苦手

靖国神社は日本陸軍の開祖大村益次郎以降
国のために戦没した兵士を英霊として祀る。
....ということになっている。

だから記憶が確かなら西郷隆盛は
西南の役で国の逆賊だから祀られてない。
国の命令で戦死戦病死させられた兵士は
お国のために戦った英霊として
 嫌でも自動的に靖國に祀られてしまう。
その欺瞞を鋭く感じ取って
 「国によって無理矢理奪われた自分の夫や
親の命を靖国神社に合祀しないでほしい」
と訴えてた遺族はじつは少なくない。

「靖國で会おう」を合言葉に名誉の戦死を
望んだ者はともかく、召集令状で無理無理
家族と引き裂かれ連れて行かれた人達まで
一律に「英霊」扱いする考え方は
どうかと思う。
それは、まるで死んだ後も国家の
プロパガンダに利用されてる気がして
私にはとても苦手。
私が戦死したらやはり合祀も
英霊扱いもしてほしくない。

さて、苦手と言えば...若い頃から母に
「今からどこに行くのか?」とか
「どこに行ってきたのか?」とか
根掘り葉掘り聞かれ彼女の物差しで
論評されるのがとても苦手で嫌だった。
ところが最近、ネットを見られない母が、
なぜかこの日記の内容を逐一把握している
ということを知った。大人げないが
「ううぅ...」苦手な感覚がまたも蘇る。

一人一人強く反応してしまうポイントは
人それぞれ違うのだろうけど、
いくつになっても苦手だったり嫌だと
思うことは変わらない。