映画アシュラ

漫画家ジョージ秋山原作「アシュラ」
戦乱貧困飢餓子殺し食人あらゆる苦悩が
渦巻いていた時代に問う人間の姿。

これはアニメの領域を超えた傑作だと思う。
どんな極限でも人間とケダモノとは違う。
が、人間の中には元々ケダモノが居る。
ケダモノを抑えてこそ人間。
シンプルで深い教えがそこにある。

原爆を落とす行為はケダモノ。
無差別殺人ももちろんケダモノ。
ストーカー殺人も鬼畜米英と罵るのも
欲に目が眩んで闇バイトで人を傷つけるのも
人々を戦乱や放射能の危険に晒す政治家も
ケダモノ。
そしてそんな政治家に盲従して自分や周りの
大事な人を危険に晒す我々もまたケダモノ。

ケダモノは欲に目が眩みそうになる
自分の中にもやっぱり住んでいて。
それを抑えるのが人間で。
綺麗な顔や一見正義の味方のような顔をしてる
ケダモノも多くて、この映画ではそんな
ケダモノがたくさん出て来て、さて自分は
人間かケダモノかとハッとさせられる。