足が震えます

年々イノシシが田んぼや畑を荒らす被害が増え続けてます。仕事場周辺やうらら牧場、田んぼや水路も強力な鼻でドカンドカン爆弾が落ちた様に掘りまくり荒しまくってます。先日、住民からの要請で有害鳥獣捕獲許可が県・町から下りました。写真はイノシシ捕獲用の私の鉄柵。米ぬかを撒いて柵の中にイノシシを誘い込み、真ん中に仕掛けているワイヤーをイノシシの足が引っ掛けると両方の鉄の扉がガシャンと落ちイノシシは閉じ込められる算段です。今までに少なくとも30頭以上この柵でイノシシを仕留めました。多い時には一回で5~6頭のイノシシ一家が掛かることもあります。仕留めるって・・・太い鉄筋を加工した手製の槍で一頭づつ刺殺しなければなりません。嫌です。毎回足が震えます。いつも刺す時には般若心経を唱えてます。嫌です。山の中で稲を育てるということはこういうことでもあります。イノシシに田んぼが襲われると僅か数日で稲は全滅します。猟師も減り反対に増え続けるイノシシ。自己防衛のための殺生です。毎朝柵を見に行くと「イノシシよ、かかっていてくれ、でも、かかってたらまた殺生しなければならないから、かかっていないでくれ。」うううん・・とても複雑な心境です。

 

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コメント: 4
  • #1

    ドクターストップ (木曜日, 22 7月 2010 08:44)

    東京近郊(小田原~箱根)でも、自動車専用道路の標識が、タヌキからシカに変わりました。最近では猪・タヌキ・ハクビシン・狐・猿ETC.の出没があるそうです。私も道路をシカが走っているところに遭遇ちょっとしたサファリを楽しみました。
    われわれは冗談で済みますが、なんとかお米を守ってください。

  • #2

    Greentank(上野トモユキ) (木曜日, 22 7月 2010 12:21)

    生き物をしとめるのはとても辛いことですね、お心お察しいたします。
    お米を守るためとは言え、お辛いですね。

  • #3

    山ちゃん (木曜日, 22 7月 2010 23:44)

    ドクターストップさん、ありがとうございます。イノシシは一年で多い時は10頭以上子供を産みます。これがまた来年 7~8頭は産みますので、まさにネズミ講ならぬイノシシ講・・単純計算でも3年で何頭??どうしてもたなければならない理由があります。グスン。

  • #4

    山ちゃん (木曜日, 22 7月 2010 23:51)

    greentankさん、ありがとうございます。仕留める時のイノシシの表情、断末魔の叫び、匂い。一発で心臓を突けるとほぼ即死してくれるのでホッとしますが、動き回るイノシシ・・非常に難しいです。昔は村の猟友会は50人を超えていましたが、今や5人になってしまいました。イノシシも増える道理です。