その男、ユースケ

軽トラックにお米やお餅を満載し、早朝一人でお米の行商に出掛けるユースケです。

 

入社してまだ3カ月経っていないのに、もう自分一人で全て計画して準備して、営業や行商に颯爽と出ていくんです。タマゲマス。

 

なんと言う頼もしいパートナーでしょう。私からの指示はなし、一人で考え、売り先を見つけ、交渉相手を探しては、段取準備をして出掛けていきます。おいおい、入社してまだ3カ月経ってないのに・・

知らない間に「実に優秀だ・・」が、毎日の私の口癖になってしまいました。いえ、実際31歳の時の私に比べ遥かにデキル男です。

 

こんな優秀なパートナーと組める日が来るなんて「ああ、途中で諦めず18年間頑張ってきてよかった・・」何度も何度もそう思い、時折ジーンとして涙が出てきます。

 

今朝も軽トラックで出発する彼を「いってらっしゃ~い!がんばってね~!」と帽子を振って見送りました。また、ジーン。

アジア各国の農村地帯をキャンキャン歩き回るこの行動的な私が、今日は仕事場で彼の帰りを待つお留守番役「ひょっとして私は夢を見てるのか?」あり得ない展開です。

「う~ん、実に優秀」