今さら聞きます

駆け出しの頃は、周囲に米作りを
聞ける先生もいなくて
お米関連の本を片っ端から買い漁っては
読みまくっていた。

Amazonとかなかった時代だったから
上京した時には、稲作の参考書を買い漁っては
大きなバックに詰めて持って帰るのに
バックがあまりにも本だらけで重すぎて
ギックリ腰になったこともあったな。

私の稲作の師匠は本だと言っても過言ではない。
当時は誰よりも勉強してたと思う。

不安な分だけ知識を詰め込んで何年もかかって
たどり着いた境地は、残念ながら自然に教科書は
通用しないという当たり前のことだった。

何年も勉強したことが通用しない。。。
経験に勝る教科書はない。
自然の前に平伏してからパタリと
勉強するのをやめた。

それからグルグルッと20年以上
いろんな経験を重ねてもう一度
一から勉強したくなった。

駆け出しの頃とは違う。
27年目の今の勉強は当時とはまるで感覚が違う。
手に取った本の副題は
「今さら聞けない肥料の「基本のき」」
今さら聞きますよ。

でも「基本のき」じゃ子供騙しのようなものか、
かかって来なさーい!って、
ムムム、あれ?おかしいな、十分難しい!