ガッツポーズ

これが米農家の言う「ゴリラのガッツポーズ」

稲の姿が逆三角形で、文字通りゴリラがガッツポーズしたような草型、理想の形と言われています。

田植えで一株の植え付け本数が多いとこの形にはならず、「ゾックリ立ち」と言って株が密集した窮屈な形になります。

これまで17年間もち米(うちでは「たかやまもち」と言う品種)には苦戦しっぱなしでした。岐阜県では一番人気のもち米品種ですが、何せ収穫量が極端に少なく、下手をするとコシヒカリなどに比べて半分しか穫れないことが何度もありました。

わが社では「たかやまもち」は採算度外視品種、赤字覚悟の意地で作り続けては撃沈を繰り返してきた品種です。

 

ところが、今年はバッチリ品種の特性をもう一度しっかり勉強し直して、思い切って栽培方法を変えました。結果は今のところバンバンの出来栄えです。

「そうか、そうだったのか!!」

 

その栽培法は我が社には珍しく、ささやかな企業秘密ですが、手品の種明かしの如く実に単純なことでした。

でも、稲作の常識から離れないとここには辿り着けません。

苦節17年、作り続けてきて良かった。誠に嬉しい発見です。

私もガッツポーズ。