家が建つ

当時、警視庁警察学校は中野にあった。

当時、校長が転出入すると転出には全学生から
2000円の餞別が集められ、新校長には
全学生から2000円のお祝い金が集められた。

学生は2000人くらいいたから学生だけで
一人の校長に400万円、更に数百人いた教官
職員からは階級に応じて万単位のお金が
(根こそぎ)集められた。

ざっと計算すると校長になって転勤して来ると
お祝いで1000万円、数年しないうちに転出して
餞別で1000万円の合計2000万円ほどの
副収入があったことになる。
もちろん領収書などないし正直に
税務申告したとは到底思えない。

学生内では「一度校長をやったら家が建つ」と
揶揄してたが、校長は警察学校に限らず
次の署の署長になれば更にそこでお祝い、
数年でまた異動すれば餞別がもらえるのだから
本当に家くらい建つ。

警視庁4万人、人数はパワーだ。

警備で一緒になった他県警の警官と話して
みたことがあったけど、そんな慣習は
警視庁にしかなかったし今ではさすがに
コンプラに引っかかるからそんな馬鹿げた
慣習はないことを祈るけど。

そんな話に「こんなのおかしい!訴えれば
よかったのに!」と言ってくれる人も多いが
警察学校の学生がよもや警察に訴えるなんて
悪い冗談にもならない。

仮に脱税や使途不明金ではと当時の校長を
今訴えてもとっくに時効。
逆に地方公務員守秘義務違反に時効がもし
なければこっちが面倒なことになる
可能性すらある。
餞別もお祝いも出したのに訴えられたら(爆)

果たして「校長したら家が建つ」と言うのは
職務上知り得た守秘すべき情報とは思えない
けれど、警察内部の話があまり一般に
出回らないのはこうした事情がある。

だから私もこうした話をする時には
念には念を入れて最後に必ず
「〜と言う夢を見た」と一言添えることにしてる。
ふぁ〜ぁ、今日もリアルな夢を見た。