催眠商法4

一時間かけてやっとお袋さんの催眠商法催眠は解けた。カタログや出席スタンプ帳も私が没収。明日もその会場に行くことを楽しみにしていたのだから、それはそれで可哀想な気もするけれど。7回目まで出席して、ただの物をもらうだけもららって、最後まで何も買わずに済むなんてできっこない。会場には確実に会社側のサクラがいて購買欲を煽っている。

「目が覚めた、危ないところだった、息子よ、ありがとう」「ホッ。」

会場には当然インターネットをしない、つまり広く情報が入らない老夫婦、一人暮らしの高齢者オンリー。もし私が母の付添だと言ってスマホを片手にその会場に入場しようとしたら、そのいい人と呼ばれている社員は確実に私の入場を拒否するだろう。

ならば、どうだろう。その会場の隣に「催眠商法から目を覚ます教室」を開いたら結構繁盛するのではないかと不遜なアイディアが浮かんだ。「入場料500円で100万円の被害からあなたをお守りします。」いいアイディアなんだけど、やっぱりなんだかそれも不遜だよなぁ~第一危険だよな~。

みなさんのお父様お母様もこのような商法に引っかからないようにお気を付け下さい。