東京も

暗澹たる気持ちで読み終える「2030年の東京」

横浜から山の中の集落に引っ越してきて28年。
山里の急激に減少していく人口と高齢化。
衰退の過程を28年間この目でずっと見てきた。
今後間違いなく数えきれないほどの集落が
崩壊または消滅していく。

田舎では減少やその先にある消滅が問題だけど、
東京は消滅しない代わりに、過集中した人口が
一挙大量に老いていくことが大問題。

憧れの東京、憧れのタワーマンションにも
僅か8年後にはかなりの変化が。
僅か8年。。田舎も東京もやばい。

 あと8年あれば田舎の風景も東京の状況も
間違いなくガラッと変わる。
変わるのは必然だからこの本ごときに
解決策は書いてない。

暗澹たる気持ちに耐えられ、
光の中に闇を、闇の中にも僅かな光を
見ることのできる人にのみオススメの本。
ちょっと辛くなる。

そりゃそうだよね、東京も。