2011年

4月

23日

隣町よ

「原発列島を行く」鎌田慧(さとし)著 集英社新書 

この本の中に私達が住む東濃地方が出てきます。第2章 処分所研究 岐阜県東濃地方

 

舞台はここ八百津町福地から木曽川を挟んだすぐ隣の瑞浪市です。そこには「超深地層研究所」があります。何ですかそれ?

核燃料サイクル開発機構(核燃)が高レベル核廃棄物最終処分を地中深く埋めてしまう研究をしている所です。

核関連ですので八百津町を含め近隣市町はもう何年も前から年億単位のお金が配られています。ここの地層は岩盤が一枚で処分に適しているとのことです。一説には丸山ダムのかさ上げ工事は、この処分場地下の放射能廃棄物を冷却する水を取り込むためと言う噂も以前からあります。

 

今は研究所となっていて廃棄物は持ち込まないと言うことになっていますが、構想では深さ1000m、地底の処分坑道には放射能廃棄物ガラス固形体4万本を埋設するのに4平方キロ必要です。そして現地をしつこく飛び回っているヘリが上空から物理調査している範囲が4平方キロ。地元から既に買収済みの土地に130m掘られた竪坑の直径は最終処分場の竪坑の幅と同じ6m。オヤオヤ、見事に合致してます。研究所からなし崩しに処分場の本命へと見なされているのです。

 

動燃の暴露された内部資料には「地層処分施設と同一条件下で研究と実証を行い、これを地層処分に絶えずフィードバックすることが望ましく、このため地層処分施設に隣接して地下研究施設を置く」・・・これ、どういう意味か分かりますか?つまり研究施設の隣に最終処分場を建設するという意味です。

今は廃棄物を運び込まないと言ってますが、そんな約束が破られた事例は原発に関しては山ほどあります。私は信じません。

 

海のない岐阜、それも私の住むすぐ隣町に将来高レベル放射性廃棄物(勿論高温要冷却=爆発・地下水漏えい有)最終処分場。

54基の原発の廃棄物が行き場をなくして困っているのは事実で、最終処分場が決まっていないのも事実です。廃棄物の処分場が決まってないのに原発54基がずっと動いているのですよ。ですから、賛成とか反対の以前問題で最初から無茶苦茶な話なのです。だから原発はいらないのです。そして福島の原発の問題は他人事ではなく、しっかり岐阜までつながってしまっているのです。

 

プルトニウムの半減期は2万4000年。残念ながら現在、核廃棄物を安全に何百年も保管できる金属容器はいまだ存在していません。