
少し前に舌に大きな口内炎ができて、痛くて
食べるのも話すのもできなくなった。
歯医者で診てもらうと「ひょっとして癌の
可能性もあるので総合病院で組織検査を」。
紹介状を書いてもらい、病院に電話すると
「予約は1ヶ月半先までいっぱいです」
調べてみるとその部位の癌の生存率は50%。
これでは埒が開かないと紹介状を持って
予約なしで外来に行くとなんのことはない
待ち時間5分で診てもらえた。
30代に見える若い医師だったけれど
今まで出会った医師の中で一番話を聞いてくれ
説明も細やかで丁寧なのには驚いた。
組織検査にも十分な経験があるその医師に
よると「癌の可能性は極めて低く組織検査の
必要はない大き目の口内炎」だと言う。
口内炎と癌では随分な差だけれど、幸い
医師の言うとおりステロイド薬塗布で
2週間で完治した。
その間、「ひょっとして癌なのか..」とか
「生存率50%って..」とか
生まれて初めて自分は死ぬかも知れない、
自分事として初めて「死」を感じてみた。
そうだよな、例外なく人はいつかは
死ぬんだよな。
以来、頭の片隅に死を意識するようになった。
これはすごい。
死をどこかで意識してみると風景や感覚や
意識がこれまでとは随分違ってくる。
これまで
「死はどこか遠い彼方の忌みするもの」
と捉えていたけれど、そうではなかった。
59歳にして死をタブー視しなくなったのは
大きなターニングポイントになったと思う。
今回はさいわい口内炎だったけれど
癌だったとしてもおかしくはなかった。
お陰で今までなかったたくさんの意識が
身体の中に入った。
口内炎は大変だったけれど、新しい意識を
植え付けてくれたことには感謝するしかない。
さぁ、うかうかしてはいられない。
ちゃんと生きようと改めて思う。
食べるのも話すのもできなくなった。
歯医者で診てもらうと「ひょっとして癌の
可能性もあるので総合病院で組織検査を」。
紹介状を書いてもらい、病院に電話すると
「予約は1ヶ月半先までいっぱいです」
調べてみるとその部位の癌の生存率は50%。
これでは埒が開かないと紹介状を持って
予約なしで外来に行くとなんのことはない
待ち時間5分で診てもらえた。
30代に見える若い医師だったけれど
今まで出会った医師の中で一番話を聞いてくれ
説明も細やかで丁寧なのには驚いた。
組織検査にも十分な経験があるその医師に
よると「癌の可能性は極めて低く組織検査の
必要はない大き目の口内炎」だと言う。
口内炎と癌では随分な差だけれど、幸い
医師の言うとおりステロイド薬塗布で
2週間で完治した。
その間、「ひょっとして癌なのか..」とか
「生存率50%って..」とか
生まれて初めて自分は死ぬかも知れない、
自分事として初めて「死」を感じてみた。
そうだよな、例外なく人はいつかは
死ぬんだよな。
以来、頭の片隅に死を意識するようになった。
これはすごい。
死をどこかで意識してみると風景や感覚や
意識がこれまでとは随分違ってくる。
これまで
「死はどこか遠い彼方の忌みするもの」
と捉えていたけれど、そうではなかった。
59歳にして死をタブー視しなくなったのは
大きなターニングポイントになったと思う。
今回はさいわい口内炎だったけれど
癌だったとしてもおかしくはなかった。
お陰で今までなかったたくさんの意識が
身体の中に入った。
口内炎は大変だったけれど、新しい意識を
植え付けてくれたことには感謝するしかない。
さぁ、うかうかしてはいられない。
ちゃんと生きようと改めて思う。