近付くな危険

3月の伊江島戦跡巡りで思い出した。

随分前に日米地位協定のことを勉強して
まだ娘が高校生か大学生の頃
「決して米兵には近づいちゃダメだよ」と
忠告したことがある。

米兵は東京や横浜や横須賀で見ることが
多いけど、彼らはどうやって入国してるのか。
一般人は成田空港から入管通って
入国するけれど。。。

米軍人は税関も検疫も通らず、米軍基地に
直接到着すると基地のゲートをヒョイっと
フリーパスで入国する。

だから日本政府も外務省もどこも日本国内の
米兵の存在を把握してないのだ。
国内に把握されてない、つまり存在してない
人が実はウヨウヨ歩いていて、
そんな人が事件事故を起こしても、いない人
なんだから基本警察は対応できない。

「この事件事故はこの米兵が起こした」と
みんなで取り押さえても、「公務中」なら
日本の警察は例え一時逮捕しても
すぐ米軍に身柄を渡さなければならない。
もちろん日本に裁判権はない。

「公務外」でも基地に逃げ込まれれば
それで終わり。
米軍の車両やその他一切の財産にも
日本の警察に捜査権はない。
事故車両にも触れない。

米軍がらみで何かが起きても
日本人はほぼ100%やられ損。
だから、その軍人さんがいい人だろうと
悪い人だろうと、みんな近寄ってはいけない。

横浜の街を我々日本人と同じように道を
歩いていても彼らは「入国してもいない」
のだから、日本人は近寄ってはいけない。

そして例え何か起こしても米軍基地に
逃げ込めばから入管など通らず直接帰国する。
便利だ。特権だ。危険だ。
日米地位協定は世界一の不平等条約。