定年

警視庁の年頭部隊訓練ニュースの中に
「おお!」警察学校同期の顔を見つけた。

階級は警視正。
この階級は1000人に1人しかなれない。
千人規模の機動隊隊長を歴任してきた同期。
長年数々の試練や試験をパスし大きな組織
特有の政治力学もあったろう中で
よくそこまで上り詰めたものだと感心する。

警察学校の卒業成績は場長の彼が1番、
副場長の私は2番だった。
4万人の組織の中で当時私も出世するんだ!と
意気込んでいたのが今では遠い昔、懐かしい。
半年間机を並べ苦楽を共にした一方は警視正、
一方は米農家。

警察学校の塀の中も所轄の警察署も常識なんて
通用しないネタは本にできるくらいある。
一冊の本にしたらみんな大いに笑いしながら
同情してくれるに違いない。

時間は怒りや不条理、諦めや洗脳も
笑いにしてくれるからありがたい。
そんなエピソードに登場する同期たちも
みんなこの春に定年を迎えるんだな。

 光陰矢の如し。まさに。