私の仕事場

夕暮れ時に仕事場正面に現れたイノシシ。猪侵入防止のために田んぼに張り巡らした1万ボルトの電気牧柵は、最近では効果がだんだん薄れてきて各所で猪に侵入されてしまう田んぼが出てきた。1万ボルト敗れたり(大泣)

雨続きの天候でも生き延びた稲が、収穫間際に更にイノシシに踏み荒らされ食い荒らされる。猪一個小隊家族連れで来られたら田んぼは3日で全滅する。

 

このイノシシは私のわすか5m前で立ち止まり30秒ほどじ~っと私の顔を見ていた。

「あんた、そこで何してんのよ」「おいおい、ここは私の仕事場だよ」「いやいや、ここは私の餌場に決まってんじゃん」「お前、俺が猟友会なの知ってるのか」「悔しかったら捕まえてみればいいじゃん」しばらくして「フゴッ」と声を上げ去っていくイノシシの後ろ姿は丸々太っていた。いろんな田んぼに毎晩侵入してはたらふく食っている姿に「おのれイノシシ!」「絶対とっ捕まえてお命頂戴します」