endress

お米作りも今年27年目のベテランになったけど
「いっちょ初心に帰って
素人向けの本でも読んでみるか」
と、上から目線で読み始めた本。

ところが「おや?」「おやおや?」
読み進めると内容が意外にも深い。
表紙の柔らかさはフェイクで、初心者には
理解できないレベルだとすぐに気付いた。

初心者どころかこれはかなりの経験と
観察眼を持ったプロ用。
いや、プロでもここまでの内容を
理解してる人はまずいないだろう。
ニコニコしてるアントニオ猪木に近づいたら
いきなり「元気ですかぁー」って
気合いのビンタが飛んでくる感じ。

そんな出来だから、昔だったらコロッと
信奉してしまったろうな。

でもこっちも、もはや駆け出しではない。
今や本の内容に
「いやいや、そこは現実とは違うよ」
「いやいや、そこも高冷地では通用しないよ」
などと一人いちゃもんを付けては
ビンタを避け避け読み進める。

つくづくどこまで勉強しても終わりはないのだと
思わされる。
表紙には気楽に「よくわかる」なんて
書いてあるけど、「よくわからない」うちに
読むのを断念した人はきっと多いはず🤣

27年目だけど、お米作りはまだまだ
爪の先ほどもわからない世界。だから続けられる。