
戦争映画の中で最も悲惨な作品と評される
「ジョニーは戦場へ行った」
もうなんと言ったらいいのか.....
戦闘シーンはほぼない。
なのに最も悲惨と言われる理由は、戦場で
四肢を無くし、さらに口も鼻も目も耳も
無くして肉塊と化した兵士が陸軍病院で
生きながらえさせられると言う内容から。
それも兵士の意識だけははっきりある。
日本の映画にやはり四肢を無くし、喋る
こともできなくなった兵隊が日本に帰り
生きた軍神と人々から崇められ、その夫婦の
愛憎を描いた「キャタピラー」
この映画「キャタピラー」の原作は
江戸川乱歩の「芋虫」と言う小説から。
小説ではどちらかと言えば嫁さんの方が悪者、
映画ではどちらかと言うと兵士の方が悪者と
して描かれている。
小説「芋虫」では映画よりグロく、嫁さんが
旦那の最後の感覚である両目を奪う。
小説「芋虫」でも映画「キャタピラー」でも
最後には主人公は絶望の中自死するのだけど
「ジョニーは戦場へ行った」では、
最後の手段である自死すらも許されないのが
更なる絶望感を増幅させる。
「キャタピラー」は
「ジョニーは戦場にへ行った」に設定が
よく似ているので真似ではないかと
言われるが、江戸川乱歩の「芋虫」の方が更に
「ジョニー〜」が製作される前に発表されて
いるので、「ジョニー〜」こそ「芋虫」に
ヒントを得て作られたのではないかとも
言われている。
ちなみに「芋虫」は英語で「キャタピラー」
要するに「ジョニー〜」も「キャタピラー」も
洋の東西を問わず、戦争の本質を見抜いた作品
だと言うことに違いはない。
「ジョニー〜」は厭戦気分を煽ると言う理由で
第2次世界大戦やベトナム戦争時には
公開が禁止された。
為政者や軍隊からすれば困った存在の
映画なのだ。
じつは私はもう随分前にこの映画のDVDを
買ってたのだけど、一人で観る勇気が
どうしても出なくて、わざわざ映画館まで
行って観てきた。
勇気のある人はぜひ観てほしい。
(名古屋 伏見ミリオン座 戦後80年上映)
「ジョニーは戦場へ行った」
もうなんと言ったらいいのか.....
戦闘シーンはほぼない。
なのに最も悲惨と言われる理由は、戦場で
四肢を無くし、さらに口も鼻も目も耳も
無くして肉塊と化した兵士が陸軍病院で
生きながらえさせられると言う内容から。
それも兵士の意識だけははっきりある。
日本の映画にやはり四肢を無くし、喋る
こともできなくなった兵隊が日本に帰り
生きた軍神と人々から崇められ、その夫婦の
愛憎を描いた「キャタピラー」
この映画「キャタピラー」の原作は
江戸川乱歩の「芋虫」と言う小説から。
小説ではどちらかと言えば嫁さんの方が悪者、
映画ではどちらかと言うと兵士の方が悪者と
して描かれている。
小説「芋虫」では映画よりグロく、嫁さんが
旦那の最後の感覚である両目を奪う。
小説「芋虫」でも映画「キャタピラー」でも
最後には主人公は絶望の中自死するのだけど
「ジョニーは戦場へ行った」では、
最後の手段である自死すらも許されないのが
更なる絶望感を増幅させる。
「キャタピラー」は
「ジョニーは戦場にへ行った」に設定が
よく似ているので真似ではないかと
言われるが、江戸川乱歩の「芋虫」の方が更に
「ジョニー〜」が製作される前に発表されて
いるので、「ジョニー〜」こそ「芋虫」に
ヒントを得て作られたのではないかとも
言われている。
ちなみに「芋虫」は英語で「キャタピラー」
要するに「ジョニー〜」も「キャタピラー」も
洋の東西を問わず、戦争の本質を見抜いた作品
だと言うことに違いはない。
「ジョニー〜」は厭戦気分を煽ると言う理由で
第2次世界大戦やベトナム戦争時には
公開が禁止された。
為政者や軍隊からすれば困った存在の
映画なのだ。
じつは私はもう随分前にこの映画のDVDを
買ってたのだけど、一人で観る勇気が
どうしても出なくて、わざわざ映画館まで
行って観てきた。
勇気のある人はぜひ観てほしい。
(名古屋 伏見ミリオン座 戦後80年上映)