「こんな夢を見た。」で、始まる夏目漱石原作「夢十夜」。映画(短編10話)http://www.youtube.com/watch?v=FEoF_s-dkPAにもなってますが、若い頃から不思議な雰囲気を醸し出しているこの作品が好きでした。

 

さて、私も昨晩「こんな夢を見た。」

見知らぬ丘の上の田んぼ(でも私の田)の前で、夜に人と話をしているとイノシシの気配。慌てて田んぼを見ると稲が全滅してました。

私は疲れてくると、稲が全滅する夢を見ることがあります。

昨晩のようなイノシシの襲撃は初めてで、大抵は病気で稲が次々と枯れて全滅する夢が多く、次いで田植えはとっくに終わっているのに、大な田んぼの田植えをし忘れて「どうしよう、どうしよう」とアタフタしている夢も何度も見ます。

不思議なのは、これらの田んぼや場所に(昨晩の丘の上の田んぼも)私には全く見覚えがないのです。それなのに、なぜかハッキリ私の田んぼだと認識していて「困った」と慌てているのです。

全く見覚えがない場所や田んぼなのに、まるで見て来たかのようにリアルな情景で、それは夢から覚めてもどんな風景だったのか説明できるほど鮮明です。

そう言えば、夢で田植えし忘れた田んぼは、見覚えはないけど必ず同じ田んぼが出てきます。低地で川が流れてて、霧がかかっていて、大きな木が林のようにつながってて、長くて三日月の様な形をした大きな田んぼ。

不思議と言えば、学生時代に初めて中国四川省に行った時、汽車の中から眺めていたとある農村風景に、突然「おお、ここに住んでたことがある!」と確信したことがありました。もう一人の自分だったり、別次元や前世なんてものがあるんでしょうか?みなさんにもそんな経験はないですか。

そう言えば・・一年くらい前にも、「こんな夢を見た。」(山ちゃん)