もうね過去

人口減少や高齢化社会でこれから起こる
「未来」のことをほぼ正確に予言している本。

私が何で「ほぼ正確」と言い切れるのか。

それはこの本に書かれていることは
ここ福地では「未来」に起きることではなく
既に「過去」に起きていて、そのほとんどを肌で実際に経験して来たことばかりだから。

ここに来た29年前はこの集落の人口は
650人ほどいた。
それが今は180人ほどだろうか。。。
13年前に全校生徒10名ほどの小学校も
廃校になった。

その前後よそ者の私がこれじゃマズイ!と
限界集落問題研究会を立ち上げて
1〜2年寄り合いを重ねたけれど
集落の人達は変化を求めてないんだな、
静かに終わって行きたいのだなと言うことが
はっきり見えてしまっただけに終わった
気がする。

当時は限界集落なんて表現はするななんて
批判もあったけど、今は限界をとっくに
越してしまってる。

そんな衰退の一途の農地や集落の中でも
地域の新しいイベントをいくつも立ち上げたり
米作りをよくも続けて来れたものだと改めて
思うしその努力は自分で褒めてもあげたい。

言を惑わし補助金を何千万も使いまくり
目的もなく故にほとんど何の実績も
上げられず都合の良い理屈をコネ回すだけの
意味不明な団体があるけれど、
もっともっと集落の存続に有効な税金の
使い道はあったはずだ。

日本中でこれから起こること。
日本中でもう既に起きたこと。