身ぐるみ

中部国際空港の搭乗口近くに飛騨の家具。
自由に座れる匠の家具50席ほど。
どのに行っても無機質な空港で
素晴らしい試みがあるものだなぁ。

そう言えば留学してた時、
ロサンゼルスの空港で普通に列に並んでたら
空港警察に突然腕を掴まれ別室に連れて行かれ
訳も分からず身ぐるみ剥がされパンツ一丁に
させられたことを思い出した。
もちろんなにもなく無事釈放。

そうだ。初めての海外旅行は上海。
安いチケットだったからたった上海行くのに
なぜかフィリピンはマニラ経由。
マニラ空港で乗り継ぎを一人待っていると
空港警察が寄って来て
「警察手帳を買わないか?」と聞いてくる
そんな馬鹿な、いらないと拒否すると
「じゃ、この拳銃買わないか?本物だよ!」
と拳銃をホルダーから出して見せてくる。

かわいい人相のせいなのか
日本の税関ではかなりの高確率で止められる。

中国雲南省の空港で空港警備員が
あっちから歩いてくる。
すれ違いざまにその警備員とお互いに
「あれ?!」
お互いマジマジと顔を見つめて
「おおおお!」
今では体格も大きく立派な青年に
なってるけれど、小さな農村で小学生の頃から
毎年のようにずっと可愛がって遊んで
あげてた子だった。

中国の空港など手荷物検査の列が1km以上!
になってたこともしばしばあった。
時間通りに飛んだらかなりラッキー。
搭乗口など1分前に何の予告もなく
変更されるなんてのもよくあって
緊張してないと置いてかれる。
中国南部が大寒波の時には、24時間以上
飛行機が飛ばなくて客が一部暴徒化して
受付カウンターの上に乗っかり
「飯よこせ!」の大合唱。
航空会社が給食のようにご飯を運んできて
お陰で飢えずに済んだ。

インドネシアでは友人が賄賂を使いVIP待遇。みんな税関や検疫で長蛇の列を作ってるのに
特別な出口をノーチェックですり抜け
サクッと入国、並んでる何百人の人達から
「あいつだけなんで特別なんだ!」💢と言う
視線を一身に受け。

空港にはいろんな思い出がまだまだ一杯ある。