今でなくて、いつ知る?

残念ながら、事態は報道されているよりも深刻だと思われます。

作業員50人 対 原子炉4基重大な損傷・・・マズイ。

報道は何をしている?本当にお笑い番組をやっている場合ではない!

 

東北・福島の優秀な稲作農家を何人も知っていますが、今後廃業を余儀なくされる方も出てくると思います。

私と彼らの差は?ほとんど何もありません。たまたま、放射能は彼らの田んぼに降り、私の田んぼに降らなかっただけのことです。彼らの無念を思うと何とも胸が詰まされます。

 

自分の人生や仕事や友人や家族が全ては4基の原発の上に成り立っているなんてたまりません。どんなに能力があったって、どんなに熱い気持ちがあったって、原発に何かあればそれらが吹き飛んでしまうなんて。私達の全てが原発の上に成り立っているなんて、そんな馬鹿な。

天から恵みを受け、天から災いが来たのなら農民として受け入れる覚悟はいくらかはできているつもりです。が、原発ごときで・・

 

ところが、この原発と言う相手のことをあまりにも私達は知らない。

知らな過ぎました。

まずは知らなきゃ。

こんな大事故が起きて、震災被災者には2重の苦しみを、責任のない子供達には甲状腺がんを、優秀な同業者達には廃業をもたらそうとしている原発について、これからは「知らない」では済まされません。

「知る。」今の自分にできること「先ず知る。」

「とらわれないようにするために、まず、どっぷりとらわれてみる。」

 

原発が時流に乗った一つの理由が、火力発電に比べCO2の排出量が少なく地球温暖化対策としてクリーンなエネルギーだという「イメージ」でした。

「本当にそうだったのか??」

もっと言えば、二酸化炭素によって地球が温暖化しているという常識は本当なのか?今までにない視点でこの本(二酸化炭素温暖化説の崩壊)を読んでみるつもりです。

ひょっとすると「二酸化炭素によって地球が温暖化している」という常識は、「原子力発電所は絶対に安心だ」という常識に似ているかも知れません。

「常識は常に疑うべし」大学の恩師の言葉を思い出します。

 

農作業も日増しに忙しくなっています。

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コメント: 2
  • #1

    みーま (火曜日, 29 3月 2011)

    「知る」ということの大切さを改めて感じました。感謝!
    山ちゃんのブログを読んで、考えます。

  • #2

    山ちゃんのお米 (土曜日, 02 4月 2011 23:14)

    みーまさんありがとうございます。
    「常識は疑え」と教えてくれた先生がいましたが、まさにその通りです。知らないと言う事は、実に自動的に利用されていると言うことですね。だからやっぱり「知らないことは罪」だと思うのです。一度知るといかに報道がいい加減で恣意的で統制されているのかがよ~く分かって来ます。その先生は「常識~」の後に「知ると不幸になります」とも付け加えることを忘れませんでした。なるほど・・・知らぬが仏ともいえましょうか・・