2014年

10月

24日

四半世紀

御徒町。中島である。

彼とはなんと25年、四半世紀ぶりの再会なのである。

と言っても・・彼とは大学時代、広告代理店の就職試験を一緒に受けた間柄でしかない。

 

大学も違えば大学時代の友人でもなく、単に同じ会社の就職試験を受けただけ。ところが、この自由が丘にあったリクルート系広告代理店の就職試験が強烈だった。のべ3~4ヶ月の時間をかけ、なんと6次試験まであったのだ。

 

一次試験受験者は1200人、6次試験を経た最終合格者はたったの6人。

東京・・他人を蹴落としても平気なバリバリ男女大学生強者達の就職試験を想像してみてください。本当に衝撃的でびっくりする事の連続でじだ。

 

例えば学生のみのディスカッションタイム。社長が「では、これからの時間OOについて学生さんだけで話し合ってください。それではスタート!」と言った瞬間(私を除く)20人ぐらいの全学生が「はい!はい!!はい!!私に司会を務めさせてください!!」と「我よ!我よ!我こそは!!」のガンガン挙手。

気後れした私は、もちろん司会などできるはずもなく、途中やっとの思いで「OOだと思います」とか細く発言してみると、隣の席の学生が目をキランと光らせて「今の方の意見は違うと思います。私の意見は~~」と始める。「ゲゲッ、なんてところだ」

 

それでも6回も就職試験で同じメンバーで出会っていれば不思議と連帯感が湧いてくるモンです。しかもそこまで生き残るヤツはナカナカの人物。最後には本当に仲良くなったもんです。

 

さて、さて、さて。

6次試験を潜り抜け、せっかく最後まで生き残った最終合格者が取った行動が、う~ん、なんとも「伝説」

なんと、合格者6人のうち5人が合格発表直後にあろうことか合格を辞退。「え~っ!!もったいないじゃん!!」と驚く最後の私も数ヵ月後に結局合格を辞退することになる。結局合格者6人はその会社に一人も就職しなかった。

 

御徒町で中島。彼とはその後、年賀状を交わすくらいで(ただ就職試験で一緒だった人と年賀状を交わすだけでも変といえば変だが)「いつか会おう」なんて言ってたら25年も経っちゃって、今回が四半世紀ぶりの再会なのだ。

 

ところが、25年ぶりの再会にも関わらず「ない」のである。

お互い違和感も時間の壁も全く感じないのだ。当時のまま何の違和感もなく話せるのだ。

こんなこともあるものなのか。とても不思議な時間だった。

 

 

 

 

(ちょっと似た話)

子供の頃、親父に聞いた話。

若い親父が不慣れな東京で電車に乗ったそうだ。その時、目の前の席に座っている若い人の顔をなんとなく覚えていたそうだ。

帰り道、また電車に乗るとまたもやその若い男の人が、偶然にも丁度行き道の電車と全く同じ位置に座っていたそうだ。相手もそれが分かったらしい。お互いに「あんっ?」とか言って、それがきっかけで以来何十年も年賀状のやり取りが続いている。ちなみにそれから二度と会ったことはないそうだ。

 

(その2) 

大学受験、私は滑り止めを含め確か6~7校の大学を受験した。

ところで、そのうちなんと4校もの試験会場で、偶然にも同じ学生が私の席の斜め前に座っていたことがある。

相手も流石に私に気づいてて、お互い声を掛け合って「じゃぁ、次の大学の受験会場でも会えそうだね~。」で、次の大学でちゃんとそいつがまた斜め前の席にいる。「おお~っ!やっぱり会ったね!」って、それで次の大学でも「おお~っ!またまた~!」周りの受験生からしたら私たち二人は同じ高校の友人か何かに見えたに違いない。

話をすると偏差値が同じくらいで、見事に同じようなレベルの大学を受けていたから、これは有り得るお話。最後の大学でも彼の姿を探したが、最後はとうとう会えなかった。

それから彼とは会ってないし、もちろん顔も思い出せないが、その後どんな人生を送っているだろう。

 

 

忘れてるかもしれないけれど、あなたにもそんな出会いがあったんじゃないかなぁ~?