プーチンは馬鹿じゃない

ふざけた表紙だけどプーチンとロシア軍、
そしてウクライナについて意外に
理解を深めることができた。

とかく老害だの悪魔だの評されるプーチン。

ところが彼のことをちょっと調べただけでも
残念ながら巷の下馬評とは違い、
権力掌握や外交でも(善悪を別にすれば)
優れた権力者と言わざるを得ない。

もし相手が敵だと思うなら
まず尊敬から入った方がいい。
そうすれば見誤らないし弱点も見えて来る。

それを印象だけで老害だの狂犬だの
評していると「鬼畜米英」よろしく
だいぶ間違った結果が待ってる。
プーチンは少なくとも馬鹿じゃない。

それに

世界のどの国の軍隊だって全部「国防軍」。
「侵略軍」なんてのは存在しない。
太平洋戦争もベトナム戦争もベトナム
だってイラクだってどの戦争も口実は
必ず「自衛」だと言って他国に攻め込む。

自衛隊すら他国基地を先制攻撃の議論が
盛んになってきてる通り「危ない」と言う理由で
今も昔も戦争は始められる。

必ず「これは自衛です!」
と言って始まるのが戦争。
わざわざ「侵略します!」と始まる戦争はない。
だから「自衛」と言い始めたら
それは侵略なのだと気をつけた方がいい。

アメリカの始めたイラク戦争でも
口実となった(アメリカに撃ち込まれるはずの)
大量破壊兵器は見つからなかった。
プーチンは侵略者ならオバマも
間違いなく侵略者ということになる。

99%西側諸国目線の「正義」の情報しか
入らないから厄介だけど、
プーチンは馬鹿じゃない。