残り30万トン

万が一のことが起きても国民を飢えさせない
ための備蓄米。

1月に食糧危機だけじゃなく流通の円滑化のため
にも放出できるように法解釈を変更した。

備蓄米の全体の量って知ってる人は
知ってる100万トン。

さて「この100万トンって日本国民
何ヶ月分でしょうか?」

こんな質問を知り合いや友人にしてみると
なんたって万が一の備えなんだから
5年分、3年分、1年分という答えが多い。

正解は1ヶ月半。

あ、これは放出前の全量蓄えてる時。
戦乱や天変地異が起きても1ヶ月半は
日本人が飢えずにお米を食べられる。

でも、たった1ヶ月半て短くないかな
この万が一の備え。

さて満量100万トンの備蓄米、連続する放出で
今の在庫は30万トンにまで減った。
30万トンって何日分?
答えは約2週間分。
日本に何か万が一の不測の事態が起きても
たった2週間分のお米しかない。

いやまだまだ甘い。
更にこれからこの30万トンも1ヶ月に
10万トンずつ放出すると小泉進次郎が言っている。

つまり8月末には備蓄米の在庫はゼロ。
日本に万が一のことが起きても計算上
政府備蓄米はない。
実際には9月には新米が出回るけれど。

今年はお米が高いから備蓄米を買い戻せない。
つまり少なくとも来年秋まではこのまま
備蓄米ゼロ状態が続く。

今までは放出した備蓄米量分は次の年度の
収穫で同量を備蓄米として必ず補充
しなければいけない規定だったけれど、
今年から5年以内に備蓄米を買い戻せば
いいということになった。

よって最大で5年間日本は万が一の備蓄米が
在庫ゼロな状態が続く可能性がある。

何かあった時の備えを今、私たちは「安い!」
と言って飛び付いて無くそうとしている。
ま、大丈夫か。万一のことなんて起きないか。
備蓄米を放出しなくて満量あっても
所詮1ヶ月半分しかないのだから。
0も1.5もそんなに変わりはないか。

このチャンスに軍事力だけじゃなくて
食糧でもアメリカ米を大量に輸入して
穴埋めをすることにしよう!
となる算段か。。。