反戦平和資料館 ヌチドゥタカラの家

20代で訪れてから30数年ぶり
沖縄伊江島 反戦平和資料館ヌチドゥタカラの家。

30数年前にここで伝説の平和活動家
阿波根昌鴻さんのお話を他の観光客と共に
この家で直接聞いたことがある。
僅かな時間だったけれど、その時間は今でも
私の中で宝もの。
すごい人だった。
彼は2002年に101歳で天国へ。

後継者の理事長 謝花悦子さんももう87歳。
今回もたまたま謝花おばぁから反戦や平和、
阿波根昌鴻さんが目指した農民学校の話を
聞くことができた。

おばぁは電動車椅子だけど、今でも気力が
しっかりしててほんとうに頭のいい人。
苦労人、芯の通った優しい人。
それが戦争を語る時は鋭い深い目つきに変わり
彼女の怒りや憤りがストレートに伝わってくる。

日々知らず知らずにいろんなことに
しょうがないと思う気持ちがに
なりがちだけど、こうして本物の方に出会うと
ただただ自分が恥ずかしくなる。

もう一度だけでいい、謝花さんに
会ってお話しを伺える機会が来るだろうか。

今回は阿波根昌鴻さんが謝花さんに
会わせてくれた気がしてならない。
遠くから出かけた甲斐があった。




恥ずかしい

海なし県の岐阜県人にとって海は永遠の
憧れ&畏怖の対象(⌒▽⌒)

浜辺でプカプカ浮いてシャシュノーケル🤿
しようとウエットスーツ3Lを借りたけど
更衣室でどう身悶えしてもキツすぎて着れない。

恥ずかしながら胸のチャックがどうしても
閉まらず胸をはだけながら更衣室から
歩いて浜辺のレンタルショップへ。

「デブ過ぎてウエットスーツが着れません!」
と店員さんに訴えると「あっ!」と
声を上げて申し訳なさそうな表情を満面に
浮かべて「お客さん、そのウエットスーツ
前後逆に着られてます!」
「前後逆!?恥ずかしいッ!」
チャックは胸ではなく背中で閉める
ものなのだと初めて知る。

浜辺の人々の視線を浴びながら
ウエットスーツを前後逆に着た
おっさんが「恥ずかしいッ!恥ずかしいッ!」
と叫んで小走りで更衣室に戻る。

前後逆だからか、焦っているせいか
これがまた脱げないったら脱げない。
きっと大蛇に巻かれた時はこんな感じ
なんだろう。
更衣室でやっとの思いで必死に大蛇から逃れ
横を見ると、20歳くらいの若者が
「う〜、う〜ッ」とやはり大蛇と
悶絶しながら格闘している。

若くて細身でも大蛇相手はやっぱり大変な
ものなのか?!と目をやると、その若者も
あはは🤣前後逆に着ようとしてる🤣!

更衣室は二人きり。
若者に「それ前後逆ですよ!」
と教えてあげるべきなのか、それとも
人生経験の一環としてそのまま浜まで行かせ
私と同じ恥ずかしめを受けさせるべきなのか。

いや、ここはやっぱり教えてあげよう。
「それ、前後逆ですよ!」
するとその若者も「は!恥ずかしいッ!」
「このまま浜に出たら
とんでもなく恥ずかしいところでした!」

そのまま浜まで行かせてれば「被害者の会」
結成だったのにね🤣

更衣室で礼を言う若者を見送り
今度はちゃんとウエットスーツの前後を
しっかり確認して着直す私。
よーし、これならすんなり...となるはずが
やっぱり身悶えしながら、
やっぱり背中のチャックが閉まらない。
疲れた。。。
すごく疲れたけど一人で着るのを諦めよう。

ショップの店員さんに再びチャックを閉める
手助けをお願い。
「はい、合図したらお腹引っ込めて!」
「はい、もう一度お腹引っ込めて!」
を何度も繰り返してその度に
「おっさん、その腹、出直して来な!」
と言われてるようで恥ずかいっ!

やっとウエットスーツが着れた時には
もう体力を使い果たしヘトヘト。
まるで卵を産み来た海亀のように
砂浜を這うようにして海に入る。
いや、海亀ではなくトドじゃん(T ^ T)

 若い時はバナナボートに乗ってキャッキャ
言ってたがまるで夢のよう。







掴めそうで

掴めそうで掴めない。

鬼ヶ島

むかしむかしあるところに
珊瑚の牙が生えた鬼がいたそうな。

砂を掴みに。

掴みに

夕陽と波を掴みに。

一回のご注文の上限は10kgまで

在庫が急激に逼迫しています。

誠に勝手ながら3月20日より当面の間、
一回のご注文の「上限は10kg」まで
とさせていただきます。

みなさまには大変ご不便をおかけしますが
何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

価格変更のお知らせ

誠に恐縮ではございますが、3月20日より

コシヒカリ・ミルキークィーンの価格を

5kg→3241円(税抜)  3500円(税込)
2kg→1574円(税抜)  1700円(税込)

に改定させて頂きます。

スーパーさんなどのお米価格と
うちのお米価格の差があまりに大きく開き過ぎ
ここ数日だけで例年の1ヶ月分を大きく上回る
たくさんのご注文を頂いております。

元来大変ありがたいことなのですが、
在庫の減り方が見たことのないペースで
連日急激過ぎ、このままのペースですと
春先早々には在庫切れになってしまいます。

  長らくうちのお米を通年あてにして
くださっているお客さまへの安定供給も
危ぶまれる事態になりました。

既に先日来、販売数量制限をさせて
頂いているところですが
つきましては、加えて価格を改定させて
いただくこととなりました。
30年で初めての価格改定となります。

みなさまにはご不便・ご負担をお掛けしますが
何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。


 
なお、甘酒はこれまでの価格据え置きで
変更はありません。















久しぶりぶり

楽天ふるさと納税、2583件の甘酒の中で
今日は久しぶりに全国一位になりました。

ご支持くださったたくさんの
みなさまに改めて心より感謝申し上げます。

「ありがとうございます!!」

死者が描かせた劇画

上下巻A4版280ページに及ぶ劇画の大作。
沖縄戦のうち6日間に及ぶ伊江島の激闘。

沖縄戦や戦後の日米地位協定や基地問題に
関する本はこれまでに何冊も読んで
自分なりに踏み込んで調べたことがある。
(一時は沖縄の大学院に行こうか考えた)

調べれば調べるほど戦中戦後日本の矛盾や
悲劇が煮詰まったような沖縄問題の重さ。
その度に重さに耐えられなくなるけれど、
また調べてみようと思う自分がいる。

この劇画はすごい。
伊江島の死闘を、史実や証言に基づいて
しんざとけんしん氏が魂をぶつけて描いている。
いや、殺され自爆した軍民合わせて
3500人の人達がしんざと氏にこの劇画を
描かせたのだと強く感じる。

外さなくて

朝起きたらなんと一面の雪。
この時期としてこんな積雪は記憶にない。

昨日スタッドレスタイヤを外さなくてよかった!

※本日以降のご注文分は3月26日以降の発送となります。

発送お休み3月20日〜3月25日

うちのお米とスーパーとのお米の価格差が
とうとう1000円を余裕で超え、当面一回の
ご注文を上限15kgでお願いする事態に。

これほど毎日が精米で忙しい日々なのも
見たこともないペースでお米の在庫が
減っていくのも30年間で初めてのこと。
ありがたさと在庫切れの不安が交錯🫨

さて、勝手ながら3月20日から25日まで
発送をお休みします。

お急ぎの方は今日18日中にご注文ください。
明日19日から25日まで間のご注文は
26日以降の発送再開となります。

360

今月で米農家になってちょうど丸30年。
30年間欠かさず月に一回書いてる
お客さんへのラブレターも360通目になった。

ご協力ありがとうございます

今年も始まるドラマの舞台、現在の田んぼ。

お米のご注文は当面の間、上限を15kgと
させて頂いております。

うちのお米は昨年まではスーパーでは
最高値の部類でしたが、今では量販店を含め
どこのお米売り場を見ても、うちより安い
お米を見つけることができません。

うちは値上げをしないで昨年の価格のまま
販売していただけなのですが、
あっという間に5kgの平均価格で
1000円以上安いお米になってしまいました。
まさかこんなことが起きるなんて私を含め
お米業界の人は誰も想像できませんでした。

この1ヶ月のお米の売り上げは過去最高。
誠にありがたいことですが、このペースだと
うちのような小規模農家はあっという間に
在庫が底をついてしまいます。
当面の間、15kgの販売制限となりました。

15kgの販売制限以降、みなさんにはご不便を
おかけしておりますが、ちゃんと上限15kgを
守っていただきご協力に改めて感謝申し上げ
ます。

当面は上限15kgのご注文となりますが、
政府の備蓄米の放出により世間のお米の価格が
下がり、相対的に価格差がなくなりましたら
販売数量の制限もいらなくなるかなと
考えてます。

燃料や梱包資材に電気代あらゆる生産費が
値上がりしてますが、これまで最高値でも
支えてくださったみなさんにこんな時だから
少しだけでも恩返しできたらいいなと
可能なところまで値上げしないで
いけたらと考えています。


※誠に勝手ながら3月20日〜3月25日まで
発送をお休みします。
その間は発送ができませんので、
お急ぎの方は18日までにご注文頂きますよう
お願いいたします。

がめてない

農水省や報道だと誰かがお米を買い貯めて
お米不足が起きてると言うけれど。

「誰もがめてない」が私達お米現場の結論。

「がめる」とは、盗むとかズルく自分のモノに
するとかという意味。

同業農家さん、お米屋さん、お米卸し業者さん、
はたまた農協さん、誰と話しても本当に
誰もがお米を持っていなくて困ってて
がめてる人も嘘をついてる人も全くいない。

報道のように中国人や転売ヤーがごくごく
少数いるかもしれないが、一袋30kgのお米を
素人がどこかに大量に隠してやり取りできる
ほどお米は簡単に扱えないのは私達業界人が
一番よく知っている。
お米を大量にがめておこうとしただけで
まず巨大な倉庫と空調とフォークリフトと
トラックが最低限必要になる。

農家は良くも悪しくも保守的だから怪しい
相手にお米を売ることを極端に嫌う。
つまり
「あ〜、本当に生産量が足りていないんだな」

個人的な計算だと

生産680万トン
➖需要700万トン
➕輸入米10万トン
=➖10万トン

だと思っていたけれど、
ここに来て元々農水省の公表してる
生産量680万トンがそもそも怪しい。
本当は650万トンくらいだと前提が
大コケするし、現状の辻褄が合う気がする。

農水省は日本の米の生産量数値をもはや
把握できてない気がしてならない。

さて、関係ないけど写真は梅酒を点滴してる
婆さんのラベル。
梅酒を血管に突き刺し「元気が出る」と
婆さんが喜んでるこの梅酒の名前は
「ばばぁの血🩸」なんともエッジの立った
ネーミングだ。



31

種籾が出番を待っている。
もうすぐ31回目のお米作りが始まる。

熟考末、今年は思い切って田んぼを
半分に減らすことに決めた。

若い時には遠過ぎてまるで見えなかった
ゴールラインも朧げながら目視できるところ
まで来た(来れた)。
ありがたいことだなぁ。

何事もいつかは終わりが来るから一年一年が
これまで以上に大切になってくる。

さて、サーティワンアイスクリームの
31もひょっとして31年目が由来かと
気になって調べてみたら、創業者が1ヶ月、
31日毎日違う味を楽しんでもらいたいという
願いで付けた名前らしい。
粋だな。
現在は願い以上31を超える味があるそうだ。



(当面、お米ご注文は一件15kgを上限に
数量制限させていただいております)



販売数量制限のお願い

現在お米のご注文が殺到しております。

申し訳ございませんが、当面の間、
一件のご注文の「上限を15kg」と
させて頂きます。

皆様にはご不便をおかけ致しますが、
何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

なお、甘酒の在庫は十分ございます。

馬と島原

島原の嫁さん一族への娘夫婦の披露目会も
無事に終え岐阜への帰途につく。

さて、島原半島は以前は馬の一大産地だった。
戦時中は数多くの軍馬が徴用され戦地に
送られて行って二度と日本に戻って
来ることはなかった。

島原の馬の生産は戦後も続き各地に馬の市場が
開かれて、優等な馬を育てた飼育者が
品評会で誇らしげに愛馬と写っている写真が
数多く残っている。

そんな馬の生産が盛んだった半島も
トラクターや自動車の普及で一挙に衰退する。
その盛衰は「長崎県の馬」という本に詳しい。
なんの世界でもそうだけど一産業や地域が
急速に衰退しそこにまつわる文化や風俗、歴史
もろとも消滅していく様はじつに寂しい。

さて、私は17年間馬を飼っていたから
馬への思い入れは人一倍。
島原の馬の痕跡を調べては
もう何箇所訪ねたことだろう。

徴用され名誉の戦死をした軍馬の墓が
騎兵や輜重兵のそれに寄り添うように
建っていることも少なくない。
中には「●●號の墓」と戦死した軍馬の名前と
戦死した場所や所属部隊名、馬の顔の
レリーフがリアルに墓石に浮き彫りにされ
その上には陸軍の象徴である星が金色に
輝いているものまである。

今では馬も馬を飼育していた農家も
なくなってしまったけれど、かつての島原の
人たちがどれほど馬を愛したのかは
馬の痕跡を丁寧に訪ねてみると
私には痛いほどわかる。

ここは山の上のカフェ。
うれしいことに馬が2頭いた。
かつて飼っていた愛馬うららを
思い出しながら優しく撫でてお話しした。



雷撃の神様 村田重治

子供の頃から戦記物読むのが大好きだった。

「雷撃の神様」と呼ばれた村田重治少佐は
子供の頃、本の中の私のヒーローの一人だった。
長崎県島原市の出身。
アメリカ空母を雷撃後体当たりして戦死。
戦時中、既に有名な雷撃隊隊長として
知られていた彼は島原市葬、市民総出の
盛大な葬儀だった。
 
彼の出身町内やお墓はどこなのだろうと
ずっと探していたら、とうとう
突き止めることができた。

彼のお墓は清雲寺にあって
出身地は島原市新馬場。

一目お墓を拝みたいと清雲寺に向かったけれど
海軍大佐と刻まれた立派なお墓が
どこを探しても見つからない。
お寺さんに直接聞いてみると
つい昨年にご遺族のご意向でお墓は撤去
更地になって痕跡はないと言う。
あと一年早く突き止めておけば。。

かつては日本中の注目の的でヒーロー、
しかも市葬まで行われた彼を祀るお墓は
もうどこにも存在しない。
戦国時代でも鎌倉時代でもなくつい80年前の
出来事と熱狂だったのに、時の流れは
いろんなことを消滅させていく。
無常だなと改めて思い知らされた。



100万トンは1ヶ月半

備蓄米は極端な不作や凶作、わかりやすく
言えば飢えのための備え。
年間20万トン✖️5年間=100万トンの備えがある。

3月末から備蓄米21万トンが米価格高騰を
抑えるために放出される。
元々、不作や凶作への備えだから法律的に
「価格を抑えるため」に備蓄米を使うのは
許されない。
だから法律を「価格を抑えるため」にも
備蓄米を放出できるように変更した。

備蓄米は5年間の積立てで100万トン。
100万トンってすごく多く感じるけれど
この量は全国民の僅か1ヶ月半分でしかない。

1ヶ月半。
これで十分な備えだと思う人は
どれくらいいるのだろう。

その上で更に21万トンを価格安定の
ために放出する。

備蓄米放出が価格対応の切り札だと
報道されるばかりだけれど、何か起きたら
どうするのだろう、いざとなったら
みんな飢えてしまわないか心配でならない。

一般の方は自分では食糧は作れない。
だから万一のことに備えたりより心配するのは
当たり前のはずだけど、今はお米価格を
下げるためにその大事な僅かな備蓄米を
切り崩すことに頓着しない。

私たち米農家はお米を持ってるから
万一のことが起きても一般の方よりは
心配しないで済む。
その米農家が備蓄米放出による備えの
切り崩しを心配して、より心配しなければ
生きていけないはずの人が備蓄米放出による
飢えの可能性を心配しない。

世の中逆さまだな。
飽食のしっぺ返しが来ないといいと思う。

お披露目会

昨年東京で結婚した娘夫婦。
今日は長崎県島原市は私の嫁さんの一族に
お集まり頂き結婚お披露目会。

さて、写真は40年くらい前の島原の義父。
義父は恐ろしい数の宴会芸を持っていて
これは秘伝の綱渡り芸。
今回も85歳になった義父が大ハッスルで
お披露目会は終始こんな感じで一族ゲラゲラ。

私の宴会芸の90%は島原からの輸入モノ。
一族に伝わるこの綱渡り芸、私も若い時に
伝授してもらい、これまで何人かの友人の
結婚式でも披露させてもらった。

新婚の娘夫婦が一族に可愛がられる姿を
見ていると、32年前の自分たちの島原での
結婚式がオーバーラップ。
一族のお一人お一人にこれまでどれほど
可愛がってもらったのかを一々思い出して
いたら、義父や従兄弟の芸の数々にゲラゲラ
笑いながら涙が出てきた。
人はありがたいと感じて涙が出るものなのだな。




大三東駅

大三東駅は、おおみさき駅と読む。
間違いなく海から日本一近い駅。
なんたってホームのすぐ下が海🌊。

黄色いハンカチに願い事を書いてホームに
なびかせるのがここの流儀。

しっくりこないのは

いただきますにごちそうさま。

この言葉、私たちは毎回どこに向かって
発しているのだろう。
食べ物のいのちに?食べ物を通した自然、
食べものを通した神様、農家さん、
それとも料理を作ってくれた人に?

ある民間信仰系の方は「それはご先祖にだ!」
と言い切ったが、その先に彼がするだろう
無理な話の展開と既に発している微かな
お布施の匂いを嗅ぎ取れないほど私も
間抜けではない。

「神人共食」という言葉がある。
神に供えた食べ物を人がいただくと言う意味。
これは神を自然と置き換えてもいい。
自然が与えてくれた食べ物を人が
自然と共にありがたくいただく。

仏教、キリスト教、馬頭観音に神道。
それぞれに興味を持ったけれど、
正直どれもしっくりこない。

下世話にわかりやすくいえば、
アメリカのグランドキャニオンに
お釈迦さまや観音様が似合わないように、
日本やアジアの田んぼや山々に
キリストの十字架はやはりどこか似合わない。

米農家の立場からすると、なんとなく
当てはまるのは八百万の神だろうか。
いや、それでも正解から遠い気がする。

神様がいるとすれば、とてもではないが
人間の生み出した一つの宗教という服には
収まらないのだろうな。
神と呼んでる存在は、私たちが想像も
できないほどとんでもなく大きなスケール
なんだろうなと最近よく思う。

さて、明日から13日までは発送業務は
お休みです。ご不便をおかけしますが、
発送は14日から再開いたします。

明日以降のご注文は

明日以降のご注文の商品は3月14日以降
の発送となりますのでご注意ください。

お急ぎの場合、または到着期日時間の指定を
ご希望の場合は、本日中にご注文を
お願いいたします。

(お休み)3月6日〜13日

3月6日〜13日までお休みします。

この期間は発送できませんので
お気をつけください。

あっという間

7年前の今頃、私は一人で中国雲南省元陽は
世界一の棚田に立っていた。
風が強い日だったな。
7年前は未来は砂時計の砂はまだまだ
たくさんある気がしてた。



ミッション終了

夜の犬山城見学をもって香港夫婦相手の
自称ツアコン終了。

大学生の時、一時はツアコンになろうと
考えたこともあったけどじつは今でも
憧れてる職業だからめちゃ楽しかった(⌒▽⌒)

延べ3日間ほぼ英語と中国語。
初日の比率は英語8:2中国語。
2日目はそれが6:4。
3日目は5:5で最終的に突差に出てくるのは
なぜか中国語の方と言う不思議。
英語も中国語も文法や正確性も全く
無視の超ブロークンだけど、思考回路が
少しずつ変化していくのがおもしろい。

だいたい文法や正確性なんて気にしてたら
話せるものか。
母国語でない英語と中国語を久々に
必死に使っているのだ。
「それが理解できないのなら相手が
悪いに決まってる🤣」
つまり気合いだ。

それでも時間帯によっては
「お、日本語で考えずに話せてるじゃん!」と
驚く瞬間も、逆に簡単な単語ですら全く
出て来ずに
「いくらなんでもこりゃひどい(T ^ T)」と
泣きたくなる瞬間もあって、脳の働きって
おもしろい。

もしあと1週間この生活が続いたら
何が起きたのだろう。

ちなみに若い時、初めて英語の夢を見たのは
留学して2ヶ月目。
夢の中でも英語が全く通じず「No!!」と
叫けびながら飛び起きたのを今でも覚えてる。


ごきげん

37年前の米国時代の古い友人と
新しい友人にちょっと前から知っている
友人の経営する小さなレストランに
集まってもらいご機嫌な会。
気分はまるでホームパーティー。

年齢も性別も国籍も飛び越えて
一人一人に歴史があって、尊敬し合って
尊重し合って信頼し合って、って
ありそうでなかなかない。

エブリバディ、しあわせな時間をありがとう。

チャンポン

香港からwilson夫妻。

日本語と英語と中国語と広東語のチャンポン。
脳みそをフル回転は突然筋トレした感じで
頭の中が産まれたてのバンビ状態。

まぁいいさ!伝われば!(⌒▽⌒)
翻訳機は面倒でとうとう使えなかった。
まぁいいさ!伝わってなくても!(T ^ T)