今年の作付け計画

役場に提出する作付計画を田んぼの地番と
航空写真とを照らし合わせながら作成。

こうして日本中の田んぼは一枚一枚
隅々まで農水省が把握している。

農水省のお達しで、日本中の約4割は
減反つまりお米の作付けを
しちゃいけないことになってる。
それでも米が余っちゃうからどんどん
お米は輸出しましょう、人間様ではなく
家畜が食べる飼料用米を増やしましょう!
と農水省はシャカリキに推奨してた。

すると...
お米の輸出量も飼料米も過去最大になった
けれど、国内では米不足と価格の高騰が起きた。

昨日、本当は超不作の時国民が
飢えないようにとストックされていた
政府備蓄米を法律を改正して市場に
放出することが決まった。

加えて政府の要請があったら農家は
食糧増産計画を提出しないと罰金か
指名公表すると言う法律がこの4月から
施行されることになった。

そんなこと強制させる前に、農水は政策の
失敗を認めてお米の輸出を取りやめて
減反政策を見直すべきだとこの業界では
議論になってる。

今、お米の価格は異常なほど値上がりしている。
では、値上がりで農家は儲かったかと言えば
ほとんどの農家はそうはなっていない。
元の値段が狂ってるほど安過ぎたので
今年は廃業や倒産する米農家数が
過去最高に達した。

来年のうちの作付け計画。
お米が値上がりしてるのだから作付け面積を
増やしてお米をたくさん獲るのが得策と
みんなは言うけれど、その逆で
来年は大幅に作付け面積を縮少する。

一見時代と逆行するうちの動きの理由は
追い追い日記に残しておこうと思う。

ちなみにお米値上がりバンバンのご時世で
うちのお米はもう30年間値上げしてない。

一昨年まではスーパーでもうちのお米が
一番高い価格帯だったのに、今ではうちの
お米が一番安い価格帯になってしまった。

今のところ値上げしないのにも
理由があって。