一生分

「たまには都会の新鮮な排気ガスを吸おう」などと軽口を叩けないほど渋谷の街は混んでいた。人人人で歩けないっ。街はワールドカップで無理やり盛り上げようと必死な感。

 

都会は刺激的だ。いろんなものが、これでもかこれでもかと押し寄せてきては際限なく目に飛び込んでくる。

現代人の一日に得る情報量は、江戸時代の人の一生分に匹敵すると何かで読んだことがある。それにしても渋谷の人混み、看板、種々雑多な音、店、商品、電車の中刷り広告etcを見ていると、現代人の無理にでも飛び込んでくる一日の情報量は、江戸時代の人の三生分くらいあるのではないかと感じる。

 

一方、人間の情報処理能力は進化していない。