2011年

3月

01日

色即是空

雲南省西双版南。タイ、ラオスなどの国境まですぐのこの町にはじめて来たのは24年前。農業を始めてからも8回目の訪問です。24年前は車も珍しかったこの町で驚くことは、一年一年恐ろしい程いろんなとが急激に変化していくことです。町の風景はどんどん変わり、人の気持ちもどんどん変わり、農民は豊かになり、農地はわずか8年で25倍に跳ね上がり、日本の30年がこちらではたったの3年。去年泊まったホテルやレストランが当然のようになくなり、人は留まらず絶えず動き、新しい商店やホテルが林立しては消えていく。

新築のホテルやレストランはわずか一年で酸化し急激に歳を取る。栄華と没落がグルグル回るが誰も気にしちゃいない。失敗も成功も。気にしたらキリがない。もう8年の付き合いになる大連出身の彼は、かつて小さなホテルを持ち、乗馬場を持ち、喫茶店やレストラン、衣料品店などを持っていたのに今年はその全てを失っていました。それでもアッケラカンとしたものです。日本だったら悩んでジグジグしちゃうだろうに、彼の地ではそんなこともあったり前。「来年はベトナムにでも住もうかな」と涼しい顔。

逆に言うと日本は一度の失敗でも許されにくい社会。自殺が多いのも文化の影響かなぁ?