ないものねだり

都会の人はアップアップしたら自然に出掛けて
新鮮な空気を吸ってリフレッシュ。

対して田舎者がアップアップしたら
たまにはギンギラ都会の夜のネオンと
新鮮な排気ガスを思いっきり吸うのが肝要(爆)

岐阜の田舎町から大学は横浜に出た。
横浜でも東京でも出やすいように
最初のアパートは武蔵小杉だった。
時間があれば東京の小劇場に
年がら年中通ってた。
最初の就職も警視庁つまり東京。
当時警察学校は中野にあって卒業配置は
北区王子警察署上十条五丁目交番だった。
転職先は(財)横浜YMCA。
住み慣れた横浜に戻った。

感性豊かな頃に長らく東京横浜にいたからか
上京すると、今でも「あ〜帰って来た」
不思議と元気になる。

今では近い都会は名古屋だけど
28年経ってもアウエー感バリバリで
「感覚の地図」では名古屋より
東京横浜の方が私にとっては遥かに近い。

久々に原宿で乗り換え。
代々木、新宿、新大久保…
表示の駅には全部に
話しちゃマズイ思い出がある(爆)

考えてみれば、住む場所、やってること、
所得、才能、感性、年齢etc…
みんな誰しも自分に持ってないものへ憧れる
「ないものねだり」なのかも知れない。

どこに行っても深夜まで人人人だらけの東京。
思わず「この人出!今日は盆踊りですか!!」
とアントニオ猪木風に聞いてみたくなる。
きっと祭りじゃないw

Google mapやストリートビューで
警察官だった33年前の
王子警察署上十条五丁目交番を探してみた。
そこにもう交番はなかった。
これ以上ない冗談かと思うほど
小さくて狭苦しい
潜水艦のような交番だった。