冥利

新米を精米するとこの時期特有の
フレッシュな香りがする。
その香りに、あぁ、新米だなぁ〜と
脳が反応する。

精米されたばかりの新米がピカピカ光ってる。
稲も私も暑い夏を耐えてここまで来たんだなと
来れたんだなとしみじみ思う。

クリック一つでなんでも手に入る便利な
世の中で米農家は一袋30kgのお米を扱う。
毎日何袋も何十袋も持ち上げて
年々30kgが重く感じるようになってきた。
いつか30kgの米袋を持てなくなったら
米農家は辞めざるを得ない。

だけどこの重さこそが米農家にとっての証。
体力的に楽な仕事は自分には物足りなく
感じるに違いない。
毎日新米のご注文いただいて、
30kg担いで精米して、お米や甘酒を発送して、
こんな何気ない普通の日常が、おめでたすぎて
あぁ米農家冥利に尽きるなぁ〜と思う。