可児

生まれ育ったのは岐阜県可児市。
子供の頃は可児郡可児町だった。
普通この「可児」が読めない。
カゴでもカジでもなく正解は「カニ」。

織田信長の実母は土田午前(ドタゴゼン)、
織田信長を本能寺で殺した明智光秀、
織田信長を守った森蘭丸、坊丸、力丸も
可児市出身。
そして戦国最強の武将と言われた可児才蔵も
可児郡御嵩町(これも読めないミタケチョウ)の
出身で一時期は明智光秀、豊臣秀次の
家臣でもあった。
可児市は結果的に織田信長と因縁がある。
歴史好きには楽しくてたまらない。

可児才蔵を改めて調べてみるとやっぱり強い。
戦国とはいえ何人殺してるんだ。
斬り殺した相手が多過ぎて首を持ち運べない。
斬った首や口に笹を刺して自分の戦果の
証拠としたから別名「笹の才蔵」

才蔵は戦国を生き抜き、主君福島正則に
ついて安芸国広島で没している。
今度広島市に行ったら祀られてる
才蔵寺に参ってみようと思う。

さて、以前行ったのが遠く大分県臼杵市。
ここに九州最古の味噌醤油醸造で
有名な「カニ醤油店」さんがある。
カニは可児。
1599年に岐阜稲葉の殿様の国替に
ついて行った可児氏や商人たちが
臼杵で醸造を始めたのが始まり。
臼杵市を調べていくとこれまたおもしろい。

臼杵市に広島市。
長い歴史で可児が繋がってるなんて
歴史好きにはたまらない。

もっとも私の父は熊本県、母は福島県出身
だから、可児市に歴史的繋がりは全くない。