祈り

春の種播き直前の風景。
私はこんな風にして一人
稲の健やかな成長を願って手を合わせる。
 
神仏の前で祈るのは不遜という考え方がある。
願ったり祈ったりせず、ただただ
「ありがとうございます」と唱えるのだと。
そうなのかなぁ〜と長い間祈ってこなかった。

けれど、自然相手の農業で
素直に「豊作でありますように」
「健やかに成長しますように」と
神仏に祈ってなにがおかしかろう。

私には特定の信仰する宗教宗派はない。
でもお米作りを通して神様も仏様も
いるのだと何度も感じる場面に出会う。

それがお米作りの至福の瞬間でもある。