2011年

2月

20日

納得

台湾~香港~雲南行きを前に生まれて初めてスーツケース(キャリーバッグ)を買いに行きました。

大学生の時からから自他共に認める「バックパッカー」(リュック一つ背負って海外旅行する人のこと)。このリュックは大学2年生19歳の時からこれまで10カ国以上も一緒に旅をしてくれました。「海外旅行とはキャリーバックをガラガラ押すものではなく、どんなに重くても荷物は背中に背負って行くものだっ!」このリュックにはいろんな国のいろんな思い出がいっぱい詰まってます。 そう言えば横浜YMCAで野外教育のスタッフだった時もずっとこのリュックでしたね。25年間ありがとう。

メーカー名なのでしょう「globe trip」(地球旅行)。以来四半世紀、この度44歳にして、いよいよバックパッカーの歴史とこれまで使っていたリュックともお別れの時が来ました。これまで十分にバッグパッカーとして経験は重ねて来れました。悔いはありません、納得。

 

今回から海外行きはこれまでとははっきり違うスタンスです。

自分の中でもフンギる為にも実用の為にもスーツケース。

このところ時間を見つけてはショッピングセンターや鞄屋さんを数軒廻りましたがリュックの良さなら分かってもスーツケースは「ウ~ン・・どれも同じに見える・・」

今回もウロチョロしていると年季の入った痩せ型のおばさん店員がやって来て「何かお探し?」「ああ、じゃ、これ見て」・・

この店員さん、会話中もお客の私に全く敬語を使わずニコリともせず硬い表情。「このオバハン、どんな素人店員??」心中イラッとしたのですが「じゃ、内装を見て」とズラズラっと5つほどケースを私の前に引いて来ては並べはじめました。

そして次から次にパカパカと開けては一台一台内装の詳しい説明。ここがこうで、ここがこう「な、なるほど。ここが違うんだっ。」

「はい、では、次は実際にスーツケースを押してみて」「あ、はい。」「まず安い方から」ガラガラ「はい、次」ガラガラ「はい、次」「はい、次」「はい、次」「次は二台一緒に押してみて」と店内をぐるぐる疲れるほどに試し押し。

ところが試し押ししてみて眼から鱗「おお!一台一台こんなに押した感じが違うのか!」明らかに値段相応の差。続いて鍵の構造の違い、素材の違い、航空会社の荷物の扱いの違い、強度の違い、蝶つがいの構造の違い、メーカーの違いetc・・おばさんの説明は続きます。

「このおばさん、ただ者ではない・・」スーツケースのことなら一日中話が尽きなそう。

説明聞き過ぎて頭がウニになって「聞けば聞くほど選べなくなっちゃいます」と言うと「そういつもお客さんから言われんのよ。私、全~部説明するからね」(依然敬語は使わない・ニコリともしない硬い表情)

「でも、私、お客さんにホントに納得して買ってもらいたいからね」(注:「ホントに納得」の部分はかなり強調)

おばさん店員は素人どころか唸るほどのプロでした。結局私が買ったのは自分が買える範囲で一番いいモノ。そこでおばさん店員最後のダメ押し「私も買うならあなたが選んだコレを選ぶわ」ちょっと高かったけど、納得。いいお買い物ができました。

彼女のお陰で私も今ならスーツケースの知識が満載、いい店員になれる気がします。私ならもっと笑顔で接客しますが(笑)

レジにて私が尊敬の念を込めて「あなたの説明が良かったから納得のいい買い物ができました。ありがとうございました。」と言うと

プロおばさん店員の硬い表情が最後の最後に、はじめてニヤリ。

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コメント: 2
  • #1

    みーま (火曜日, 22 2月 2011 00:03)

    おばさん、プロやネェ~と感心しました。
    山ちゃん、気をつけて行って来て下さいね。
    ボン・ボヤージュ!

  • #2

    山ちゃんのお米 (火曜日, 22 2月 2011 22:13)

    みーまさんありがとうございます。
    今晩は徹夜でパッキングです。
    土産話楽しみにしていてください。再見。