2015年

2月

25日

稲葉光圀さん

間違いなく日本の稲作業界をリードしている一人、稲葉光圀氏。お隣白川町での有機稲作勉強会で15年以上ぶりに出会う。


駆け出しの頃、有機農業は宗教扱い、師匠もインターネットもない当時、彼の本に出会いその本は私の栽培指針と目標そのものになった。

10年以上彼の栽培技術を自分なりに追いかけた。

追いかけて追いかけて結局、自分の稲作技術の答えなんてのはどこにもない、自分の答えは自分で探すしかないとハッキリ気付いたのはいつの頃だったか。


稲作技術に限らない。こうしたら上手くいくなんてマニュアルはどこにも存在しない。どんなことも結局は答えなんて自分で見つけるしかないのだ。


今は稲葉氏の農法を客観的に見ることができる。今日の勉強会でも「おやっ?」と思う箇所もいくつもあったけど、同時に今日も彼からヒントを沢山いただいた。


稲作にも何人ものカリスマと呼ばれる農民がいる。その人たちが出す本は、かつての私がそうだったように、まるで金科玉条のような巻物のように大事にしたがる人も多い。でも、カリスマ農民ですら本当は稲の爪の先ほどのこともわかっちゃいない。

人間の存在なんて稲や自然の前ではそんなものなのだ。


稲葉さんから学び影響を受け、つまりは長らく稲葉さんの呪縛の中にいたけれど、今はこう思う「わからない」「答えがない」だからこそ稲作は面白いのだ。