ちょっと待ってて!

大谷さん、お願い。
ちょっと私が行くまで記録達成待ってて!

明日ロスに飛ぶので新幹線で成田に向かう。

そう言えば、農業始めて10年くらいは
東京に行くのも高速バスばかり、
新幹線は高くてなかなか乗れなかったな。

30年経って新幹線乗れるなんて小さなことでも
ありがたいことだな。

のぞみに乗れば名古屋〜東京は1時間半だけど
今日はわざと2時間40分かかる
こだまに乗ってみる。
仕事でずっと速さや効率ばかりを求めてた
精神性をほんの少し解放してみよう。

知ってる人は少ないかも知れないが、
こだまの14、15号車はグリーン車並に
空いてて貸切的な贅沢な移動空間。

高齢化人口減少と田んぼ

村が高齢化し人口が減り続ける。
この地に移住した30年前650人いた人口は
今では200人前後。
私は移住者だけど、今まで数え切れないほどの
お葬式に出た。

人口が減って空き家が増えて
猟師が減って猪や鹿が増えに増えた。

以前は効果があった電気牧柵も最近では
感電に慣れられ猪も鹿にも効き目が
なくなってきた。
特に電気牧柵のはるか上を易々と飛び越える
鹿のジャンプ力には侵入を止める方法がない。

いよいよ鹿や猪の食べ荒らし踏み荒らしで
稲が全滅に近い被害を受け、これ以上は
耕作できない田んぼが増えてきた。

来年の作付け計画をたてている。

残念ながら耕作しても猪や鹿のせいで
全滅してしまう田んぼ、明らかに
被害が拡大する田んぼはもう作れない。
もう個人の能力ギリギリを超えている。

30年も預かっていたそれらの田んぼは
地主さんにお返しすることを決めた。
それは一部ではなく、かなりの面積になる。

30年前にこんな事態になるとは思って
いなかった。
いや...じつは...私は知っていた。

30年前、八百津町の企画課でコホート法による
人口動態の資料をコピーしてもらったことがある。
その資料の人口減少予測はまさかそれほど
減るのか!と思うほどだったけれど
今となれば恐ろしいほど結果は合っている。
人口動態統計や予測は、よほどのことが
起こらない限りこれほど正確なのかと感心する。

でも、人口が減ってその結果田んぼが
作れなくなるとは夢夢予想できなかった。

福地の現状は日本中の山村に起きていること。
仮に一つの村や地域が対応に成功し活性した
ところで大きな流れは変えられない。

さて、先日、八百津町役場から10年後
この集落でまだ耕作されている田んぼの
予想地図を提出するようアンケートが来た。

「10年後耕作している田んぼはありません」
全ての田んぼが耕作放棄され荒地になるとの
予測を回答をした。

問題は農地どころの話ではない。
今後10年後ここの人口は何人残るのか、
アンケートするまでもなく一軒一軒
指折り数えることができる。
そこまで減った。
そして人口はこれまで以上急激に減り続ける。


タイミングの妙

稲刈りが終わって何日も経ってないのに
明後日からロサンゼルスに出発する。

今日も9月とは思えないくらい暑い一日だった。
もし今年が普通の気温だったら、
まだ稲刈りは続いていてアメリカ行きなど
なかった。

そうでなくてもこの時期は毎年
まだまだとてつもなく忙しい。
ところが今年は他にもいろんな幸運な
タイミングが偶然重なって出発できる。

30年間お米作りをがんばってきたことへの
神様からのご褒美だと、有り難く
ロス行きの恩恵に預かろうと思う。

お休み9月19日〜25日

9月19日〜25日までお休みします。
お米甘酒のご注文は、18日午前中までに
お願いをいたします。

今年収穫のお米たち。
30年間で一番の豊作でした。
ありがとうございます
ありがとうございます
ありがとうございます。

estaと言う名のビザ

estaと言う渡航認証がないとアメリカに
渡れない件。
これは実質的にはビザだな。
21ドルだから3000円。

思ったより申請は簡単で自分でできたけど、
旅行会社の申請代行手数料は1件8000円。
今日は2件申請したから16000円の
仕事をしたことになる。
不慣れな人相手の商売ならぼろ儲けだなぁ。

ビザと言えば現在は中国人が日本に旅行に
来るのにビザは不要。
逆に日本人が中国に行く時には
中国滞在のビザが必要。
数年前とまったく状況が逆転した。

まるで国力のバロメータみたい。

身ぐるみロス

ロスの空港に35年ぶりに行く。
35年経ってもよーく覚えてることがある。

35年前ロスの空港で入国するのに列に
並んでいたら、いきなり警官2人に両腕を
掴まれて一人だけ別室に連れて行かれた。
列に並んでるみんなの目線が痛かった。
「え、え、えー、どうして!?」

20畳くらいの広くて真っ白な部屋に
入れられると「脱げ」と言う。
コートや上着を脱いだが
「もっと脱げ」と言う。
tシャツになってもまだ「脱げ」と言う。
結局パンツ一丁になるまで
身ぐるみ剥がされた。

身体検査されて今度は「通帳を見せろ」と。
通帳の残高を見せたらいきなり態度が変わって
2人とも謝罪一辺倒に変わった。
ああ、お金のない不法入国者に
見られたんだなとそこでわかった。

ロスはロスでも、これは何ロスと言うのだろう。

浦島太郎

稲刈りが大忙しでなんの準備もしてないけれど当選したドジャーズ大谷無料観戦ツアー、
気付けばロサンゼルス出発まであと6日。

アメリカは若い頃の留学以来だから
もう35年ぶりになる。
35年って浦島太郎(T ^ T)

大リーグのチケットはアプリをダウンロード
いろいろ入力してオンラインチケットを
スマホで見せなきゃいけない。
紙にしてほしい(T ^ T)

アメリカ渡航には今はビザなしの許可を
取得し21ドル支払わなければ飛行機にも
乗せてもらえないそうだ。
面倒な手続きを始めないと間に合わない。
これじゃ「ビザなし」というビザ取得と
ほとんど同じじゃん(T ^ T)

ドジャースタジアム入場の規定がこれまた
厳しい。
荷物は30cm✖️30cmのクリアなバッグだけ。
プラカードとか一切禁止。
未開封のノンアルだけ持ち込み可。
スタジアム内で水を買うと1000円超え。
水が1000円!!!

35年前アメリカはもっと自由でいい加減で
ほとんど全てのものが安かった。
当時日本の値段より高いと思ったのは
電池とタバコくらいのものだった。

それにしても水が1000円超えのアメリカで
ハンバーガーは一体いくらするのか!!!?
と完全にビビりまくっている浦島太郎
ここにありけり。


晴れやか

稲刈りで酷使したコンバインを小嶋さんと
二人でピカピカに洗う。
まるで新車じゃん!
ちなみにこの機械は今買えば1000万円ほど。

稲刈りはコンバイン洗いまでが一区切り。
だから二人とも晴れやかな表情。

米農家にとってここまで無事に
漕ぎつけたことが心からうれしい。

今日は久しぶりにゆっ〜くり寝よう。



終わりと始まり

稲刈り終了直後にトラクターで田んぼを耕起。

30年間作り続けてお世話になった田んぼ。

近年の猪に鹿の侵入、水路に老朽化、
お手伝い頂く働き手の高齢化、日陰の増大等
これ以上お米を作れないと判断した田んぼを
地主にお返しする。

冷静になるとよくもこんなギリギリの環境で
体力的にも精神的にも無理を押し通して
お米を作り続けて来れたものだと感心する。
来年からは条件のいい田んぼに農地を
集約することに決めた。

この田んぼは多分江戸時代からのお米作りの
歴史を閉じ、来年からは蜂蜜作りのための
レンゲ畑になるとのこと。

 私は撤退する田んぼだけど、荒地にならず
別の役割で活かされることを祈念しながら
30年間に感謝をしながら最後の耕起。

新米は10月上旬〜

稲刈りが終わった。
これから収穫作業の片付けが始まる。

ライスセンター(仕事場)の種々雑多な
農機具類を片付け、コンバインを洗い
メンテナンスする。
これだけのことで軽く一週間はかかる。

お米を残留農薬検査に出して
安全性を確かめる。
お米の残留放射線を検査して
安全性を確かめる。
精米施設を年に一度の大掛かりな
メンテナンスをする。

今は世間ではお米不足だったり、お米が高価に
売れる時期らしいけれど、そんな一過性の
現象には振り回されたくない。

自分の分身である新米の販売に向けて
心身ともに落ち着いた環境を整え、
お客さんに喜んでいただけるよう
万全の体制で出荷に
向け準備をしていこう。

新米の発売はそれらが全て整った
10月上旬からのご案内になります。

修行なのか(T ^ T)

今年の稲刈り期間中は経験したことが
無いような様々な機械トラブルに見舞われた。

胃が痛くなるようなトラブルが
これほど毎日連続したのは記憶にない。

毎日「これは試練に耐える何かの修行なのか?」
忙しい中、作業がストップしてしまって
何度もそう思った。

30年もお米作りの経験も天候や環境、
巡り合わせに経年劣化など通用しないことも
たくさんあるものだと感心してしまう。

トラブルを修行と捉えるか試練と捉えるか
勉強と捉えるか、それでも終わったことに
感謝するのか、それともトラブル自体に
感謝するのかはほんとに自分次第。

さて、どれでいこうか。


お陰様

稲刈り最後の一列。

お陰様で稲刈り終了。

バンザーイ!!!!

限界

猪に踏み荒らされ食い荒らされた
田んぼの稲刈り。
種籾から大事に育てて最後は猪....。

電気牧柵にネットに爆音機も突破され
まともにお米作りできる田んぼが
すごい勢いでどんどん減っていく。

猪も鹿も、もはや人の姿を恐れない。
この田んぼも今年で最後、我慢の限界、
来年はもう作付けできない。

稲刈りと大谷さん

こんなこと起こるものなのか。

おーいお茶の大谷さん観戦ツアーに当選した。
どうやら何十万通の中で25組ペアと言う
宝くじレベルらしい。

ロスまでの往復ANAやヒルトン系ホテルの
同じツアーを調べてみるとなんと一人
49万円くらい、ペアだから100万円近い代物。

ところが観戦ツアーの日程が微妙。
稲刈りを無事に終えると大谷さんが近くなり
稲刈りがトラブって長引くと大谷さんに
会いに行けない。

今年の稲刈りにはそんな裏事情もあって。


天使降臨

深刻な機械故障で籾摺り作業が
ストップしたのが一昨日。

施設は稲刈りした籾でパンパカパンに
なって稲刈り作業までストップ。

今日はるばる金沢市から機械メーカーさんが
修理に来てくれた。
修理スタッフさんがトラックから降りてきた
瞬間に「天使がやって来てくれた!」
「助かった!」と小躍り。

天使の魔法でやっと機械修理も完了し
これまでの遅れや鬱憤を晴らすかのように
籾摺り作業再開。
久しぶりに体力の限界までがんばる。

毎日トラブルで毎日大変な思いをして逆に
人様に助けられる感謝が染み渡る日々。

ありがたい限り

楽天ふるさと納税サイトの甘酒部門。

全国から2612件もの甘酒が出品されている
中でなんと山ちゃんの甘酒が全国1位に。
2612分の1ってあり得ない。

ありがたいなぁ〜。
明日もがんばろう!

コンバインの運転席からは稲刈りが
こんな風に見える。

それにしても今年は稲が最後まで
輝いていて美しい。
農家にとってこれ以上嬉しいことはない。

ありがとう。
ありがとう。

笑ってますが

今日も小嶋さんと稲刈り、二人とも
笑顔だけどトラブル続きでオーマイガの毎日。

30年も稲刈りしてるんだからたいていは
どんなトラブルも経験してて、ある程度
対応できるものだけど。

今年のトラブルはどれもこれも30年で
初めてのことばかり(T ^ T)で
昨日なんて機械から大きな部品がガーン!!
って脱落。嘘でしょ!嘘と言って!
で、稲刈り以外の作業は現在全てストップ。

泣きたい.............




芸術

綺麗に熟したお米のは黄金色に輝く。
どんな芸術家にも描けない
本物の金色だと思う。

稲刈りは今日もトラブル続きだけど
稲達の黄金色に励まされてる気がする。
さぁ、明日もがんばろう。

稲刈り初日

稲刈り初日、ペアの小嶋さんと。
この笑顔のすぐ後にコンバインが不調、乾燥機も不調とトラブルまみれの初日。
そりゃ〜こんだけ降ってくれれば
まともにいくはずもない(´༎ຶོρ༎ຶོ`)

初日にいろんな対処法を学んだと
思えばいいけど、もう対応にヘロヘロ。

30年目なんだからもう大抵のトラブルには
驚かないぞ!とたかをくくっていたけど
これがまた30年で初めてのトラブルばかり。

何年経っても勉強サセテイタダキマス。

さぁ

お米作りで私の1番の弱点は
元々機械が苦手なこと。

待ってました。
今日は大好き&大尊敬してる農機具屋さんに
コンバインを最終整備してもらい、
これで整いました。
さぁ、明日から稲刈り。

昨晩も今日の午後もとんでもない強雨で
田んぼはぬかるみ以上の最悪な状態。
こんな劣悪な状況の秋は久しぶりだけど、

さぁ、明日から。

笑顔のハラワタ

稲刈り開始まであとちょっと。

田んぼを前にして笑ってるけど、
全体の約半分の田んぼが毎日猪に侵入されて
稲をメチャクチャにされて泣きたくなる。

10000ボルトの電気牧柵、ネット、爆音機、
持てる全ての方策を試してるけれど
今年の猪と鹿の田んぼへの侵入を
止めることができない。
正直もうお手上げ。。。

本当は今日から稲刈りが始まるはず
だったけど台風の影響で延期。

延期って日にちが延びるだけではなく
その分、猪や鹿に食べ荒らされ踏み荒らされる
ということだから。
猪や鹿に食べられるくらい
ならもう稲刈を一刻も早く始めたい。

いや、超鈍足の台風がとりあえず
過ぎてくれるだけでありがたいと思おう。



お腹いっぱい

もうお腹いっぱいです。。。

「来ないでくれ!」と願うと余計に来るのか、
気楽に構えて「来てもいいよ!」と
言っちゃうと本当に来ちゃうのか。

台風被害

台風の強い雨風で一面に倒れてしまった稲。
こうなると稲刈りに労力も時間も
5倍はかかる。

元々、春先に肥料の大豆が散布機から
予定以上にブワ〜ッと出てしまい
「きっとこの田んぼ秋には倒れるよなぁ」
と予測心配してた、つまり倒れたのは
台風のせい2割、私のせい8割。

ちゃんと予測通り倒れるものだなぁ。
けいけんじょう、こういう予測だけは
見事に当たる(T ^ T)

他の田んぼもところどころ倒れたけれど
お陰様で覚悟してたよりは被害が少ない。
ありがたいことこの上ない。

自分の蒔いた種。
倒れた稲達には申し訳ないけど
もう少しだけ稲刈待っててね。

稲刈バージョン

台風の大雨の中、仕事場を急ピッチで
稲刈バージョンに配置転換。

稲刈りは田んぼでの稲刈りでは終わらない。
稲を刈ってから乾燥や籾摺りなど
後工程で種々雑多な機械を使って
時間と労力をかけてやっとお米になる。

機械をメンテナンスしながら意識を
稲刈りに集中させていく。

準備

前職と言ってももう30年も前だけど
(財)横浜YMCAの職員をしてました。
YMCAは全国や世界に拡がる非営利団体(NPO)。

私が米農家になる大きなきっかけになった
出来事の一つが、阪神大震災の時に
横浜YMCAから西宮YMCAに
救援スタッフとして派遣されたことでした。

就農以来、大きな地震や災害などが
発生した時には、阪神大震災の経験をいかし
主に各地のYMCAを通じてお米や甘酒を
救援物資としていろんな方法で
届けてもらってます。

今回の台風をはじめ、周囲で災害に限らず
輸入や物流問題などでもし食糧が入手困難に
なったら、米農家としてできる範囲で
いつでも送る準備があります。

ご自分や周辺でもし食糧で困ったらまず岐阜の
米農家山ちゃんを思い出してください。

希望的観測

台風がくる。
既に長い雨で稲が倒れてしまっているところが
何箇所もある。

台風がくるけど小さな心の拠り所があって。
今年の蜂の巣は、例年より低い所にできてる。

記録的な大雨が来るなら蜂達はそれを察して
もっと高い所に巣を作るのではなかろうか...
と言うまことに希望的観測。

chatGPTに聞いたら、蜂の巣の高低と
その年の天候には関連はなく、
科学的根拠もないと言われてしまった。
人の経験則にも期待したい。

台風との付き合い方

今日は一日雨の予報が一日曇りで作業が
はかどった。

台風が来る。
昔は稲の被害が心配で心配で胃がキリキリ、
一睡も寝られなかった。
今はだいぶ図太くなった。

台風に対する対応法は
①ひたすら「こっちに来ないで!」と
心配し祈願する。
②あきらめひたすら無反応に無視する。
③「被害がありませんでした」と未来を
過去の出来事のように言ってみる。
④台風にすら感謝する。

①では新人のようで進化がない
②は淡々としすぎて心まで死んじゃいそう
③はどこかの自己啓発セミナーみたい

せっかくの米作り30年目なんだから
若い時には思いもつかなかった④でいこう。

もちろん被害や死者まで出す台風自体に
感謝するのではなく、台風と言う事象に
心持ちの変化や新たな心境や、
農家として更に鍛えてもらえることに。

お米あります3

東京方面や名古屋のお客さんが
「お米がお店の棚から消えている!」と
言われるので、近くの大型スーパーに
さすがに岐阜県ならあるだろうと行ってみる。
「ない!!」こんな田舎でも。

今年はお世話になっているホテルの
レストランさんがホテル改装のため
お米をそれほど必要としなくなって
たまたまうちはお米が今まだあります。

もし周りにお米が手に入らなくて
お困りの方がいらしたら
「山ちゃんのお米があるよ!」と
教えてあげてください。



嵐の前に

台風がやってくる。
忙しい怒涛の稲刈りがやってくる。

嵐が来る前に東京は

①黒田清輝記念館(お爺さんの恩師)
②東京の朝倉彫塑館(ちょうそかん・朝倉文夫)、
③国立博物館(黒田清輝没100年展)
④東京都美術館(会田誠など現代アート)を

欲張り放題に巡る18000歩。



ありがとうと言えるのか

サッと過ぎてくれればまだいいのだけど、
何日もずっと雨を降らせてそれから
直撃コースと言うこの時期の稲にとっては
最悪パターンの台風。

稲を育ててくれるのがお天道さんなら
被害をもたらすのもお天道さん。
もし被害が大きくても自分はお天道さんに
ありがとうとちゃんと感謝できるのか?
そんなことを何年も前から自分の中での
命題にしてきた。

台風の進路も大きさも影響も被害も
全てお任せするしかない。
そう言う仕事なんだなと改めて思う。

お米あります2

どうやらほんとうに都会ではお店の棚から
お米が消えてる模様。

うちにはお米あります。
お店に出してないのでうちはパニックに
巻き込まれてません。

山ちゃんのお米は7月から9月までの暑い間
輸送中の品質劣化対策、虫対策として
お米を真空包装でお届けしてます。

お米はこの時期、注文頂いてお届け後すぐに
食べて頂ければいいのだけれど、家の中の冷所
や冷蔵庫で保管しないと品質が劣化したり、
小さな虫が卵から孵化してしまったり大変。

真空包装は時間も手間もかかるけれど
この時期うちでは必須。

真空包装してしまえばほぼほぼ安心だけど
この時期、ふるさと納税でお米を
出品してないのも万一のことを考えると
八百津町役場さんにも迷惑をお掛けして
しまうことになるから。

しかしこのお米不足現象、どうにも不可解。
いずれちゃんとした原因を検証してみよう。




お米あります

ニュースではスーパーなどでお米が
なくなっていると言う。

いろんな方面から大丈夫なの?と
お問い合わせいただくけれども。

「うちのお米はまだあります。」
安心してご注文ください。

最終兵器投入

「ドッカーン!!!!」
3分毎飛び上がるほどの音を鳴らす爆音機が
猪と鹿に対する最終兵器。
3分に一度という時間設定が絶妙。

プロパンガスを爆発させ赤い筒の左右から
爆音を鳴らすこの兵器は、いくら田舎でも
音が大き過ぎ苦情が来てもおかしくない
伝家の宝刀。

朝も昼も夜も24時間猪の鹿も田んぼに
侵入しては稲を踏み荒らし食い荒らす
窮状を見かねて、地主さんからいよいよ
使用のokをいただいた。

使用後、安住の棲家を追われたのか
爆音が届かない別の田んぼで鹿に出会う。
そう、鹿や猪を殺せる訳でもない
この最終兵器は、効果があればあるほど
今まで被害がなかった他の田んぼへ
猪鹿を誘導してしまうという危険も(T ^ T)

実るほど

随分実ってきたなぁ。ありがたいなぁ。

田んぼで草刈りしてると背後に気配を感じて
振り向いて見れば、丸々した鹿が僅か5m。
午前11時、真っ昼間じゃん!

思わず互いに見つめ合う。
逃げない。
完全に人間を舐めてる。
「おぉぉぉぉい」と低い声で脅すと
電気牧柵の線を全くなんでもないかの如く
ジャンプするわけでもなく田んぼから
走り出て行った。

どう考えてもあなたの勝ち(´༎ຶོρ༎ຶོ`)

ど真ん中

こればっかりはどうすることもできない(T ^ T)
今のところ台風10号の進路のど真ん中。

台風は風雨で頭が重くなった稲をなぎ倒し
川や用水路を氾濫させやっぱり稲をなぎ倒す。

がんばれ偏西風。

全滅

田植え直後から猪と鹿に踏み荒らされ
食べ荒らされうちで一番広い田んぼ
なのにこの田んぼは全滅。

苗から育て肥料をやり耕し田植えをし
毎日水をやり草刈りをし全滅というのは
なんとも残念で耐えがたい。

いろんな対策をしてみたけど
鹿や猪のジャンプ力の前に電気牧柵も
完全に効果なし。

労力や経費ばかりかかって
収穫ができないのならもはやこれまで、
もうその田んぼは作りたくても作れない。

逆によくぞこんな悪条件の中で
ギリギリの状態にも歯を食い縛り
耐えに耐え長年田んぼを作ってきたと
自分を褒めてやりたい。

この一番大きな田んぼ全滅かぁ〜、
精一杯やった。
全く悔いはない。

全滅まで行かなくても年々猪や鹿の被害は
多くの田んぼに拡がりひどくなっていく一方。
来年はかなりの田んぼを放棄することになる。

野生動物との共生?
ここでは絵空事は通用しない。

毎日

毎日少しずつ少しずつ稲穂が熟して
黄金色になる。
うれしいな。

長年の謎解き

私が産まれるずっと前に亡くなった
熊本のおじいさんは洋画家だった。

おじいさんは大正はじめ頃に当時
「美術界のドン」と呼ばれた黒田清輝を
頼って熊本から上京し、
東京美術学校(後の東京藝大)を受験する。

結果は不合格だった。

おじいさんは中学の頃に筋炎を患って
片脚が不自由だった。
今では信じられないが、当時の帝大は
身障者には合格が認められない。
当時は熊本から東京の学校に行くなんて
海外留学するようなもの。
不合格になったおじいさんは上野の公園の
ベンチで随分落ち込んでいたそうだ。

そこに「受験でデッサン力は抜群なのに
脚が悪くて不合格になった奴がいる」と
通りがかりの人たちの立ち話を聞く。
「それは俺のことだ!」と居ても立っても
居られなくなったおじいさんは急いで
黒田清輝教授に直談判しに行ったらしい。

おじいさんの行動力は少し自分とも
似てるけど、おじいさんの実父も
妻の義父も熊本の県会議員。
そんなツテも使って熊本の国会議員まで
動かした。
なんとその結果、黒田清輝教授は
「卓越したデッサン力がもったいない」と
大学のルールを破ってまでおじいさんを
合格にした。
それくらい当時黒田の権威も絶大だった。

おじいさんは大学でも黒田清輝に師事し、
その後順調に洋画家の道を歩んでいく。
一方の黒田清輝も順調に東京藝大の教授を
長年勤め、国会議員にもなっている。

おじいさんからしたら黒田清輝は画家としての
人生の道を開いてくれたまさに恩人。
合格がどれほど嬉しかったろう、
どれほどありがたかったろう。
孫の私としても黒田大先生にお礼を言いたい。

私の名前は正隆。
私のおじいさんは隆憲。
私の父は清三郎(セイザブロウ)と言う。

父は三人目の子供だからサブロウは
わかるけど、子供の時から
「なんでセイザブロウなんて変な響きなんだ?」と不思議に思ってた。
今回やっと謎が解けた。

清三郎の「清」は、おじいさんが
恩人「清輝」から子供の名前に一文字
もらって付けたに違いない。
それくらいおじいさんは黒田清輝に
恩義を感じてたに違いない。

残念ながら清輝から名前に尊い一文字を
もらった父清三郎には絵の才能はない。
出世もしなかったがその代わり
輪をかけて面白い人物になった。

さぁ、恩人の画集を見てみよう。





緑から黄金へ

緑一色の稲穂が少しずつ少しずつ
黄金色になっていく。

米農家としてこの変化を見れるのは
心からしあわせなことだと思う。

危険

毎日いくらなんでも危険な暑さ。
草も木も稲もよく焼け死なないものだ。
昼間の農作業は危険極まりない。

やらなきゃいけないことも
やりたいこともたくさんあるけど
倒れたり寝込むことに匹敵するほどの
農作業はない!と心を鬼にし農作業を
中止して帰る今日この頃。

西部戦線異常なし

映画「西部戦線異常なし」
この作品は1930年(白黒)、1979年(カラー)、2022年(Netflix)と3回映画化されていて
今回のNetflix版で3作全て観たことになる。

今回の最新版は前作たちと違い、軍や政治の
上層部や将軍達の無能さ見栄や名誉のために
多くの若い庶民達が兵士として無駄死に
していく様が強調されている。

会社も議員も軍隊も地位が上だからと言って
優れている人は少ない。
地位欲や名誉欲、上位者への取り込み方や
仲間を蹴落とす能力には長けているけれど。

映画「日本の一番長い日」など、日本にも
軍や政権や天皇がいかに敗戦を受け入れるか
葛藤した記録的映画もあるけれど、
最前線で敵だけでなく飢えや病気で戦い
傷つき死んでいった一兵士の苦労や恐怖や
葛藤に比べたらまるで屁のような苦労話で
馬鹿馬鹿しくなる。

お前らが戦争を始めてお前らが命令して
殺し合わせて、最後にはお前らが偉そうに
戦いを止めろと命令を下し
「敗戦」を「終戦」と言い換える。
天皇は開戦、終戦の承認をし陸海軍の
作戦にも口を出し、軍のみならず
全日本国民がそれに従った。

日本人310万人を死地に追いやった
戦争最高指導者の天皇の責任は
問われることなく、逆に戦後は「人間天皇」
などと終戦をご英断した素晴らしき人物に
仕立てあげた。

戦後史を紐解いていくと、調べれば調べるほど
天皇は戦争責任不問の「命乞い」のために
マッカーサーに沖縄を差し出したとんだとわかる。
その後の沖縄基地を始めとする苦難は
この時の天皇の判断と無関係ではない。

映画「西部戦線異常なし」と全く同じ構図。

今日は8月15日。
名誉の終戦にするために腐心する
将軍達ではなく、国を問わず苦しんで
死んでいかれた大勢の兵士たち庶民の人たちの
ことを慰霊したい。



お盆 乙女おばあさん

祖父は東京美術学校(現東京藝術大学)出身の
洋画家だった。
祖母乙女おばあさんが昭和37年に書いた
祖父山田隆憲を偲んでの手記が残っている。

82ページにわたる手記に登場する人物は
かなりの人数で、その一人一人を
検索してみると驚くことばかり。

隆憲おじいさんを美術学校に合格させたのが
洋画家黒田清輝に熊本県代議士の安達謙蔵。
美大当時おじいさんがめちゃくちゃ
お世話になってたのが後の東京藝大学長
和田英作。
お爺さんとは小学中学の同級生で、
戦後、戦犯で処刑された武藤章陸軍中将。

などなど、ちょっと調べればおいおい!ってな
有名人物がゴロゴロ手記には登場する。

そんな登場人物をネット検察してると
お盆だからなのか一人一人から
「ありがとう!私のこともっと調べて!」
と言われてる気がしてならない。
頭の中が大正昭和初期に完全にトリップ
してしまっている。

写真は手記の中に出て来る東京芸大から
ほど近い谷中にある
「愛玉子(オーギョーチ)」というお店。

120年ほど前、谷中は初音町と
言われていて、この店は芸大音大の学生の
溜まり場だったと手記に何度か出てくる。
120年も前から、よくぞ残っていたものだ。

まだ若かった画家の卵の頃の隆憲じいさんや
仲間たちの姿を想像してみる。
お盆が近いからか。





詐欺師 地面師

地面師見たさにとうとうnetflix に陥落
してしまった。

30年でお米の詐欺は2回やられたことがある。

一回目は大阪の建設会社。
今なら絶対しないが、まだ駆け出しの時
お米を宅配便営業所留めで送ってしまった。
元警察官だからいろんな技を使って
代金はなんとか回収できた。

二回目は埼玉の取り込み詐欺業者。
その会社の登記簿まで確認したが、
入金日にお金ではなく倒産の通知が届いた。
もちろん計画倒産。
1〜2ヶ月注文しまくって代金払わず
倒産してバックれるのを取り込み詐欺と言う。

会社が怪しいと思ったら、登記簿抄本ではなく
登記簿謄本 全部履歴証明を法務局で取る。
会社の役員がコロコロ変わっていたら
ペーパーカンパニーの可能性が高く
かなり怪しい。
(登記簿抄本ではそれが確認できないからダメ)

高い授業料だったけどお陰で警戒することを
覚えて、それ以降は詐欺られてない。

みのるほど

みのるほどこうべをたれるいなほかな。

一日一日ゆっくりゆっくりじわじわと
だんだんとじょじょに実っていく姿を
見られるしあわせよ。

誰のものか

都会では夜は人間のもの。
田舎では夜は動物や植物や妖怪のもの。

夜に稲達を見回ると、昼には見せない
野生で獰猛な顔をしていて驚くことがある。

夜には猪や鹿や狸に狐、イタチに
ハクビシンたちが一斉に動き出す。

田舎の夜と闇は私達のものではなく
彼らのものだと思い知ってゾクっとする。

光が眩しいほどの都会の夜には
畏敬の念などない。
でも私達の感覚の中には夜は恐ろしいもので
何者かに襲われるかもしれないと言う
畏怖の念がしっかり刻み込まれてる。

不安に感じる夜こそが本物だと思う。
田舎の夜にはまだ妖怪が住んでる。

次の10年

人生4冊目のパスポートの出来上がり。
これが最後のパスポートになるのかな。

若い時は未来がいっぱいでどこにでも
どんな所にでも行けると思ってた。
実際興味の赴くままどこにでも出かけた。

いま渡ったら感覚だけでも20代の自分に
戻るのだろうか、それともやっぱり
歳を重ねたなぁと痛感するのだろうか。

若かった時の無謀とも冒険ともつかない
バックパッカーだった頃を思い出す。

人生最後になるかもしれない4冊目の
パスポートにはいくつのスタンプと
思い出が押されるのだろう。

発送業務お休み(8月10日〜18日)

8月10日〜8月18日まで
発送業務をお休みします。

この間のご注文の発送は
8月19日〜になりますので
ご注意ください。

どの口が言う

先の大戦で日本の戦争犯罪は裁かれた。

東京大空襲、長崎原爆、広島原爆、これらも
また紛れもないアメリカによる戦争犯罪。

長崎原爆式典に原爆を落としたアメリカが
長崎市がイスラエルを招待しないと言う理由で
欠席するのだと。
どの口が言うのだ。
上等ではないか、来るな来るな
完全に化けの皮が剥がれてる。

イスラエルがガザでしていることは
ジェノサイド、間違いなく戦争犯罪。

天皇は最高戦争責任者だった。
責任も取らずに何が人間天皇だ。
イメージとは違い、調べれば調べるほど真っ黒。
天皇の戦争責任も明らかだ。

天皇、アメリカ、イスラエル、
ロシアにウクライナ、みんな狂ってる。

権力者やお金持ちが戦争を始め、
庶民が殺し合い死ぬ。
おい、アメリカバレてるぞ。

猪め!

田んぼをヒエ抜きに回っていたら
すぐ近くの畦によく太った野良犬が
2匹仲良く休んでる。

こんな暑い昼間に珍しいな?とよく見れば
野良犬ではなく丸々太った2頭の猪。

あっちもこっちも突然の遭遇に5秒見合わせ。
もう人間なんて怖がらない。
全然逃げようといない。

ようやく「こら!」と大声を出すと
2頭とも面倒くさそうに電気牧柵を
軽々ピョンと超えて田んぼから出て行った。

こりゃだめだ、勝てない。
この辺の田んぼの稲、全滅する可能性が大。


カメムシめ!

カメムシは一回で100個も卵を産むと言う。
この2匹を見逃すと100匹になって戻ってくる!
そう思うと捕まえて素手でも握り潰す。

臭い!強烈に臭い!

でも100匹になって戻って来られるのに
比べたら仕方ない。
3年前、カメムシの食害で収穫量が大減収
半分になってしまった。
勘弁してほしい。

稗め!

猛暑の中、全身汗だく泥泥になりながら
田んぼの稗(ヒエ)を抜いて回る。

稗の種の寿命は80年もあると何かの本で
呼んだことがある。
もし今日抜いたヒエが80年前なら
昭和19年戦時中に落ちた種ということになる。

下北とカメムシ

若い頃は時間があればアングラ劇団を観に
池袋や下北沢の小劇場に通っていた。

本拠地は池袋シアターグリーン、お寺の倉庫を
小さな劇場に改装しててあれが「出る」と
有名なスポットだった。

下北沢なら「スズナリ」と言う劇場。
第三舞台はあまりテイストが合わなかったけど
飛ぶ鳥落とす勢いだった。

今年は稲の穂を食害するカメムシが大量発生と
だいぶ前から警報されてる。
今日、穂についた見覚えのない虫を
検索してみるとてんとう虫ではなく
ミナミアオカメムシだと。

カメムシが「スズナリ」(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
たくさんのカメムシ見て下北沢を連想した
米農家は少ないと思う。


上がる下がるボクらは栄養

ほぼ稲の穂が出揃った。
今年は30年の米作りで一番気温が高い。
経験のない暑さに稲も困ってる気がする。

気温は上がり円高も進み反対び株価は暴落。

数年前にニーサも含め株は完全撤退済み。
撤退してから株価はどんどん値上がりして
ちょっといいなぁ〜とも思ってはみたけれど。

上がって下がって、自分には努力も
イニシアチブもまるでない株に右往左往。
一喜一憂しながら生きてくなんて、
やっぱり自分には合わない。

庶民なんて踊らせといて栄養バンバン与えて
太らせてから最後にはガバっと食べられちゃう。

ふ〜。
今回は誰か巨大な一握りの人たちの
「栄養」にならなくて済んだ。

株は株でも稲株が似合ってる。

どう考えても

笑ってるけど危険な暑さ。
ここは標高600m、気温は100mにつき0.6℃
低くなるから本来は涼しくて、この地域の
ほとんどの家にはクーラーがない。
ところが今年は異常。
夜になっても気温が下がらない。

イノシシと鹿の田んぼへの侵入が止まらない。
侵入経路がこれまでと違う。
夜行性なはずだけど、どうも朝方に侵入して
川も毎日橋を渡ってるとしか考えられない。
橋のたもとの家の人に聞いてみると
「昨日の朝、倉庫の中に猪が寝てて驚いた」
と言われる。
もはや全く人の気配を怖がらなくなった
猪鹿たち。
いずれ倉庫ではなく、家の中に入って寝てた
なんてことになるんだろうな。




超大粒米 完売御礼

超大粒米「いのちの壱」お陰様の完売御礼。

20年ほど作り続けてきた品種でしたが、
昨年産で作付けを終了、今年はもう
作ってません。
よってこれをもちまして完全終売。

どんなお米よりも大粒、輝き、甘いという
超特徴のあるお米でした。
いのちの壱ファンのみなさまの
長らくのご愛顧ありがとうございました。

「いのちの壱」の後継品種として今年から
「にじのきらめき」を作付けしてます。
にじにきらめきは、この秋はじめての
収穫を迎えます。
ご期待ください。





しあわせ

30年前の古巣 横浜YMCAの保育園
保育士さん栄養士さんがはるばるお米の
研修にきてくれた。

お米のお客さんだし後輩だし仲間でもあって
もうね、みんなすごくかわいい。
なんだかまるで親戚のおじさんみたいな気分。

かつて自分もそうだったように、みんな
壁にぶつかりながらも毎日一生懸命仕事して
笑って泣いて怒って喜んで眩しい。

教えるはずが若い人達からいっぱい学べて
とても楽しい時間だった。
30年お米作りを続けてこれてよかったな。
当時とんでもない忙しいYMCAだったけど
YMCAにいてバリバリ仕事させてもらって
今があるんだな。
そう思える宝物のような2日間。

若い人たちのますますのご活躍を祈念して。

アイスホッケー

大学アイスホッケー部の同期が夫妻で
横浜から田んぼに来てくれた。
定年記念旅行に30日間かけて日本海〜西日本を
周り最後に立ち寄る場所にしてくれたのだと。

アイスホッケーは青春そのもの。
こんなうれしいことはない。
わざわざ来てくれてありがとう!

62

パスポートの申請書を書くのに
久しぶりに2021年までのパスポートを見る。
最後の渡航は2019年3月中国大連。

出入国のスタンプを数えてみたら
なんと62個もあった。
8年間で31回も出国してたことになる。
そんなに行ってたかなぁと思い出してみれば

中国
韓国
台湾
香港
インドネシア
フィリピン
ミヤンマー
タイ
ラオス
カンボジア
マレーシア
イタリア
ネパール
アメリカ

ほんとだ以前は海外、随分行ってたんだなぁ〜。
どこもいい思い出でいっぱい。

4時から男

たった一日でこんなにも赤くなるのか。
人間の体ってよくできてるなぁ。

標高は600mもあるのに暑さが危険。
午前中は早朝からならなんとかなるものの、
昼からの外仕事はあまりにも暑さがひどいので
4時から始めることにした。

都会はもっとも暑いのだろうなぁ。
子供の頃は32℃とかが最高だったのに
39℃とか日本はどうなっちゃうんだろう。

さぁ開戦です

これから収穫が終わるまで毎日
イノシシとの闘い。

たった一晩で破壊された田んぼの畦。
稲穂も食べられたり踏み荒らされたり
全滅も全然ある。
こんなことが同時多発で起こる。

10000ボルトの電気牧柵は1、2、3、、、
10台も稼働して田んぼを守ってくれてるけど
それでも慣れてしまったスーパーイノシシには
効かない場合も。

稲穂が出ると匂いを嗅ぎつけたイノシシとの
戦いは今年で30年目



オギャーオギャーの大合唱

親稲が稲穂を一斉に出産中。
数え切れない新しい命のパワーに圧倒される。

お~いお茶 お~いLAの大谷さんキャンペーン当選

「あなたが大谷キャンペーンに当選しました」
と電話がかかって来た。
「さては新手の詐欺か?」
と改めてお茶の伊藤園に確認。
するとほんとに当選してた。

このキャンペーンには全国から数十万件の
応募があったらしい。

じつは先日
「そろそろどこか海外に行こうかな」
と、見れば10年パスポートが切れてた。

それではと、
どの国に行くとも決めてなかったけど
パスポート申請書を町役場でもらって来て
証明写真を撮ってきたら、当選の電話が。

マジ、誰か見てた??






飼われてますがなにか

犬にも熱中症はあるのか、農協前の道を
フラフラと歩いてて車に轢かれそうになってる
迷い犬を家まで連れて帰る。どこの犬だ。

軽トラの助手席ドアを開けたらピョコン。
二人でドライブしたらすぐにリラックスして
私あなたに昔から飼われてますがなにか的オーラ。

産まれるぅ

お腹の大きくなった臨月の稲のお腹の中を
見てみるともうこんなに立派に育った稲穂が
準備されてて。

何度見ても稲の妊娠から出産までは
神秘すぎて身惚れちゃう。

人脈

祖父で画家の山田隆憲のことを調べていたら
東京美術学校(現東京芸大)に入学できたのは
当時日本における西洋画界のドン黒田清輝の
強い推薦があったからだと知った。

祖父が芸大入学後とても可愛がってもらった
のが和田英作彼も黒田清輝から学んで
いるので祖父からしたら兄弟子的存在で
後に東京芸大の学長まで登る。

和田英作の絵を一目見て大ファンになった。
画家だから当たり前だけど本当に絵のうまい。
色使いや感性も自分にしっくりする。
彼の作品をもっと見てみたいと買った画集が
今日届いた。

黒田〜和田〜祖父達世代と言う日本洋画界の
派閥権力構造もなんとなく見えて来て
生臭さもこれまたおもしろい。

祖母乙女が書き残した手記によると
祖父の交友関係はかなり広く、
歴史的有名人が多く登場する。

さぁ、これから登場する人物を
一人一人調べてみたい。

まずは和田英作の生涯と人となりを
100点ほど充実の収録された内容
この一冊から学んで行きたい。
和田英作さん、祖父を可愛がっていただき
ありがとうございました!

初めて

30年で最速のコシヒカリ出穂始まる。
こんなに早いのは初めて。

先日新幹線が止まり品川で一泊足止め。
いつかこういう日が来ると薄々覚悟してたけど
ほんとうに脆弱で困った。

そしてめちゃくちゃ暑いアスファルトと
ビルに初めて都会が「羨ましくない!」と
本気で思った。

若い頃は10年くらい東京横浜に住んでたけど
あの頃とは明らかに人の数と夏の暑さが違う。

クーラーが止まったら一体どれほどの人が
死ぬのだろうか。
コロナも核兵器も要らない。
都会は電気が止まったらほとんどの機能が
止まるどころか病人や死者多数出る。
持続可能って笑える。

めちゃくちゃ賑やかでめちゃくちゃ脆弱。
そんなことみんなみんな薄々気付いてて
でも誰も気付かないフリしてないと
気がおかしくなる。
初めて羨ましくないなと本気で思った。





ルーツの旅

徳富蘇峰という人がいた。
知ってる方なら歴史通だけど、
戦前戦中を通しては言論人で思想人で
超有名人だった。

うちのお祖父さんは彼と交流があって
手紙のやり取りが何度もあった。その一部が
徳富蘇峰記念館に書簡が保管されていると。
お祖父さんが徳富に何を書いたのか見たくて
はるばる神奈川県二宮町の
徳富蘇峰記念館を訪ねた。

門で笑顔で写真しかし数秒後、館の入り口で
「記念館は工事のため5月から休館します。
ご了承ください。」
ガーン!せっかく来たのにご了承したくない。

更に東海道新幹線が事故で一日中止まる。
ガーン!帰れない。暑い。



品川にて

今日は早々に帰るはずが、
保守車両同士の衝突で東海道新幹線が
止まってしまい品川で足止め。

午後には動いてくれる期待も虚しく
全日運休で一泊することに(T ^ T)

81対77の75

バイデン81、トランプ77歳。
アメリカ人男性の平均寿命は74.8歳。

ホワイトハウスの電話と核ミサイルのボタンは
高齢者でも間違わないようにと
離されて置かれているが、
バイデンは高齢で手が震えてしまい電話を
かけようとすると意図せずつい隣の
核のボタンを押しそうになってしまう。

これは危ないと電話と核ボタンは更に
離して置かれたが、執務室で転んでしまい
そのはずみで誤って核ボタンを押してしまう。

エマージェンシーの警報音が鳴り響く中、
動転して一人では起き上がれないので
隣の部屋に控えているspに助けを求めようと
何度も何度も連打する「呼び出しボタン」は
さっき押してた核ボタン。

駆け込んできたspに
「殿!殿中でござりまする!」と
羽交締めにされると やっと正気に戻り
「なんと言う間違いを犯してしまったのだ!」
「各国首脳にお詫びの電話を入れなければ!」とspの腕を振りほどき電話だと思い
連打してるのがまた核ボタン。

そんな夢を見た。



この人が

この人がいなければ今の自分はないと
思える人の代表格、もう四半世紀以上は
奥さん息子さんにもお世話になっている
農機具屋さんの二村さん。

他にもこの人がいなければ今の自分はないと
言える人が何人くらいいるかな?と
思いを巡らしてみたら、

小学校の先生に始まり
高校や大学や留学での同期に身内親戚や
仕事の同僚やお米のお客さんに
取引先の方々etc..
あっという間に数え切れなくなった。

いい思い出ばかりでなく悪い思い出の人、
尊敬できる人、もう二度と出会いたくない人、
実は自分が出会ってきたほぼ全ての人から
よくも悪くも影響を受けていまの自分が
作られてることに改めて驚いた今日。

これからあとどれくらいの人に会うのかな。

胸が

梅雨が明けた。

写真の真ん中の広い範囲の草むらは
かつてきれいな田んぼが拡がっていた。

ここには6枚の田んぼがあった。
地主さんから預かって私が長年毎年、
耕し、肥料をやり、田植えをし、
毎日水を入れ、草刈りをして稲刈りをした。
どれほどの汗と労力と時間と思いを
込めてきただろう。

それがこの田んぼを作らなくなって
僅か数年でかつての姿が想像できない
くらいの変わりよう。

ここを通る度に田んぼを作っていた当時の
記憶が蘇り、時間の流れに胸が痛くなる。


ファミリーヒストリー

私の父は熊本県出身。

熊本の亡き祖母が残した手記を手に入れた。
70ページほどの手記から祖父山田隆憲と
祖母乙女の当時の二人の生活を知るのが
いまの私のマイブーム。

たった2世代前なのに知らないことばかりで
私からすればプチファミリーヒストリー。

手記に出てくる交友関係の名前や地名を
ちょっと調べてみただけで驚きの連続。

手記には画家黒田清輝、軍人武藤章、
思想言論人の徳富蘇峰を始め、
東京藝術大学学長やwikiに出てくる有名人が
信じられない!ってほど多数出てくる。

手記に登場する人名、
地名、店舗名を片っ端からネット検索して
みると面白くて面白くて。
乙女ばあちゃん書き残してくれてありがとう。


おー!

雨続きだけどそんなことお構いなしで
グングン伸びて、今は葉先が私の太ももの
高さに。茎の中では妊娠準備中。

へー!

「熊本県の美術史」の記事の一部。

私が産まれるずっと前に亡くなった
父方の祖父はプロの洋画家、熊本県の
洋画の草分けなんて紹介されてる。

こんな若い時の祖父の写真初めて見た。
一度くらい会ってみたかったな。
私の名は、隆憲から一字いただき正隆。

ほーっ!

姪っ子の旦那さんが総合格闘技の選手だった件。
なにか巻き込まれそうになったらすぐ電話しよう。
すごい歳下だけど、敵に回したら危険極まりないの敬語で接しよう。

勘弁してください

田んぼで鹿に出くわすことが
珍しくなくなってきてもう世も末。

大事に育ててきた稲を踏み荒らし、
稲穂を食べちゃう。

近頃では人のことを全く怖がらない。
おい、お前、ニホンカモシカだからって
いい気になりやがって(泣)

自分たちが天然記念物だと知っての
所業に見えてくる。
天然記念物....
獲ることも殺すこともできない(号泣)

しあわせ

稲の葉っぱに小さな雫。

こういうのを見て

きれいだなぁ〜、
かわいいなぁ〜、
しあわせだなぁ〜、

と、
心から思えるような歳になった。

何もかも

資材に農機具に手数料、何もかもが
値上がりしていく(T ^ T)

決済会社から代引き手数料も大きく
値上がりするという通知が来た。
現行360円→510円。

今日はホームセンターにバッテリーを買いに
行った。価格が以前の倍のになっていて
腰を抜かして買うのを見合わせた。

段ボールや米袋や肥料などの価格も
恐ろしく値上がりしていて、何もかも
どうなっちゃうのかこわくなる。。

こんなに立派に

確かに私が田植えはしたのだけど
稲を育てたではなくて、
稲がこんなにも大きく育った。

人の子どもも稲も育ててると思ったら
そこから間違いが始まる。

親はなくても子は育つの通り。

ミュージカル脳

リマスターされた映画「オペラ座の怪人」

留学してた36年前、ニューヨークは
ブロードウェイでCatsや42ndstreet、
Les MisérablesやChorus lineなど
本物のミュージカルを

観漁ったのを思い出した。

あれ、アメリカ人みんなタキシードとドレスで
正装して来るものなのね。
ダフ屋から買った券を片手に一人
貧乏臭い格好だったから前後左右の席の人
皆様から白い目線を浴びて恥ずかしかった。

ミュージカル好きにはたまらないだろうな。
でも私の場合、毎回脳みそがミュージカルを
心から楽しむ構造になってないのに
気付かされちゃう。
オペラ座の怪人の映画も全編みんな歌で
埋め尽くされているのね(T ^ T)
とは言え後半の盛り上がりはさすがでした。

もうね

今回の都知事選挙は、初めて自分から
街頭演説というものに行ってみた。

利権やしがらみなど手垢にまみれた年寄り
よりも若い人にどんどん任せればいいのにな。
やっぱり利権て強いんだな。

70や80歳になっても頼られてると勘違いして
団体の代表をいつまでも続けていたり、
議員や役職にしがみついて、つまりは
「俺は俺は」とやってる人を見ると
痛いなぁ、かっこ悪いなぁ、若い人に任せればいいのになぁと思う。

石丸陣営でも、そんな怪しげな年寄りが
ここぞとばかりにわしゃわしゃ出てきたのには
驚いた。

暴露や外国人の脅威など、知らないことを
たくさん知れるきっかけになった選挙だった。

あぁ

自分が育てた苗がグングン育っていく
この風景が あぁ、大好き。
美しい。
暑い。
綺麗。
暑い。
それにしても暑い。
気のせいじゃない、危険。
でもきれいだな。
暑い。
危険。
きれい。

クラクラ

あんまり暑くて頭がクラクラしてくる。

稲も草も毎日グングン伸びて、村中が
強い生命力の坩堝(ルツボ)のようにグワァ〜と
音を白してるように感じられて
頭がクラクラしてくる。

右も左も上も下も生命力でみなぎっている。
ついでにピンクの「ねじ花」の螺旋の花を
見ていると頭がクラクラしてくる。

ねじ花はこんなにクルクルねじって
クラクラしないのだろうか。

歪みの元

楽天にはお世話になってるけど、
時々勘違いしたりやり方が乱暴だなぁと
感じることが正直多い。

ふるさと納税は寄付なのにポイントを
付与するのは元々オカシイ。
大きな資本力を生かして高いポイントで釣って
寄付を集めようとする行為自体がそもそも
ふるさと納税の意義とは合わない。

「ふるさと納税はお買い物ではない」
楽天ふるさと納税サイトには
ちゃんとそう書かれている。
ならば、寄付にポイント付与(競争)して
ふるさと納税の主旨を歪めるようなことを
すべきではない。

署名...楽天は何をしようとしてるのか
どこに向かおうとしてるのか
分かっているのか。

これはふるさと納税とは関係ないが、
来年、うちが出店している楽天市場の
出店料金は一挙に「5倍」ほど上がると
通知がきた。
一方的に家賃5倍にあげますって
なかなか聞いたことがない。
他にも楽天には度々やり方が
乱暴だなぁと思うことがある。

楽天は携帯電話事業で毎年超巨額の赤字を
出しているからその穴埋めが必要なのだろう。
携帯事業に手を出さなければもっと
いい会社さんだったろうにと思うのは
私一人ではない。

来春楽天市場からは退店することを決めた。



著者 硫黄島 沖縄

今日読み終えた「戦艦大和」の著者、
毎日新聞記者栗原さんに出会う。

他にも戦争の遺骨や沖縄、硫黄島などについて
著作がおありになるのでいずれ読んでみよう。

著者に出会うと内容だけではなく、
彼が何を意図して文章を組み立ているのか
全体をどう構成してるのかにも興味が湧き
より深く著者の脳の深いところに
近付ける気がして楽しい。

誰の名誉と誇り

「戦艦大和」久しぶりに戦記物を読んだ。

どうしたわけか小さい頃から戦記物を
読むのが大好きだった。
小学校から家に帰って毎日のように
描いていた絵も、ワクワクして夢中になって
作ってたのも戦闘機や戦艦だった。

戦艦大和の本を読むのはもう何冊目だろう。

あれほどワクワクしてたのに、あれれ?
なんだかおかしいぞと気づいたのは
いつの頃だろうか。
勇ましいバンザイ突撃もつらい状況から
逃れるためのいわば集団自殺が多いし
かっこよかったはずの司令官や指揮官も
実は無能で無責任極まりない人が
多かったことも知った。

いつの間にか勇ましさや名誉や誇りを
語る人の裏側を見る癖がついた。

戦艦大和を日本の誇りと見るか、
多くの若者を無駄に深海まで道連れにした
悲惨な過ちと見るかはその人の
人生観や見方によって違う。

私は、たった一つの艦で3000人もの
若い人をよくも駒のように使い捨て
死地に追いやったものだと見てる。

沖縄特攻で大和3000人と引き換えに
撃墜した米軍機は僅か数機。
そんな作戦とも言えない命令を下した
司令部や軍高官、「海軍にはもう戦える
船はないのか?」と暗に無謀な出撃を促した
天皇の責任はいつまでも消えない。

苦しく無念で沈んで行った方々を思う。




話題の48億円

ゴジラとかいろんな映像出てくるけど....
あぁ...こんなんで48億円もかければそりゃ〜
みんなから突っ込まれるのも当然。
いやぁ〜こりゃ....

土曜日の夜だったけど、見てる人も
ほ〜んのチラホラ。

私が都知事に当選して48億円使うなら
何をしようか。
そうだ、出身大学の卒業証書を
プロジェクトマッピングで毎晩映し出して
学歴詐称とか突っ込んでくる輩を
黙らせちゃお。

おい、小池。

奥間監督と

映画「骨を掘る男」東中野ポレポレにて
https://closetothebone.jp/index.php
奥間監督さんと。

いろいろ知ってしまっているから、
沖縄、サイパン、グアム、ビルマ、
フィリピン、中国...私はどこに行っても
リゾート気分を心底楽しめない。

勇ましさの裏側

映画「骨を掘る男」
https://closetothebone.jp/index.php
沖縄戦で戦死したり自決した兵士民間人の骨を
掘り続ける具志堅さんと沖縄の方々の物語。

数年前に具志堅さんの本を読んで哀しくも
腹が立って仕方なかった。
今度は具志堅さんに映画で再会した。

当時アメリカ軍と戦って、または逃げ惑い
死んで行った人々も遺骨が今でもボロボロと
出てくる丘がある。
その丘を崩して大量の土砂をつくる。

その大量の遺骨混じりの土砂は
辺野古のアメリカ軍基地の軟弱地盤の
埋め立てに使われる。

アメリカ軍と戦い命をとられ
死んで骨になって更にアメリカ軍の基地の
埋め立てに埋められ、その上から
アメリカ軍の軍用ヘリコプターが
飛び立って行く。

やっていいことと許されないことって
人としてあるではないか。



ハイタッチ

ナマ石丸伸二 東京都知事候補。

こういう新しい人が利権を抜きに
新しい世界を切り拓いて
いってくれればいいのにな。
演説現場は盛り上がってたけど、
旧勢力や組織票に負けてしまうんだろうな。

よき思い出にハイタッチを2回。



1400万人

渋谷。

祭りでもないのに若者ばかりのすごい人数。
そう言う自分も40年近く前の
若者の一人としてよく闊歩してたな。

それにしても渋谷も新宿も池袋も
自分たちの頃より1.5倍は混雑してる気が
してならない。

1986年の東京の人口は1155万人
2024年は1400万人だと。
(岐阜県は199万人だったかな)

そこに今は外国人旅行客が加わり
どこもほんとうに混雑するように
なってしまった。
よくこれほどの人が集中して水や
食料や便所や交通が機能不全に陥らずに
動いているものだと感心する。

ワクワクが止まらない

稲も雑草もどうしてそこに生えてるのか
どうしてそんな形をしてるのか
どうしてその色の花を咲かせるのか
どうしてその背丈なのか
全てにちゃんと理由と進化があって、
全てがそれぞれ完全な姿で生き残ってる。

田舎の自然はパーフェクトワールド。

いや、都会のコンクリートの隙間に咲く
雑草もパーフェクトワールド。

最近はそこらの雑草を眺めるだけで
もうワクワクが止まらない毎日。
たまらん、鼻血が出そう。
こんな風に人は変化するんだなぁ。

ありがとう稲、ありがとう雑草。

大人に

わちゃわちゃ元気に育ってた苗が、
葉っぱをピンッと天に向けて伸ばし、
色も濃い緑から青竹色に、姿形は
スッと大人の身体に変化させていく。

この大きさになるともう「苗」とは
呼ばず「稲」と呼ぶ。
「わかるかなぁ〜わかんねぇだろうな(古ッ)」
男子高校生のようなカッコ良さ。

むむ、降らない

梅雨なのに雨の日が少ない。
お陰様で草刈り。

石の上にも30年

30年目の米作り。

最近は改めて植物や稲のことを
勉強しなおしていて、お陰で今まで以上に
稲のことが大好きになってる。

どの時期のどのステージの稲姿も
たまらなく好き。
こんな風に感じることができるなんて
「続けてきてよかったなぁ〜」と
やっと本当の意味で実感してきている。

この写真の稲姿も「カッコいい!」
「なんてかわいいんだ!」きっと
他の人とは別モノに見えてるのだと思う。

30年。。
いろんな経験や知識や失敗や思考を経て
時間がかかるものだなぁ〜ともつくづく思う。
たどり着けてしあわせ。

そう思うと毎日田んぼに行って
稲たちを見るのが楽しくてしかたない。




90歳

作家佐藤愛子さん90歳を演じるのは本当に
90歳の女優草笛光子、助演男優に唐沢寿明。
ベストセラーエッセイの誕生秘話。

ただ、笑いと共感と痛快とあるけど、どこで
何に笑い共感し痛快と感じればいいのか
私が男だからか全くツボにハマなかった。
私ももっと豊かな感性を持ちたい。

白い巨塔をはじめシリアスな役が多い唐沢の
ちょいわざとらしい演出の演技は
素が面白い人だけに個人的には好感が持てた。

唐沢寿明は私の3歳上。
草笛光子は90には見えない若さ。
本物の佐藤愛子さんは100歳を超えられた。

自分は90歳までは生きられないな。

そんなことはない

そんなことはない。
読みながら寝落ちして
ぐっすりよく眠れる。

動画はどれほど見続けても何も残らない。
本は何かしらが心に残る。
きっと使う脳の領域が違うんだろう。

そう言えば大臣

もう何年前かな。

名古屋の野菜輸入業者さんから声掛かって
マレーシアでお米作りをする2歩手前まで
話が進んだことがある。
ペナン島ではリモートでお米の試験栽培を
始めた。

現地では華僑の有力者と打合せしたり
いろんな政治家に紹介されてついでに
JICAも国際開発で絡ませちゃおうって。

そんな中での写真が一枚。
丁寧に両手で握手するのがマレーシアの
開発大臣で、横柄にも片手で応じて
いるのが私。
周りの人がヒヤヒヤした表情してて
何度見ても笑える。

結局この計画は私がマレーシアに住まないと
進められないという話になって断念したけど、
今から思うと随分と精力的に動いてたんだなぁ〜と自分で感心する。


人ってすごいな

八百津町で有名な和洋菓子の藤乃屋さん
先代社長はアジア通。
数年越しの再会。

以前彼がカンボジアに駐在されてた時には
私も面白がってそこまで追いかけて行ったり、
フィリピンセブ島の農業ビジネスでは
声をかけてくださり何日も一緒に
農村回ったり。
楽しい思い出がいっぱい。

彼との話は八百津町の山の中でする
話としては、他の村人では理解不能
だろうなって海外ビジネス話がポンポン。

フィリピンの高級モールに店を出したり
ドライフルーツ輸入したり農園経営したり。
話しだけじゃなくて実際やっちゃうから。

今はもう何年もかけて絶滅種のカカオを復活
させるビジネスを手がけてて、現地を巻き込む
なんというインターナショナルコミュ力!

私より10歳も上なのに
10歳も下のようなエネルギー。

自分も現地でビジネスする気持ちで
話しを聴いててワクワクしちゃう。
久しぶりに埋もれてた脳を使った。

それにしても、相変わらず、この人、すごいな。