垂れるほど

天を突くよう真っ直ぐに出た稲穂が
少しずつ少しずつ垂れ始める。

稲穂は先端から順番に栄養が送られて
籾一粒一粒の重みでだんだんと
頭を垂れていく。

稲穂がお米になっていく。

米農家は毎日垂れていく稲穂を見て
とてもしあわせな気持ちになる。