ここでは日本酒の入門書をご紹介します。一見難しそうに感じる日本酒の世界ですが、知れば知るほど面白い世界です。

日本酒は世界でも例を見ないような複雑で繊細な造りをしています。日本人としても知っておきたい文化ですね。

興味のある方は、ぜひ覗いてみてください。


超入門書

 

マンガ「夏子の酒」全12巻

一世を風靡した日本酒を題材にしたマンガです。

和久井映見主演でフジテレビでドラマ化されましたので、題名だけでも知っている人は知っています。 

主人公 夏子が傾きかけた酒蔵を継ぎ、日本酒造りに没頭し幻の酒を造るストーリー。

   

日本酒を全く知らない、飲まない方でも十分楽しめます。私も夏子に恋をしてしまいましたが、みんなもきっと同じように恋する筈です。

日本酒の物語なのに酒米つくりの農作業についてもしっかり描かれているところが農民としても嬉しいです。

 

なお、劇中で登場する幻の酒米「龍錦」は、実際に幻の酒米と呼ばれている「亀の尾」という品種をモデルにしています。

 

この漫画を読んで感動した山ちゃんは、実際にこの幻の酒米「亀の尾」を探し当て、次の年に酒蔵さんの許可を得て生産を始めていました。

ところが、さすがは幻の酒米「亀の尾」・・・これが大変!とても一般の農家では手の出せない最高に栽培が難しい品種です。


マンガ「夏子の酒」を読んだ後にこれを読むと日本酒が10倍分かる本・・その名も

夏子の酒読本 尾瀬あきら 著 講談社 1200円

 

夏子の酒は超入門編ですが、ところどころ分からない酒業界の用語やしきたりや文化が出てきます。これを文章でこれでもかというくらい分かりやすく説明してくれています。漫画・夏子の酒をベースに解説してあり、ところどころで実際に出てきた漫画のコマが出るので、漫画を読んだ方にはドンピシャで分かる内容になっています。

 

漫画でも全12巻はなかなか読めません。この本の第一章では12巻もある漫画がわずか30ページで上手くまとめてあるので、ストーリーや大事なところだけ見たい人には非常~に助かります。 


入門書

 

日本酒味わい入門 尾瀬あきら 著 幻冬舎1200円+税

ところどころにマンガの夏子が出てきて、いろんな角度から日本酒を紹介してくれます。酒造りから飲み方、蔵紹介まで幅広いわかりやすさがgoodです。