劇団40CARAT 最終公演

劇団40CARATの最期の公演、西新宿に
駆けつけることができた。
目に焼き付けたラスト。
30数年の劇団活動ほんとうにお疲れ様でした。

一瞬を切り取ったこの写真は
きっと人生の宝物になる。
主宰、役者、たくさんの裏方のみなさん
これまで関わってこられた全てのみなさんの
ご多幸を祈念して。

あぁ、もう次の公演はないのだな。
さみしいような、ないからこそ永遠のような。
ありがとうございました。

大学受験の高校生の時、池袋で初めて見た
演劇に衝撃を受け、大学生になってからは
時間さえあればいろんな小劇団を観て歩いた。
観るだけでは飽き足らず、睡眠時間を削って
までして社会人劇団の裏方をしたことがある。
だから演劇の大変さはよく知っている。

一人娘は高校で演劇部に入った。
普段はまるで違う性格だけどどこか
似てるのかもしれない。

終わっていく劇団があって始まっていく劇団が
あって、引退してく人がいて生まれる人がいて
自分も一区切りのステージに入ったなと思う。

劇団はラスト公演だったけれど、観客への
特別な挨拶はなかった。
いろんな歴史や思い出が詰まっているだろうに
粛々と劇団を閉じていく主宰花山ら楽さんの
姿勢が逆にいつまでも心に残る。

ららさん、42年前まだ田舎の高校生だった
私に優しくしてくれたこと、演劇への扉を
開けてくださったことはこれからも
忘れません。
「長い間ほんとうにお疲れ様でした。」
敬意と感謝を込めて。