SEO詐欺

今一番欲しいもの、犬。
ペットショップで見た柴犬49万円。高ッ。
欲しくないもの、SEO業者からの電話。
年間50-100万円ほどの契約。高ッ。

SEO業者からの電話は年間数十本。
そのほとんどが強引な営業手法で
残念ながら多くは詐欺レベル。

最近は「SEO対策」と言ってしまうと
すぐ電話を切られるので
「福利厚生」とか「HP作ります」とか
いろいろ営業表現を変えて来るが、
その実は怪しげなSEO対策。

毎月5〜10万円も払ってもなんら対策されず
もちろんアクセスや注文なんて上がらない。
今回は「途中解約できない2年契
144万円でどうでしょうか」という
ありがたいお話だった。

まずこうして営業電話をかけてアポを取る役割が
電話オペレーター。
この人達はとにかくお客さんとアポを取れれば
点数になる。無邪気にありったけの
好条件を並べこちらの気分を高揚させ
次の段階に繋げるのが役目。

アポ以降の経緯や契約には感知しないので
無邪気に罪悪感なく営業電話を掛けてくる。
「次の段階に渡すだけ」と言う
騙す気がもともとないのだから
無邪気な営業電話ほど強いものはない。

ところで

電話オペレーターの一通り説明を聞いて
「大変興味深いSEO対策ですね!
では、その内容を検討したいのでメールで
資料を送ってください。」
と伝えると、これまで熱心に全力投球120%で
説明してきたオペレーターの声が
「あ...わかりました…」
一瞬にして熱量1%にガクンと下がる。

わかりやすい。じつにわかりやすい。

次の段階に進むアポが取れなければ
オペレーターの点数にはならない。
メールで資料を送れはダメなのだ。
これまでの営業トークは単なる時間の無駄と化す。

こちらは「より詳しく検討します」と
言ってるのに😊とても残念そうに
「はい....承知いたしました。メールで...」

おもしろいことに
どんなにオペレーターの話を盛り上げてあげても
「メールの内容次第では、なんなら
すぐにでも契約しますよ!」
と餌を撒いてみても資料がメールで
送られてくることはない。

一旦冷静になられて、その上詐欺まがいの資料が
ネットに流出することを嫌がっているのだ。
(アポ成功後は別の本落とし営業マンが
考える暇を与えず電話してくる場合が多い)
わかりやすい。

こちらも電話を切ってその業者が
どれほど怪しいかすぐにネット検索してみる。
ところが、ほとんど悪い評価や批判は出てこないで
会社案内にはいつも東京の立派なビルの写真🤣

逆にほとんどの業者がネット上では高評価の怪。
知らなかったが、これは入れ墨を消すように
ネット上の低評価や批判記事をぜんぶ
削除してしまう専門業者がいるためだ。
低評価や批判はことごとく消されている。

ただし注意して見てみるとサクラが書いた
高評価の文章には一定のパターンがあったり、
アイコンに共通した癖があるなど、
慣れてくると必ずどこかにヤラセの尻尾を
見つけることができる。

今年もまたたくさんの電話が
かかってくるんだろうな。
農繁期には「メールで資料を送ってね」という
自動音声機能が犬と同じくらい欲しくなる(笑)