正義

緊急で大臣からの記者会見です。

国民の皆様にはこの度お米不足、高騰による
ご心配をおかけしておりますことを
国民の食の安定を司る農水大臣としまして
心よりお詫び申し上げます。

お米はこれまでの農政の軸、減反政策または
農家への価格補償につきまして農水省の
政策が完全に間違っており、既に数年前から
お米の需給は崩れ続けていました。

これはひとえに私の管轄する農水省、
政府自民党政策、または農林水産部局に
長年在籍していました私の失敗であったことを
認め農業関係者、消費者の皆様には
心より深くお詫びを申し上げます。

つきましてはお米不足価格高騰対策として
市場で形成されるべき価格は一切無視し
備蓄米を5kg2000円で放出致します。

農協には古米を高値で落札させ大損害を
与えた上で、古古米から古古古古米までは
環境相の時の削減率同様、ただなんとなく
私の頭に浮かんだ価格破壊インパクトの
ある数字、2000円とします。

この際、戦争や不作、輸入ストップなど
不測の国家的危機事態への対応は
一切無視して備蓄米を放出し「お米を安く」
します。

「お米を安く」するためには備蓄米を
無制限に放出します。
実際91万トンあった備蓄魔の残りは10万トン。これは何かあった時の全国民の
僅か5日分のお米ですが構うものですか。
「お米を安く」するためには犠牲は厭いません。

日本国の米蔵はほぼ空になりましたが
これも「安く」するための政策です。
不測の事態はこの際起こりません。
さぁ、みなさん一緒に祈りましょう。

空になった日本国の米蔵には
外国産のお米を9月にはたっぷり大量に
緊急輸入する予定ですのでご安心ください。

「お米を安く」するためには不測の
事態だろうが、外米のポストハーベストの
危険性だろうが、備蓄米のカビ毒の危険性
だろうが、この際気にするところでは
ございません。
みなさん、安さこそ正義です。

食の安全性や倫理観、将来の農業の継続より
「お米を安く」することが何よりの優先事項
であります。
「お米を安く」する政策に文句を言う者は
非国民、抵抗勢力です。

我々の「お米を安く」する政策の成果は
2000円のお米に長蛇の列をなす国民の
皆様、とりわけこれまでの農政の失策を
責めることもなく「2000円はありがたい」
「この安さが続いてほしい」
「輸入米でも5年前のお米でも構わない」
「とにかく私は安いお米がほしい!」
とありがたがる国民の皆様の圧倒的なお声に
私は支持されております。

農家が潰れても「お米を安く」する
ことが優先です。
例え安全でなくても外米だろうと国民は
生活が苦しいのです。

国民の生活が苦しいのは長年の政府自民党の
政策の失敗の積み重ねと指摘されても
もう過ぎ去ったことはいいじゃないですか。
みなさん、未来に向かって力強く歩こう
ではありませんか。

とにかく「お米を安く」します。
米市場をお米でジャブジャブにします。

並んでください。押さないでください。
何時間でも長い列でお待ちください。
私のスピード感ある政策でまだまだ
「安いお米」大量にご用意しますので。

持続可能な農業より、農家が激減することより
「お米を安くすること」の方がはるかに
大事なことです。
そうでしょ。
皆さん、安ければ安い方がいいんですよね。

9月には外米がどっさり届きます。
これまで以上に「安さに挑戦!」
楽しみにしていてください。

「いつまでも外国産米が安く輸入できるか」
ですって?
そのためには関税を撤廃します。
農協も解体して外資に売り飛ばします。
その代わりお米「安く」しますよ。一時的に。
この私に抜かりはないですよ。

 「郵政の二の米」って私は父より優れてます。
郵政解体でハガキの値段はとんでも
上がったけど、私は何がなんでも
お米は「安く」するんです。
みなさんも嬉しいでしょ。

約束は守りますよ。
なんたって私、日本国農林水産大臣ですから。
これからも自民党をよろしくお願いします。
企業献金もまだまだ喜んで頂戴しております。
世襲4世議員を甘く見ちゃいけませんよ。
「安いお米」で農業はサスティナブルで
なくなりますが、このまま世襲が5世6世
何代まで続くのか今から楽しみです。
選挙区横須賀の皆様これからも応援くださいね
「世襲サスティナブル」

おっと、今はとにかく「お米安く」します。
今日も大勢の方が「安い」備蓄米に
早朝から並んで「ありがたいありがたい」と
感謝されてるのだから、後からそんなはずじゃ
なかったって文句は言わないでください。

さぁ今日も「安さ」に挑戦!
「安さ」に勝る正義なし!
セクシーでしょ。

農林水産大臣カモシカ次郎

(※)カモシカとは稲をズケズケ踏み食い荒らす農家の敵、が、天然記念物なので捕獲も殺処分もできない)






カモシカか進次郎か

政府が5kg2000円と価格を一方的に決めて
市場に大量放出するなんてのは許されない。

もし自動車の値段が上がったら政府が自動車の
価格を勝手に決めて市場を破壊するくらいの
値段で放出するのか。

車にパソコン、スマホに株相場、
今じゃお米以上にみんなが大事にしてる
モノの値段が上がったら、政府がめちゃ
安い値段決めて放出なんてしないでしょ。
市場が壊れるでしょ。
わかんないかなぁ。

「米は命の糧だから激安価格決めも
政府が介入した。」
と言うならば、米の価格が逆に暴落したら
命の糧を作る米農家を政府は介入して
所得補償するのか。
絶対しないでしょ。
する気ないでしょ。
一切してこなかったじゃん!

米の値段が上がったから
備蓄米を市場にジャブジャブに放出して
更に新米が収穫される9月に合わせてなぜ
外国からの大量の輸入米をぶつけるのか。
正気の沙汰じゃない。

消費者と共に農家を守る立場の農水大臣が
なぜ農家ばかりに廃業を迫るような
政策ばかりするのか。
本当にそんなことをしていいのか。
そもそもなんで5kg2000円に決めた?

その先どうなるかなど考えもせず
なんとなく5kg2000円に決めたんだろ。

私は毎日田んぼに被害を及ぼすカモシカと
闘っている。
もうほんと、これ以上勘弁してほしい。
なんでズカズカ田んぼに入ってきて
苗を踏み散らかし食べ散らかすのか。
「おい!カモシカ!お前は進次郎か💢」

しまった、カモシカに失礼だった。
進次郎の害はこんなもんじゃない。
日本中の米農家に及ぶ。
外国だったらとっくに農家のデモや暴動が
起きてるのに、やっぱり日本人はおとなしい。

不作でもないのに米が不足し、長蛇の列で
安い備蓄米を「ありがたい!進次郎よ
ありがとう!」って。
おかしさに気づいてよ。
自民党の農業政策の失敗を糾弾しないで
次は安い外国産の米に「ありがたい」
と言って長い列をなすのか。

それ、5年前のお米だよ。
進次郎になってから必須だった備蓄米の
カビの検査、任意になって
どこもやってないよ。
それを安からって「ありがたい」って
おかしさに気づいてよ。

最近、私には進次郎は何も考えずに田んぼに
ガシガシ入って稲を踏み荒らし食べ荒らす
カモシカにしか見えない。
あ、しまった、カモシカに失礼だ。

輸入米は船で運ぶ時に防カビや強い殺虫剤
使ってるのみんな知ってるのかなぁ。
「ポストハーベスト」って聞いたこと
ないかな。収穫後の農薬って意味。
長い時間船で運ばれる途中、船倉で
カビが生えたり虫が出ないように船に
載せる前に燻蒸処理で強烈な農薬使うんだ。

 何が「軽やかカルローズ米」だ。
健康壊して軽やかどころかそんなもん
食べ続けたら重い病気になって結局高〜い
お米になるじゃんね。

 おい進次郎。
命に関わる農水大臣には絶対向かないって。
企業献金担当大臣でいいじゃないか。
世襲4世議員って、もうね、それだけで
法律違反レベルじゃんね。(嘲笑)





執念と迫力

映画 国宝。
執念と迫力と気迫の映画。

役者はもちろん製作陣の気迫もビンビン
伝わってきて記憶に残る映画になった。
歌舞伎には全く興味のない私でも
見事に引き込まれてしまった3時間の大作。

ジャブジャブ

この男は「米市場をジャブジャブにする!」
と言って更に備蓄米20万トンの放出を決めた。

日本の多くの米農家はただでさえ
今までギリギリ、高齢化でほっといても
激減するのに、日本の農相がわざわざ
息の根を止めに来る意味がわからない。

いやぁそれにしても「ジャブジャブ」とは
ひどい。
浅はか男が備蓄米2000円の安さと
引き換えに国を滅ぼす。



2%

八百津町のふるさと納税担当職員さんが
今まで楽天市場の甘酒のページを
6本12本24本まとめて見やすく
してくれました。

ところで、農業って補助金で守られているって
イメージがあるとのことで計算してみた。

うちの年間売上高に占める
農業補助金の割合は、2%。

お米をアメリカからから輸入する
お金があるのなら、もう時代遅れで
型落ちとなった武器を大量にアメリカから
輸入する馬鹿げた莫大なお金が
あるのなら、
食料安全保障に寄与しこれから将来を担う
若い世代の米農家にちゃんと所得補償を
してあげてほしい。
(防衛費年間予算8.7兆円 vs 農業年間予算2.3兆円)

武器も国防もアメリカ頼り。
お米や食糧もアメリカ頼り。
お米は5kg2000円の備蓄米に長蛇の列。
関税はやられ放題。
おい、自民党、冗談だろ。

かつて

かつてここには6枚の田んぼがあって
長年私がお米を作っていた。
肥料を撒いて耕し田植えをし草刈りをし
稲刈りをし心血注いだ田んぼ。
今はもう猪や鹿の巣に成り果てている。

これが田舎の農村の現状。
作り手を無くした田舎の田んぼは
やがて全部がこうなっていく。

テレビやネットでは米を増産すればいいじゃん
大規模化すれば輸出すればいいと簡単に
言うけれど、乱暴で勝手な人たちだなと思う。

高齢化した村は人口が激減した代わりに
猪と鹿が増えに増え、米作りできる
田んぼはもう限られている。

そんな中で残された田んぼを鹿の侵入と
毎日闘いながら、今はまるで「最後の砦」を
守るように稲を育てている。
こんな状況はここだけじゃない、
日本中の数え切れない農村で起きている。

米の高騰、不足は明らかに自民党の
農業政策の失敗だ。
なのに世襲4世スーパーボンボンが
ヒーロー気取りでいるのが理解できない。

国の米櫃を空にし、値や流通を壊し、
目先の消費者から喝采を浴びながら
農協を悪者にし解体し外資に売り渡し、
国民のためとうそぶきながら大量の
輸入米を入れ、もうね、お見事!
全部間違えてる。

ただでさえギリギリの状態で続けてきた
日本の多くの米農家の息の根を止めに
来たんだな、日本を壊しに来たんだなと思う。

賭けてもいい、これからも自民党は
ますます判断を間違い続ける。
ならば
「さぁ!いつもの通り、
彼らの言う逆を行こう!」




ひとり

厚生労働省からコロナワクチンの副反応を
認める通知が届いた。

コロナワクチンを打った瞬間体中がザワッ。
今思い返せばあれはアナフィラキシー反応
だったのだと思う。
直後に注射した腕と左胸に強い痛みを感じた。

みんなも副反応はこんなに痛いのかなぁ。。
すると夜になって左眼の視界が
何やらおかしい。
左眼視界の中心2cmほどが見えなくなると
その症状は15分ほどであれよあれよと
視界の全部に拡がり左眼は完全に
見えなくなってしまった。

「これはヤバイ!失明する!」と
救急車を呼ぼうとしていたら、
また15分ほどでさっきとは全く逆回転で
視界が元に戻った。
視野全部が砂の嵐で何も見えない。
完全に失明状態になったのは10分間ほど
だったろうか。

次の日すぐワクチンを打った地元の医院に。
医師は明らかに困惑して大した診察もせず
すぐに大きな病院への紹介状を出した。
ただの紹介状1通が5000円もするとは
驚いたが、当時ワクチン接種を強く呼びかけて
いたその医師は面倒なことには
巻き込まれたくない、もうここへは2度と
来ないでほしいと言うオロオロ狼狽した
表情だったのは忘れられない。

大病院で眼の異常や胸の痛みを検査。
幸い眼にも心電図にも異常は見られ
なかったが、左胸の強い痛みは
その後約1年もずっーと続いた。

ワクチンの副反応症例を調べてみると
胸の痛みも眼の異常も症例として
たしかに挙げられている。
素人の個人的な意見だが、目も胸の異常も
ワクチンでできた血栓が毛細血管を
詰まらせたのではないかと思う。
(目が回復したのは血管を塞いだ血栓が
何かの拍子にたまたま外れたか?)

町役場を通して厚生労働省にワクチン
副反応の申請を出した。
何度も病院や役場を訪ねて、書類を何度も
書き直し、3年越しで副反応が認められた。

治療費の実費は戻ってきたが、
紹介状をはじめ痛みで仕事を休んだなどは
一切聞かれもしなければ考慮もされない。
結局この認定にかかった時間と労力、痛みや
紹介状料もカウントされずにマイナスで幕。

周りでワクチン接種後私より
重い後遺症に苦しむ人はかなり多い。
一方、この申請をしたのも副作用が
認められたのも八百津町では私一人だろう。
おかしなことがまかり通るものだ。

破壊

この人はほんといろんなものを破壊してる。

この人は自分たちの農政の失策を棚に上げ
農協や卸業者を悪者に仕立て上げ
「私が米を安くした」とあたかも自分の
手柄のように振る舞う。
マスコミもそう伝える。

「昨年に比べお米の価格は2倍になったのは
異常!」と、この人もマスコミも言う。
いやいや、米農家のお米の売値は
30年前にやっと戻ったに過ぎない。

30年ずっとお米の値段は下がり続けてきた。
肥料も農薬も農機具もガソリンも米袋も
全ての資材が高騰してたのに
お米の値段だけは上がらなかった。

昨年までの5kg2000円が狂った値段だった。
農家は抗議の仕方を知らない。
ただ黙って赤字でも作りつづけてきた。
そんな仕事に若い人が来れるはずがない。
だから米農家の平均年齢は74歳。

そんな農家に何も知らない識者が
「農地を大規模化してコストダウンが必要、
国際競争力を付けて輸出をしろ」と言う。
そんな馬鹿な。
もうめちゃくちゃ。
そんなことはごくごく一部の超大規模法人
にしかできない。
それをマスコミは「ほら、実際やれてる所も
あるじゃないか!」と取り上げる。

政府が備蓄米を市場価格ではなく、精米代も
運送代も税金負担し価格破壊の値段を付けて
「安いぞ安いぞ」と大量に売りに出す。
「わーい、わーい」と長蛇の列。
ほんとうにそんなことしていいのか。
もうめちゃくちゃ。
ただ安ければいいのか。
それが米市場や農協や米卸や農家を
消費者の心を破壊してることに
気づくまともな人はいないのか。

それに飽き足らず、外国のお米も
緊急輸入しますと言う。
「海外のお米でも値段が安くなるなら嬉しい」と言う人がたくさんいる。
ただ安ければいいのか。
そんなことしてその後どんな世の中に
なるのか考えないのか。
どんどん壊していることに気づかないのか。
「元通り5kg2000円に戻ればいいのに!」って
もうめちゃくちゃ。

安さの代わりに破壊したものは今度は
必ず自分たちに戻ってくる。
一時の安さとは比べものにならない
代償を払わされることになる。
「ああ、あの時だったんだな。
なんだか変だなとは薄々感じてたんだけど」と
後になって気付いた時にはもう遅い。

この人はまだまだいろんなことを破壊する。
この人が「安さ」を餌にまだまだどんなことを
破壊していくのかを、ちゃんと見続けようと思う。

目を醒まそう。
安さは正義ではない。
安さの代償は後々とんでもなく高くなって
戻ってくる。




期待以上

予想外にいいシナリオ!だと思ったら
アカデミー脚色賞だったのね、さもありなん。

はじめは学級委員選びじゃんね教皇選びも
と思って観てたけれど、ドロドロの
人間関係からどんどん人と神の
関係を考えさせられる展開に。
更に予想もつかない終盤に目を奪われた。
やっぱり脚本がとてもいい。

最近はもう一度観たいと思える映画に
いくつも出会えてしあわせ。

からゆきさん

盲目の作家宮崎康平が「からゆきさん」に
インタビューした長時間のカセットテープが
残っていて、それを元島原市職員の内嶋さんが
まとめて戯曲にした本。

「からゆきさん」は山崎朋子
「サンダカン八番娼館」の小説が有名で
同名の映画に詳しい。

むかしは天草や島原半島はとても貧しく
天草四郎の島原の乱の遠因にもなっていて
からゆきさんに限らず、長崎出島に近い
遊郭街丸山界隈にも多くの女性が
売られて行った。

歴史書には出てこない弱い弱い立場の
彼女一人一人の人生にスポットを当てた
作品には迫力があり、作者の視点や心持ちに
心を打たれてる。
なんのご縁か知らぬ間にいくつもの
「からゆきさん」作品を追いかけている。

昔あっち今こっち

大学を出てアメリカに留学し帰国後すぐ
警視庁の警察官になった。

警察学校の成績は2位、1位だった同期は今
皇居周辺を守る警視庁第一機動隊隊長
2000人の部下を抱える警視正になってる。
もし警察を続けていたら私も東京のどこかの
警察署の署長くらいにはなれていたと思う。
自分で言うのもなんだけど、それくらい
検挙数も成績も挙げて、警察官の仕事は
天職だと感じていた。

所轄では新人なのに右翼左翼外国勢力を
相手にする公安部から「推薦するから
来い来い」とお誘いを受けていた。
でも、もしそのまま公安部に引っ張られて
いたら、思想信条や内面の自由に踏み込む
仕事に良心が咎めて途中で嫌気がさして
やっぱり辞めることになったのだろう。
あぁ、やっぱり署長にはなれなかったなw

警視庁は4万人の大きな組織。
寄らば大樹の陰。
末端にいても、日の丸を背にした大きな
組織や権力の側がどんな思考回路になるのか
どれだけ安心なのか、勤勉と怠惰を
実経験として知ってる。

私は昔あっち側にいた。

その後、いわゆる保守思考の警視庁から
いわゆるリベラル思考の(財)横浜YMCAを経て
保守なのかリベラルなのか自分でも
わからない米農家になって気付けば31年目。

4万人もいた世界から1人になって
寄るべき大樹がない。
若い頃は「止まったら切り刻まれる」
「止まったら全部が終わる」そんな強迫観念の
中でずっと生きていた気がする。
組織に属していない不安と何事も自分で決めて
自分で動くという自由との狭間が
今の自分を育ててくれたのだと思う。

この写真を見た時、警官隊と米農家との
両先輩方のコントラストに「ドキッ!」
とした。
昔はたしかに制服を着てあっち側にいた。
今は間違いなくこっち側にいる。
思えばなかなか随分な振れ幅だ。

自然と改めて自分に「どっちがいい?」と
問い直してみる。

生まれ変わってもやっぱりまた、
警視庁から始めてYMCAを経た上で
米農家になるのがいい(⌒▽⌒)
ということになった。





ドロドロの内紛

式年遷宮のことをもう少し調べてみた。

式年遷宮にかかった経費は
前回550億円
前々回330億円
前々前回60億円
今回目標は558億円だが物価高騰で
ほぼ間違いなくオーバーするだろう。
更に次回は1000億円超えとも言われる。

いずれにしてもこんな莫大な金額、
人間のやること神様の裏では巨大な利権や
権力闘争が渦巻くのでは?と
伊勢神宮を本宗として全国の神社を束ねる
神社本庁のことを少し調べてみた。

やはり。。。

たった少し調べただけで出るわで出るわ
利権争い権力闘争、内紛に伴う裁判の数々。
 
ザ・人間。

いやはや神道もご多分に漏れず
神様の裏側では想像以上のドロドロ。
人と金が集まるとどうしても
こうなっちゃうのね(T ^ T)

天照皇大神はこのドロドロ劇をどう見て
いらっしゃるのだろう。


式年遷宮

伊勢神宮の式年遷宮に使われる御神木。
岐阜県可児市でのお披露目に行って来た。

20年に一度の式年遷宮は今回で63回目だから
1260年の歴史となる。
次の式年遷宮は2033年。
準備には9年間の時間と550億円をかけ
伊勢神宮では最大のお祭りとなる。

20年に一度だから、御神木曳きを拝見するのは
きっとこれが最初で最後になるんだろう。

もし次の御神木のお曳きを見られるとすれば
私は79歳、その次もまだ生きていれば99歳。

https://youtu.be/_ttXjy_IZ6w?si=0ih5F5AewRF-4jQB


餌付け

2000円の備蓄米で国民を「餌付け」しながら
人気を博し、農協が悪い、流通業者が悪いと
悪者を次々と仕立て上げている小泉は
四世議員。

悪者って、米が不足して価格が高騰した
原因はこれまで農業政策を誤ってきた
政府自民党が悪いに決まってるじゃんね。

自ら大きな火事を起こしといて、
「私が犬小屋の火を消し止めました!」って
したり顔されても。
いやいや、母屋もう焼け落ちかかってますが。

入れなくてもいい輸入米をずっと年間
70万トンも輸入しといて、国内の農家には
減反を強いてきた。
輸入しといて日本の農家には作るなって!

いまスーパーでの小売価格は確かに高いが、
農家の米売り渡し価格はやっと30年前に
戻ったに過ぎない。
いや、30年価格は変わらないどころか
昨年までずっと落ち続けてきた。

30年間価格が変わらないものって
あるだろうか?
30年価格が落ち続けてきたものって
他に何かあるのだろうか?

コメンテーター連中は日本の米は
もっとコストダウンが必要だと言う。
すごい人たちだな。
30年価格が落ち続けてもなんとか続けてきた
農家にまだコストダウンしろって。
国際競争力つけて余ったら輸出すれば
いいじゃんって、日本の米は国際価格の5倍。
そんなもん売れるかっ!
いや、売ってみてください。

コメンテーターや政治家、評論家、
誰が何を言うのか米農家としてしっかり
覚えておこうと思う。

2000円の備蓄米を安い安いと目先だけで
喜んでいるうちに事態は悪化している。
まるでタコが自分で自分の足を「安い安い」と
喜んで食べてる姿のようだ。

平均年齢が70歳を超えてる米農家も
真っ先に少子高齢化して弱りきった農村も
GDPの1%しかない農業界も
小泉にはまるで怖くないのだろうな。

進次郎は農相就任時に
 「このままの価格なら米離れが起きて
外国産の安い米がバンバン入ってきて
しまう!みなさんさんそれでいいのですか!
私は日本の農業を生産者を守るためにも
備蓄米を放出するのです!」と言ってた。

この男が、そんなまともなこと言うはずない
のになぁ〜おかしいなぁ〜と思ってたら
「備蓄米がゼロになったらお米は輸入します!
聖域はありません!」
とサクッと方向転換した。

あはは!
待ってました。
そう来ると思ってました。
就任時にそう予想してました。

さて、次に、彼はこうしてこうして
来るだろうな。
そして、日本の稲作は一部を除き壊滅しいく。

お父さんもそうだった。
自民党をぶっ壊すと叫び人気を博しながら
結局郵便局をぶっ壊し、外資に売り渡した
だけで去って行った。
進次郎は農協と農業をぶっ壊していくのだろう。

国としては武器よりも大切な食糧を
外国に牛耳られ何が独立国なものか。
悔しいなぁ。
残念だなぁ。
馬鹿だなぁ。

残念だけど予想はハズレないと思う。
だから今私は「安さの悪魔」2000円の備蓄米のニュースを、ものすごく冷めた目で見ている。

やったね、進次郎、思惑通りだね




威嚇

高い電気牧柵やネットを張ったのに
一体どこから入ってくるのか柵の中に
天然記念物カモシカ。
近頃は田んぼで毎日日中見ない日がない。

田んぼの苗を食い荒らし踏み荒らす
天然記念物カモシカ。

今日も「この野郎!!」と棒で
威嚇して追いかけると
天然記念物はこっちを振り返り
「グゥ〜!」と唸りをあげた。

天然記念物はハッキリ「ここは私も縄張りだ、
お前は何を勝手に縄張りに入ってるんだ!」
と逆に抗議している。

「き、貴様!💢」

カモシカは勝手に殺したり獲ってはいけないと
法律で90年間も守られてる。
だから人がまるで怖くない。
小泉にやられる前に天然記念物に
やられちゃう(T ^ T)



変化

太陽の光が苗の葉っぱに変わっていく。

そんな光景を毎日見ることができるなんて
幸せなことだなぁ〜とつくづく感じる。

巷ではお米の価格が高い安いと大騒ぎだけど
米農家がお米を育てる気持ちには
高かろうが安かろうがどっちでも全く関係ない。

お米が値段だけの関心で語られている
ニュースやワイドショーやネットを見てると
ほとほと嫌気がさしてくる。

お米のことをそんなに乱暴に、
不遜に扱わないでほしい。

 何が大事なことなのか目を醒ましてほしい。

やっと

劇作家井上ひさしの元妻西舘好子の書いた本。
385ページ。
とくに前半がつまらなくて、何度も挫折し
かかったけれど、やっと読み終えた。

著者の記憶の良さは分かるけど、とにかく
一回しか出てこない登場人物の名前が
ゲップが出るほど多過ぎ(T ^ T)

さて、人は見かけによらぬもの。
あの大人しく優しいイメージの井上ひさしは
家では強烈なDV男だった。
人の内面とはかくも複雑なものか。
私は井上ひさしと結婚しなくてよかった。

安さに飛びつく先

誰が考えたのか、備蓄米に付けた名前が秀逸。

贅沢

ここが私の仕事場。
時々ものすごく贅沢な職場環境だなと
つくづく思うことがある。
通勤時間も家から僅か1分。

暴落の兆し

一般人では見ることのない農業共済新聞。
この記事によると今年は主食用米が
5.8%増産される。(今後の統計変動あり)

これまで6月末の適正とされてきた
民間在庫量は180万〜200万トン。
ところが来年26年6月末の在庫予測は
214万トンで上回る。

つまり来年(今年の秋)には早くも
お米は一転過剰になる予測。

さらにこの214万トンに今年3月以降の
100万トンの備蓄米が市場に供給されて
いてこれも加算されるのだから、想像以上に
お米在庫は過剰なるかもという記事。

仮に今年天候に恵まれ日本中で豊作に
なると(記事には書かれてないけれど)
皮肉なことに、一転お米は大暴落する。

大暴落したら今度はもう耐えられる
中小米農家は多くない。
この記事のシナリオが当たると、高齢化も併せ
廃業する農家はとんでもなく増えるだろう。

今回のお米の価格高騰はロウソクの火の
最後のボッ!かも知れない。

お米とは元々少し足りないと暴騰し、
少し余ると暴落するとても価格が不安定な
性質の作物。

世の中は「減反政策をなくせ!」の大合唱
だけど「農家の所得補償なし」で減反を
なくして増産に走ると、お米の価格は暴落し
あまたの米農家は潰れる。

いやいや、余った分は輸出すればいいじゃんと
識者は言うけれど、日本の米は国際価格の
5倍以上。常識で考えれば価格5倍の
余ったお米が外国にバンバン売れるとは
思えない。

この秋のお米価格はもう今から結構な高額で
取引が決まってるので、この秋のお米は
そんなに価格は下がらないはず。
問題は来年産の新米収穫が見えてくる
時期(つまりちょうど1年後くらい)に
在庫過剰だとしたら大暴落が始まっても
おかしくはない。

一農家の予測だけど、小泉進次郎は農協と
米農家にトドメを刺しにきたんだなと思う。
(私は農協との米取引は一切ない)




残り30万トン

万が一のことが起きても国民を飢えさせない
ための備蓄米。

1月に食糧危機だけじゃなく流通の円滑化のため
にも放出できるように法解釈を変更した。

備蓄米の全体の量って知ってる人は
知ってる100万トン。

さて「この100万トンって日本国民
何ヶ月分でしょうか?」

こんな質問を知り合いや友人にしてみると
なんたって万が一の備えなんだから
5年分、3年分、1年分という答えが多い。

正解は1ヶ月半。

あ、これは放出前の全量蓄えてる時。
戦乱や天変地異が起きても1ヶ月半は
日本人が飢えずにお米を食べられる。

でも、たった1ヶ月半て短くないかな
この万が一の備え。

さて満量100万トンの備蓄米、連続する放出で
今の在庫は30万トンにまで減った。
30万トンって何日分?
答えは約2週間分。
日本に何か万が一の不測の事態が起きても
たった2週間分のお米しかない。

いやまだまだ甘い。
更にこれからこの30万トンも1ヶ月に
10万トンずつ放出すると小泉進次郎が言っている。

つまり8月末には備蓄米の在庫はゼロ。
日本に万が一のことが起きても計算上
政府備蓄米はない。
実際には9月には新米が出回るけれど。

今年はお米が高いから備蓄米を買い戻せない。
つまり少なくとも来年秋まではこのまま
備蓄米ゼロ状態が続く。

今までは放出した備蓄米量分は次の年度の
収穫で同量を備蓄米として必ず補充
しなければいけない規定だったけれど、
今年から5年以内に備蓄米を買い戻せば
いいということになった。

よって最大で5年間日本は万が一の備蓄米が
在庫ゼロな状態が続く可能性がある。

何かあった時の備えを今、私たちは「安い!」
と言って飛び付いて無くそうとしている。
ま、大丈夫か。万一のことなんて起きないか。
備蓄米を放出しなくて満量あっても
所詮1ヶ月半分しかないのだから。
0も1.5もそんなに変わりはないか。

このチャンスに軍事力だけじゃなくて
食糧でもアメリカ米を大量に輸入して
穴埋めをすることにしよう!
となる算段か。。。



ええっ!

米の高騰でとうとう都会では
こんな自動販売機がッ!
と、一瞬頭の中で関連付けたのは職業病。

えええ!
昆虫食の自動販売機。

こおろぎラーメンにタランチュラ、サソリ、
バッタにカブトムシ、セミにタガメに
ゴ、ゴ、ゴキブリですと!

その上さらに謎のお楽しみ缶って
ゴキブリを超える昆虫ってなんだ!??



想像以上に

予想を超える映画だった。

沖縄基地問題や政治家、日本の自主独立
アメリカ軍、日米地位協定、辺野古など
静かだけど心をえぐられるような
太田、翁長両知事の言葉に何度も
泣きそうになった。

アメリカの言うことならなんでも
ホイホイ通してしまう、日本とは政治家とは
なんと言う情けない存在なんだろう。

無残

本来なら葉っぱがグングン伸びている苗が
鹿にかじられハサミで切られたような姿に。

商売や採算の問題より、ずっと大事に育てて
田植えしたせっかくの苗が成長するのではなく
日に日に鹿にかじられてなくなっていくのを
見るのはほんとうに寂しい悔しい。

ここに限らず日本中山間部の稲作は
高齢化や獣害でもうギリギリの状態で
踏ん張ってる。

お米は作れば売れるこのご時世に、今年うちが
面積を半分にせざるを得なかった主原因は
年々増え続ける鹿と猪による獣害。

写真家 常盤とよ子の迫力

写真家 常盤とよ子 の作品が見たくて
東京都美術館刊行の
「everyday life 私は生まれ直している」
6人の女性芸術家の作品集を手に入れた。

常盤とよ子の作品は戦後横浜の赤線街にいた
女性たちの写真が多い。
6人の作家の中で私にはやはり常盤とよ子の
写真が圧倒的な迫力。

彼女の作品は横浜美術館でたしか6月2日まで
見れるはず。

長い

猪に崩された用水路の泥上げ。
長い長い用水路。
泣きたくなるような長い溝を半日ずっと
ひたすら一人スコップで泥上げ。

昔は用水路の泥上げは地域みんなの作業だった
ろうけれど、今じゃたった一人で
腰を叩きながら。

若い時だったら泣きべそだったろう重労働も
焦らずゆっくりゆっくり一歩一歩。

長かった。。
さぁ、これで田んぼの苗達にたっぷり
水を入れてあげられる(⌒▽⌒)


鹿野郎!

鹿が田んぼに侵入して大事に育てて田植えした
苗を片っ端から食べていく。
「馬鹿野郎!」
と叫びたいところだけど、馬を飼ってたから
「鹿野郎!💢」
急所にネットを張ってみたが
鹿はきっとなんてことなく跳び越すのだろう。
「鹿野郎!💢」

う〜ん

お蕎麦で有名なサガミさんで
500円モーニング。

米農家が、お蕎麦屋さんで、
コーヒーとサラダとパンとゆで卵を、
いただきながら、
コメの本を読む。

ちなみにドレッシングは西洋のもの
だろうけど「和風」
ゆで卵は和か洋かしばし考える。

う〜ん、シュール。

蕎麦屋さんのコーヒーが意外に美味しい。
う〜ん。

農協は悪くない

米騒動で随分農協が悪者にされているけれど

「農協は悪くない」

お米価格高騰は生産量が足りないから。
農協は生産量:減反には全く関与してない。
「米不足の犯人は農協だ」なんてのはまるで
お門違いだ。

少子高齢化のうちのような田舎では
どう考えても採算が合わないのに農協は
食料品やガソリン、ATMがある
支店を出し続けてくれている。

農協は田舎、特に車を持たない高齢者には
ライフライン、最後の砦と言っていい。
そんな地域はここだけじゃなくて
日本全国無数にある。

お米農家支援の担当者は頭が下がるほど
熱心に農家を走り回っている。

大きな組織だからきっと改善する点は
たくさんあるだろう。
だが、今回の米不足は農水省が決める
減反が原因なのだから農協はまるで関係ない。

小泉進次郎やキャノングローバル研究所
山下の言う「農協が悪い!」説を見たら
思い出してほしい

この件「農協は悪くない!!」

農協悪者説に乗っかった先は
田舎のライフラインの消滅と150兆円の
金融資産の外資への売り渡し。

そんなバカな、そりゃないでしょうって

かつて「郵便局が悪い」と国民総出で
叩きまくってた頃、その後郵便局の資産は
外資に渡り、郵便局の窓口でアヒルのがん保険
が売られることになるなどと
どれほどの人が想像できたろうか。

米不足とは関係ないのに「農協が悪い」
なんて合唱してると結局自分で自分の首を
絞めることになる。

危ない危ない。





舘野さんと民間稲作研究所

私に米作りの師匠はいない。
駆け出しの頃はインターネットのない時代、
当時出版されてたあらゆる稲作の本を
読み漁った。

そんな昔に東京で民間稲作研究所の
勉強会があった。その時たまたま
知り合ったのが写真の舘野さん。
当時彼は40、私は29。あれから30年。
年賀状のやり取りだけで以来一度も
お会いしてないけどいきなりYouTubeで
「おお!舘野さん!」優しい懐かしいお顔。

さて、民間稲作研究所の方法は
10年がんばってみたけれど結局上手く
いかなかった。
「こりゃ違うな」と気付くのに10年。
随分遠回りした。。
遠回したお陰で確信した。

結局、誰かや権威がある団体の農法を
真似てみたところで上手くいかない。

「自分で自分のやり方を探るしかない」

と言う、農家として至極当たり前で
最も大事なことを学んだ。





紅子さん

東京中野には私が師と仰ぐ感性豊かな
女友達がいていつも刺激を頂いてる。
その方のご紹介で知り合った紅子さん。

紅子さんは元ソープ嬢、今は色街写真家。
以前熱海の個展にもお邪魔したことのある
彼女のクラファンに参加したら
新作の写真集が届いた。

同じものを見ても一人一人切り取り方や
感じ方、捉え方が違うことをこの歳になって
やっと再確認して楽しい。
それを読み取るのも更に楽しい。

ちなみに中野の我が「師」は、自分にない
感性で、いろんな場所や次元や変な人の
ところに誘(いざな)ってくれる私にとっては
愉快でごきげんな水先案内人。

無肥料無農薬無機械

毎年田植え稲刈りでお世話になっている
小嶋さんは愛知県小牧市からの通いの米作り。

元々は一番弟子酒井くんの紹介でうちで
お米作りの研修。

彼のお米作りは、トラクターやコンバインなど
一切の農業機械を使わず、耕すのも代掻きも
長靴でひたすら土を踏む完全人力のみ。
肥料もなし、農薬もなし、機械もなし。

つまり私が研修でお教えしたことを一切無視
した彼だけの農法。
プロ農家には決して真似できないので
私も興味津々。

長靴代以外まるでお金のかからない農法
成功したら真似させてもらおう!

数ヶ月に一度の出来事

楽天市場のふるさと納税の甘酒部門。

日本全国から2504件もの出品がある中で
今日は山ちゃんの甘酒6本、甘酒3本が
全国でランキング1位と2位。

これは年に数回起きる出来事。
ありがたいなぁ〜。
どう考えても出来過ぎだなぁ〜。

本日終了ふるさと納税発芽玄米

ふるさと納税での発芽玄米の出品は本日終了
残りお一つです。(ふるさとチョイス)

ふるさと納税での発芽玄米、お米の再出品の
時期は未定です。

なお、このホームページでは発芽玄米5kg
1500gは販売中です。
こちらも在庫がなくなり次第売り切れと
なりますので、お求めの方はお早目にどうぞ。

私は「二世議員」ではありません!!

さぁ、出番だ!

父が「郵政を悪者にして」外資に
売り飛ばしたように、息子の私も
「農協を悪者にして」外資に
農協を解体して外資に売り渡そう!

今は農協の構成員は組合員だから外資が
入って来れない。

モンサントを吸収したバイエルなど
外資穀物メジャーがまず狙うは
全農グレインと言うJA全農グループが持つ
米国にある世界有数の穀物輸出基地。

小泉が「消費者のため」「農協が悪い」
と言ったら要注意。
外米もたくさん輸入してJA資産売り渡し。

自民党二世議員め!って、失礼しました。
小泉進次郎は二世議員ではありません!
四世議員です!お待ちがなく。
四世!って!いい加減にしなさい💢

届きそうな気持ちに

会田誠さんは同じ歳の天才画家。
山口晃さんもほぼ同世代の天才画家。
絶対に真似できない領域。

面白い芸術家さんを見つけた。
野口哲哉さん。

楽しみにしていた野口哲哉さんの
作品集が今日届いた。

そりゃ〜彼のも絶対に真似できない領域。
だけど、野口さんの作品は
どこかでなにかひょっとしたら
ほんのちょっぴりだけうっすらと
頭の中の妄想だけでも
真似できるんじゃないか?と思わせてくれる
臭いや感性があって面白い。

表紙だって侍がウオークマン聞いてたり
スーツケース持ってたり。

天才は天才だけど楽しい天才
と言うところがなんだかとても良い。


謝罪

江頭農水大臣の発言が大炎上。

個人的には農水省にも大臣にもこれまでも
これからも何んの期待もしておりませんし、
自民党の特に二世ボンボン国会議員なんて
こんなレベルだと随分前から存じ上げて
ますのでなんの驚きも全くございません。

ただただ、こう言う人を国会議員に選ぶと言う
レベルの低い私たち有権者がいけないのです。

ご本人は思ったことを正直になんの気なしに
申し上げているだけですので全く悪う
ございません。
あまり責めないであげてください。

よく考えもせず特に二世ボンボン議員に
ホイホイ投票してしまう私たちが
いけないのです。
反省すべきは私たちの方でございます。

大臣への「間抜け」「バカ」などの誹謗中傷は
そのまま私たち有権者にブーメランとして
戻ってまいります。

 大臣、二世議員と言うことで
政界に入るずっと前から、いえ、
ひょっとすると子供の頃から変わらぬ
スタンスで政治に取り組んで来れられたのに。
何が悪いか国民が何に怒っているのかも
全くお分かりになれずここまで来らたにも
かかわらず、私たちからの選挙と言う信任を
何度も受け続け、やっと名誉ある大臣に
までなられたのに、今更...
ほんとうに酷い目に遭いましたね。

ひたすら憐れみ申し上げます。

 大臣、あなたは悪くない。
悪いのはあなたを国会議員に選んだ私たち、
自民党にいつまでも尻尾を振り続けている
私たちの方です。
農水大臣にはプロ農家の一人として私こそ謝罪
したい気分でいっぱいでございます。

「全く見識も実力もないあなたに
国会議員ましてや順番とは言え大臣まで
やらせてしまい
誠に申し訳ございませんでした!」

33年前の米の本

あの作家・劇作家の故井上ひさしが
33年も前に書いた「コメの話」

私が就農したのが31年前だから、米づくりを
始めてすぐの頃に一度読んでて、今回
本棚を掻き分けて探し出してみた。

30年も前に読んだ本だから詳しい内容は
覚えてないが、多分と言うか高い確率で
30年後、つまり現在の日本とお米事情を
言い当てている予言の書だと強く想像する。

もしそうなら井上ひさしをもう一度改めて
尊敬するし、30年も前に警告されていた
コメ事情がほんとに今に当てはまるなら
やはりお上や農水相の方針は予言通り
間違ってたことになる。

私たち以上の世代で本好きな米農家なら
令和の米騒動と言われるいま、
私と同じように埃を被っていたこの本を
引っ張り出して、もう一度読もうとしている
人は少なくないと思う。

ある意味読むのが怖い。
ちなみにこの本の平成4年井上ひさしさんは
57歳だった。私は今59歳。
やっと同世代に追いついた。

一番近い

備蓄米が4000円超え。

私から見て一番現状に近いと
思われる対談です。

https://youtu.be/GWeMsBO3-jA?si=G347g3GKV6oCJ93I

ご参考に。

お願いだから

この足跡はタヌキかイタチか、
お願いだから踏まないで。

と言う願いも虚しく、既に鹿までが
田植えしたばかりの田んぼに
乱入し20坪くらいの苗が泥没。。。。

昨日まであった苗が今朝はなくなってる
ことほどショックで悔しいことはない。
慌てて鹿対策の電気牧柵張りを急ぐ。


実験

農業とは実験だと思う。

毎年毎年こうした方がいいんじゃないか
ああした方がいいんじゃないかと考えては
試し失敗し成功し、でも成功したことも
次の年には通用しなかったり。

多分それは農業だけじゃなくあらゆる仕事が
実験の連続なんだろうな。
だから「こうしたら上手くいく!」なんて
マニュアルはかなり乱暴だといつも思う。

そんなマニュアルが通用するほど
世の中は甘くない。
結局自分で探すしかない。

畦の草刈りが始まった。

いつもは全部数センチ、土が見えるくらいの
高さで盆栽のように刈り取るが、
「本当にそんな必要があるのだろうか?」
と長年の疑問を実験。

背丈の長い草だけちょんちょんと刈ってみたら
背の低い草だけが残り、あれ?結構きれい
かつ労力10分の1で重労働のはずの
草刈りも楽しく鼻歌。

稲とレンゲのコントラスト

左が田植えして1週間の稲の田んぼ。
右は町内養蜂家さんが見事に咲かせたレンゲ畑。

レンゲ畑ではブーンブーンとたくさんの
ミツバチ🐝🐝🐝🐝たちが忙しそうに
飛び回ってる。

きっと養蜂家さんは元気に飛び回る
ミツバチの音を聞くと幸せを感じるんだろうな。
米農家はまだ小さな苗の葉っぱが
風にピロピロと揺れる様子に幸せを感じる。

ラブレター

かわいらしいラブレターが届いた。
がんばろうと思う。
今は小さな苗だけど、
どんな大人に成長するのか楽しみ。

わからな〜い

稲の遺伝子情報いわゆるイネゲノムは
2002年にはすでに解析が完了している。
でもイネゲノムが解析されたことと
実際にイネのことがわかることとは程遠い。

31年目を迎えた米作り、経験から知ったことは
いくつもあるけれど、そんなレベルはイネの
全体像からしたら小指の先程にもならない。

続ければ続けるほど年々そう感じる。
わからないからおもしろい。
「あゝ、こんなことだったのか!」と
何年やっても気づくことがある。

こんなに小さな苗が秋には立派な穂を
付けるなんて神秘でしかない。

「私が育ててます!」と言いたいところだけど
続ければ続けるほど年々そんな不遜な
感覚は抜けていく。

当たり前だけど稲は稲自身で育ってる。
私は育ててない。
見守って、喜んで、ありがたがって、祈って、
感謝をするのが米農家の仕事だと思う。
年々そう思う。

急なお詫び

お米の販売終了のアナウンスが予告なく
急になってしまいましたことをお詫びします。

お米高騰の影響で年明け頃から目立って
受注が増え、特に4月以降はこれまで
30年間で経験したことのない急激な
受注の伸びとなりました。

ご注文数量や1ヶ月に1回などの制限もさせて
頂きましたが、5月以降は連日想定を遥かに
超える数のご注文が続いたことで
早期の売り切れとなりました。

お買い上げのみなみなさま
ありがとうございました。
また、売り切れのアナウンスが急に
なりましたことを重ねてお詫び申し上げます。

販売再開の運びになりましたら
改めてこのホームページにて
アナウンスさせていただきます。

なお、甘酒、発芽玄米、黒米はこれまで通り
販売を継続しております。
今後ともよろしくお願い申し上げます。

お米完売御礼。

お米「コシヒカリ」「ミルキークィーン」
ともに完売しました。

たくさんのご利用誠にありがとうございました。

お手植え

田植え機で上手く植らなかったところを
腰を曲げて一日中お手植え。

高度に機械化された現代の米農家は
必ず何かの農業機械やエンジン音が
付きまとう。
そんな中、お手植えは数少ない
エンジン音皆無の貴重な静寂な時間。

長靴が泥に沈む音、泥の感触、手植えの
苗の感触、カエルの声、水の流れる音。
贅沢だなぁ。

体は腰を起点に180度折り曲げてるから
ずっと続けていると腰が痛くなる。
30年も前、駆け出しの頃はこの作業を
2週間以上続けていた。信じられない。
ヒーヒー言いながらも
当時は腰を曲げた格好で東京まで歩いて
行けるな!なんて意味不明な自信が付いた。

老いるものだな。。
でもイケイケドンドン順風満帆ばかりが
いいことでもなく、老いないと
感じられない大事なこともたくさんある。

田んぼの中での一人ぼっちのボチラボチラの
お手植えは贅沢な時間だった。


回数制限1ヶ月に1回まで

在庫が非常に逼迫しています。
申し訳ございませんが

お米のご注文は「上限5kg」までです。

ご注文回数も「一ヶ月に一回」までです。

上限5kg以上、または一ヶ月以内に複数の
ご注文には対応できません。

上限の数量、回数を超えたご注文は
ご入金後であってもご返金の上、
キャンセル手続きをさせていただくことが
ありますのでご注意ください。

ご不便をおかけし申し訳ございませんが、
ご理解ご協力のほどをお願い申し上げます。

アメリカ産米

ある方から「安いアメリカ産米の輸入は
大賛成」と言われ少なからずショックを受けた。

これは自分が米農家だからと言う訳ではなく、
アメリカ産米をどんどん輸入したら
日本の食や安全だけでなく安全保障やひいては
主権までどうなって行くのかが私には
見えてるつもりだから。

ある方の発言の真意は別のところに
あるのだろうけれど、同じ日本人に
そんな風に言わしめているのは米農家の
一人として自分にも責任があるのだと感じた。

見えてるつもり知ってるつもりでは弱い。
どんな意見だって自由だけど、
それを受け取った時にちゃんと自分の意見が
言えるのがいい。

漫画は要旨を簡略化させてるから詳しくない
人に説明する時には十分役立つと思う。
さぁ、米農家の一人としてこの内容
どこまで知ってたつもりか答え合わせ。

1万ボルト

田植えが終わったばかりの田んぼに鹿が侵入し
まだ小さな苗を踏み荒らし食べてしまう。

慌てて電気牧柵を張る。
1万ボルトの電流が1秒間隔で流れるが
この電線の上を楽々と飛び越えていく鹿には
効果は薄く、対策をしたと言う小さな
自己満足に終わる可能性が高い。

電気牧柵張りは例え猪や鹿に効果が
あったとしてもお米の一粒も増えることの
ない作業。

それどころか時々自分が感電する羽目に。
感電すると身体の部位にもよるが
バットで殴られたような衝撃。
ペースメーカー付けてる人は
絶対近寄らないで。

ふるさと納税「発芽玄米5kg」終了

八百津町ふるさと納税、発芽玄米5kgは
お陰様で人気ランキング1位ですが
在庫の逼迫により本日で出品を終了します。

ふるさと納税では発芽玄米1.5kg✖️2袋
一日一件限定の出品を続けておりますが
こちらも在庫がなくなり次第出品終了と
なります。

なお、このホームページからの
発芽玄米は5kg、1.5kgの販売は継続中です。

現在たくさんのご注文、お問い合わせを
頂いております。
誠にありがたいことですが
コシヒカリ、ミルキークィーンの販売も
「上限5kg、およそ一ヶ月一回」
なる制限をかけさせて頂いております。

みなさんには大変ご不便をお掛けして
申し訳ございません。


田植え終了

31回目の田植え無事終了。
小嶋さん今年もありがとうございました!!

ご不便をおかけしてます

現在お米の在庫が大変逼迫しております。
つきましては当面の間、ご注文の
「上限を5kg」とさせて頂いております。

大変申し訳ございませんが、ご注文回数に
つきましても「概ね1ヶ月に一回」とさせて
頂いております。

一回が5kgであっても同時に複数のご注文、
または数日、1〜2週間に一回のペースでの
ご注文はお受けできません。

ご注文は「概ね1ヶ月に一回」となります。

みなさんには大変なご不便をお掛けして
申し訳ございませんが、できるだけ多くの
方々にお米が行き渡りますよう
ご協力のほどよろしくお願いいたします。

農家あるある

毎日持ち歩いてる鍵。

軽トラックにトラクター、田植え機にユンボ、
フォークリフトetc..数えると10本もある。
これらは農繁期の間は全て使う。
米作りできるのはこの機械群のお陰。
そしてこれが高い(T ^ T)
そしてよく壊れる(T ^ T)

乗用車はまず故障することないけれど
農業用機械は走るだけが目的ではなく
農作業つまり泥や土を扱うからよく故障する。

どれくらい故障するかと言うとなんとなく
乗用車の10倍以上の確率。
だから農繁期に故障するのはもう当たり前、
何もトラブルが起こらなかったと言うことは
新品の時以外ないくらい覚悟の上で作業する。

案の定去年はトラクター、今年は
フォークリフトと田植え機にトラブル発生。
覚悟の上だからもう慣れっこ。
農家あるあるだからいちいち泣かない(´༎ຶོρ༎ຶོ`)

田植え始まる

今日から田植え始まる。
田んぼの前でまず
「どうか無事に終わりますように」
と静かに手を合わせてスタート。

お弟子さんの田植え

私には4人のお弟子さん(一年間米作りを
学んでもらいご卒業)がいて、そのうち3人が
愛知県から通いでお米作りに来てくれている。

今日田植えしてたのは一番弟子の酒井くん。
フルマラソンに野球、バイクで
ユーラシア大陸横断、4回戦ボクサーに
自然観察員などなど私にはとても真似できない
経歴と気力体力の持ち主。
もう彼も米作り20年以上か。

さて、お弟子さんたちは私から一年の研修を
受けて一本立ちするけれど、誰一人私の教えた
通りにお米作りをしてくれない。
卒業と同時にみんなそれぞれのやり方を
勝手にテンデバラバラに始める。
「誰も教えたことやらんのかーい!」
と思わない訳でもないが、研修を終えたら
一国一城の田んぼの主人。
卒業したらよほど危険だったり無茶苦茶で
ない限りは口を出さない。

そこがいい。
みんなそれぞれ失敗と成功を繰り返して
自分スタイルの米作りを作っていく。
そこがいい。
お米作りは十人十色。
やり方や大事にする思いは
まさに「自由だ!」



お米甘酒の発送は連休明けになります

ゴールデンウィーク中はお米甘酒の
発送ができません。
商品の発送は連休明け7日以降となりますので
ご注意ください。

写真は田んぼを悠々と歩くカモシカ2頭。
田植えした小さな苗を踏み潰し
引っこ抜き食べてしまう米農家の天敵。

ハズレの言い伝え

これもどこかのある本で読んだ
お米の言い伝え。

お葬式が出る家の田んぼはその年はなぜか
最高に豊作になるのだと言うもの。
お葬式ができて経済的にも労力的にも
大変なその家族を助ける様にその年は
稲が頑張ってお米が豊作になるのだと。

ここは高齢化の山里だからもう何人もの
米作りの先輩を数多く見送ってきた。
これまで実際に見てきた結果から言えば
その言い伝えはハズレ。
やはりそんな年は田んぼの管理が行き届かず
田んぼは草だらけになってお米は
豊作にはならない。

お次はカメムシ。
カメムシが多い秋には厳しい寒さの
冬がやって来ると言う言い伝え。

これも2、30年前はある程度合ってた
気もするが、ここ数年では全くのハズレ。
温暖化で越冬できるカメムシが何倍にも増え
まだ収穫前の柔らかいお米を
チューチュー吸って、被害は年々爆上がり。
お米の栄養を吸って丸々したカメムシは
秋にはすごく増え余裕で越冬して
次の年には更に倍々ゲーム。

カメムシが多いと寒い冬がやってくる
のではなく、もはや、どんな年でも
カメムシはやたら多い。
体感からすると30年前の20倍。






竹の言い伝え

田植えを待つ苗。

ところがで竹と言えば意外にも稲科。
今年は全国でハチクが枯れている。
竹は120年周期で枯れる。

いつか読んだ本のどこかの言い伝えだと
竹が枯れるのはあまり良くない現象で
その年はお米が不作だとも言う。

竹は枯れる前に花を咲かせ実をつける。
私は見たことがないが、この実形がお米に
似ているそうだ。
お米の不作の年に竹は花を咲かせ実を残し
全滅するが、お米が収穫できなくて飢饉で
飢えてる人々に竹の実はお米の代わりの
ギリギリの食糧になり人々を救うのだとも。
竹にはそんな不吉な様なありがたい様な
言い伝えがある。

今日お世話になってる農協の方とお話しした。
この秋のお米の仕入れ価格はもうほぼ決まって
その額は私の予想を遥かに超えていて驚いた。
この上、お米が不作になるとかなりまずい。
思わず苗に手を合わせた。

今のところ当地の辺の竹は枯れてない。





代かき終了

もっとも時間がかかり、神経を使う
代かき作業が無事に終了。

これで田植えの始まりを待つばかり。

今年も酷使に耐えてくれたトラクターを
感謝を込めて洗ってあげる。
トラクターも無事に春の作業を終えて
洗われながら少しホッとしながら誇らしげ。
ちっちゃな虹もお祝いモード。

ありがとう。

いいね

いいね。
いい根。

うららに会いに

17年間飼っていた馬のうらら。
もう6年ほど前に天に旅立ったけれど
それ以来うちではうらら馬頭観音が守り神。

今日は無事に荒代掻きまで作業が進んだので
うららに会いに馬頭観音が祀られてる
隣町の小山観音さんへ。

「うらら、これからもずっと見守っててね」

山桜満開

荒代掻きは山桜満開の中で。

土から出てくる虫を目当てにトラクターの
周りにカラスやトンビ、カラスとトンビの
小競り合いを見ながら、ツバメはまだ。

多い時はツバメ軍団が20羽くらいで
トラクターを囲んで乱舞する。

スリランカ

フォークリフトが不調で入院。
買ったのは8年前、スリランカ人さんから。
この人が全くもって頭のいい人で驚いた。

今日はそのスリランカ人さんと久々のご対面。
4ヶ国語を操るだけでなく、広範な知識と
洞察力、時代を見る目、やっぱり
唸るような頭の良さだった。

在日30年の彼が言う
「日本はもうダメだね。終わった。」
せっかくの機会だから日本の政治や経済、
母国スリランカや宗教観などなど聞いてみたが
だいたい私と同じ意見だった。
なんだか残念。


風(ふう)

何度か取り上げてきた横田空域。
この空域は日本のものではなく米軍のもの。
空と沖縄の基地も戦後80年もずっと
占領され続けてる。
だから日本は一見独立国風だけど
実質アメリカの属国。

トランプ関税とやらで属国日本が
宗主国アメリカと交渉すると言う。
笑える。
属国のくせに何を交渉するのか。
茶番だ。

首都圏の空も沖縄も返還されない、
させるつもりもない飼犬ポチの日本が
何を交渉すると言うのか。

一見交渉して一見好条件を結んだように
見せかけるのだろうな。
その一見好条件を勝取りました風にして
裏でまた日本は取り返しの付かないほどの
各分野での譲歩という売国をするのだろう。

情けない。
おい、国会議員ども。
とりあえず2世議員からファイアーだ。

2〜5トン

代掻きや田植えには信じられんないくらいの
大量の水が必要になる。
水がないとどちらの農作業もできない。

みんなにとってはうれしいだろう
この晴れ続きの週間天気予報は
米農家にとっては「水が足りるだろうか…」と
言う心配の種。

ちなみにお米たった1kgを作るのに必要な水は
2トン〜5トンと言われている。
お米は水で水はお米だ。
すると雲や雨はお米でお米は雲や雨だ。

半分

今年の栽培面積はこれまでの半分に減らした。
お米が高騰し作れば売れるだろうご時世に
面積を半減した理由はいくつもあるけれど。

大きな理由の一つに鹿や猪による獣害。
せっかく育てた稲が食べられ踏み荒らされ
全滅する。
鹿や猪が何倍にも増え、
特に鹿は日中でももう見ない日はない。
タチの悪いことに脅しても全く逃げない。

苗を作っているビニールハウスの側にも
鹿が現れた。こんなことは31年で初めて。
若芽が大好物の鹿「苗が全滅してしまう!」と
慌てて苗床のビニールハウスの骨組みに
新入防止のネットを張った。

一昔前は、まさか猪や鹿のせいで面積を
半減させることになるとは夢にも
思わなかった(´༎ຶོρ༎ຶོ`)

一日一日

ユンボで用水路や畦を補修し
育苗用のビニールハウスを張って
種まきをして苗を育てる
肥料の米糠を田んぼに撒き
田んぼを耕す
お米や甘酒の注文を確認し
精米をして発送作業をする
ビニールハウスの苗に水をやると
一日一日があっという間に過ぎていく
今日は田んぼの耕しが終わり
出番を終えたロータリーを洗う
これから田んぼに水を溜め
代掻きして田植えが待っている


残りは国民1ヶ月分ちょっと

備蓄米放出と騒いでいる間に現在の備蓄米の
在庫は僅か70万トンに。

これは国民が食べる1ヶ月ちょっと分。
備蓄米とは何か起きたらそれに備えるべき
お米なのだけれど、もし今何か起きたら
もう消し飛ぶほどの量。危ない。

こんな状態で防衛費を増額したところで
どうやって国が守れるのか。
うちに来なくていいから、農業予算を
増やさないと本当にやばいと思う。

仮に今から10倍の武器を手に入れたところで
食べるものなしで何日戦うつもりなのか。
そんなこともわからないのか、残念だ。
そんな国会議員を選んでるのも自分達自身。
いい加減にした方がいい。

着々と粛々と

今日も一日相棒のトラクターと共に
よく働いたな。
ここまでは苗も農作業も順調。

種まき13日目

種まきから13日目。
まずまず順調(⌒▽⌒)

相棒

さぁ、今日から相棒トラクターとの日々が始まる。

ご注文の上限は合計5kgまでです

大変在庫が逼迫しています。
ご注文の「上限合計5kg」までにご協力ください。

例えば品種をまたいでの
コシヒカリ5kg+ミルキークィーン5kg=
合計10kgは、上限5kgを超えていますので
お受けできません。

どちらかの品種をお選びください。

※※※上限は合計で5kgまでです※※※

大変申し訳ございませんが、
上限5kgを超えたご注文はご返金の上、
キャンセルさせていただきます。

小嶋さん

春の作業と言えば小嶋さん。
今日は二人で田んぼに米糠を撒く作業。

おっさん二人であーでもないこーでもないと
田んぼでケラケラ笑いながらの会話に内容は
ライブ放送したら炎上間違いなし。

伊江島レッドビーチ

80年前に米軍が上陸した伊江島レッドビーチ。
戦後米軍将校専用だったGIビーチは
この浜のもう少し先。(3月23日訪問)

今はこんなに綺麗な海岸だけど、その時の
恐怖や臭いや風景を精一杯想像してみる。

80年伊江島上陸

昭和20年4月16日、ちょうど80年前の今日
沖縄県伊江島に米軍が上陸した。

それから僅か4日間で4800人もの人が
亡くなった。住民の集団自決も。
怖かっただろうな。
苦しかっただろうな。
痛かっただろうな。
もっと生きたかったろうな。
赤ちゃんをおぶった若いお母さんも竹槍で
突撃し死んでいった凄惨な戦いのだった。

そして80年経った今でも島の約30%にも及ぶ
米軍用地が返還されてない。

種まき10日目

ありがたいなぁ。
それ以外に言葉が見つからない種まき10日目。

ふるさと納税の発芽玄米

経験がないほどのペースでお米の
ご注文をいただき在庫が逼迫しています。

申し訳ございませんが、
現在お米の自社サイトのご注文では
一回のご注文の「上限を5kg」に限定して
おります。

一方、ふるさと納税でのお米の扱いは
もう何ヶ月も前にストップしてますが
発芽玄米もサイトは「ふるさとチョイス」のみ
一日一件の限定での取り扱いとなります。
こちらも在庫がなくなり次第
ふるさと納税での扱いは終了します。

なお、発芽玄米はふるさと納税終了後も
こちらの自社サイトで販売します。

ご不便をお掛けしますが
ご理解くださいますようお願いいたします。


361通目

一ヶ月に一通。
お客さんへのラブレターは必ず手書き。
31年目だからこれで361通目。

 今回のお題は「田の神さんとお花見」
書けない時は随分難産するけれど
今回は書いていて楽しかった(⌒▽⌒)
.


さて、大変たくさんのご注文を頂き在庫が
かつてないほど逼迫しております。
現在「ご注文の上限を5kg」にさせて
いただいてます。

ご不便をお掛けして申し訳ございませんが
ご理解のほどお願い申し上げます。

種まき6日目

種まき6日目。
順調な生育。
芽が葉になろうとしてる。

ありがたいなぁ。


 さて、現在、在庫が大変逼迫しています。
当分の間、お米のご注文は
上限5kgまでとなります。

ご不便をお掛けし申し訳ございません。

上限5kgのお願い

現在、想像を遥かに超えたたくさんの
お米の注文を頂いております。

つきましては誠に申し訳ございませんが、
本日から当分の間、
「一回のご注文の上限を5kgまで」
とさせていただきます。

みなさまには大変ご不便をお掛けしますが
何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

記録更新

種まき5日目、芽が少し緑がかってきた。

そろそろ農作業で体のあちこちが
痛くなってきたので
いつものマッサージの先生のところに。
同じ歳の先生。

夕方18時からマッサージが始まり、
なんと終わったのが夜の22時半。
ほんとですか!の4時間半!

最初は2時間だった。
それでもかなり長い。
それがいつの間にか3時間になり
最近では4時間になり、今回はとうとう
記録更新の4時間半😱4500円。





横田空域とトランプ関税

知ってる人は知ってる横田空域。
何度見ても腹が立つ。

日本の首都圏の空は写真の通り米軍管轄で
米軍の許可なしに飛行できない。
つまりこんな広い範囲の空が
日本のではなく米軍の空。

羽田や成田に発着する便はこの空域を
避けなければならない。
他にも沖縄や岩国や三沢も同じような
米軍管轄の空域がある。

日本は戦争に負けたから仕方ないと言うけれど
もう戦後80年。
同じ敗戦国のドイツ、イタリアには日本の
横田空域のような米軍の空は勿論存在しない。

仮にニューヨークやワシントン、北京や
ロンドンやモスクワの空を日本の自衛隊の
管制空域にすると宣言したらどうなるだろう。
80年も慣らされているけれど
これはそれくらいおかしなこと。

日米地位協定によると、横田空域は米軍の
管制下だけど、問題はそれどころではなく、
米軍の軍用機は日本の航空法が及ばない。
日本の航空法が及ばないと言うことは
米軍軍用機は日本全国どこでも
例え5mの超低空飛行だろうと好きな範囲で
好きな時間に好きな高度で飛べることを
意味する。

外国の軍隊が日本の航空法の制約を受けず
自由に飛び回れるのはとても変なことだけど
ついでに言えば、日米地位協定では
米軍基地は日本のどこにでも
自由に作れることになってる。

 仮にニューヨークやワシントン、北京や
ロンドンやモスクワ近郊に日本の基地を作ると
宣言したらどうなるだろう。
そんなこと許されるはずもないが
日本では許されている。
だからどう見ても日本は独立国とは言えない。

そんな現実の上に「私達」の生活や幸せは
成り立っている。
「私達」とは次の世代、その次、その次の
世代のことも含む。

自分の家がある。
だけど家に入る時に玄関には高さ1mまでに
屈んで、右半分のスペースも通っては
いけません。
そこは外国の軍隊が使う空間です。
いくつかある部屋は突然アメリカ軍が
武器を持ってやってきて基地にします
と宣言されても文句が言えない。
そんな家は果たして自分の家だろうか。

トランプ関税が大変だ!って
交渉だのってニュースには
まるで日本が独立国気取りで笑ってしまう。

戦後80年で首都圏の空も返還されない
返還させようとしない日本政府が、
アメリカ相手に独立国気取りで
どんな交渉をするつもりなのだろう。
アメリカはダメな国だと思う。
日本はもっとダメなアメリカの属国だと思う。

農繁期に入ってしまったけれど
今手元には日米地位協定の本、
沖縄戦の本、ホームレスの本、お米の本、
などなど読みたい本が勢揃いしてる。

知らないって、やっぱり罪だと思う。
知ったのに知らないふりするのは
もっとズルいと自分を思う。

1200万人が住み危険が及ぶ首都圏の空。
横田空域、何度見ても腹が立つ。


これはもう

同業者の間では「消えたお米などない
本当にお米は足りない」と去年から言ってた。

ハッキリ一つだけわかった。

農水省は日本のお米の生産量すら
把握してないという唖然とした事実。

農水省、さすがにそれはくらいは
把握してるだろうと思ってたけど。

元の統計(需給量)がデタラメだったとは。


言葉にできない

お米作りをしていると時々言葉にできない
感覚になる時がある。

種まきから3日目。
無事にたくさん出てきた芽たち。

ありがたい。
うれしい。
うわぁ。
生きてる。
かわいい。
無事育ってね。

単語にするとそんな感じだけど
しあわせそのものの感覚に包まれる。

こんにちは赤ちゃん

今日産まれた子たち。
幸せな一生を送れますように。

一番手

昨日種まきしたばかりなのに
もう一番手の慌てん坊さんが
土から芽を出した。

種まき

今日は無事に種まきを終えることができた。
4人の方にきつい作業をお手伝いいただいた。

作業は単調で工場のようだけど、
休憩ではケラケラ笑い合いながら
まるで牧歌的な風景のように楽しんだ。
種まきされた種籾たちも今年はやけに
笑い声が多かった人達だと思ったに違いない。

とある会社の方と話していたら5分間体の
動きや移動が止まると身に付けている機器から
警報音が鳴り響き、即座に会社から
「なぜ止まっているのか?」の確認電話が
入るのだと言われ驚いた。

そんな話を聞くと太陽の下で仲間とワイワイ
しながら大声で笑いながらも五体を
一生懸命動かして働けることだけでも
とてもありがたいことに感じる。

牧歌的でない

種まき。

言葉のイメージとは裏腹に種まきの作業は
牧歌的ではなく、まるで工場の作業の
ようだなと初めて経験した時に思った。

腰を曲げての作業は見た目よりキツく米農家
によってはこれが一番大変な作業だと
言う人もいる。

ひたすら地道に作業を繰り返す。
腰が痛くなる、腰を伸ばす、
そんな繰り返しの先に見えるものがある。





園児だったのに!

もう25年以上のお付き合いの農機具屋さん。
当時彼はまだ幼稚園児だったのに!!

今じゃ28歳すっかり大人、信頼感抜群の
プロフェッショナルになられた。
機械が苦手な私はこれまでどれほど
彼と彼の両親に助けられてきたことか。

もう一回言わせて。
「あの頃は幼稚園児だったのに!!」

ちなみにこのトラクターはイギリス製で
作業機を含めると軽々1000万円超え。

今年のストーリー

明日の種まきから秋の収穫、それから一年に
渡るお米の販売と、これから1年半の
ストーリーとお付き合いになる種籾たち。

さぁ明日は種蒔き

明日は米農家にとってとても大事な一日。
種まき準備完了。

ふぁぁぁ〜

1週間ほど水に浸し、最後の一日30℃の
お湯にすると種籾から芽がほんの少し
出て来る。
だからこの作業を「芽出し」と言うが
種籾から最初に出て来るのは
実は芽ではなく根が先。
赤ちゃんが目は見えないがオッパイは
吸える状態で産まれて来るのと似てる。

種籾は冬に発芽して凍死しないように
十分に種籾が水を吸い温度がかかった
状態になって初めて寝ぼけながらも
目(芽)を醒ます。
「ふぁぁぁ〜」と言う種籾たちの
目醒めの声が聞こえたらあなたは米農家。

こうしてあらかじめ少しだけ目醒めた種籾を
土に蒔くのが種まき。
明後日31年目の種まきを迎える。
いのちの始まりはいつも緊張する。

上限10kgのお願い

大変申し訳ございませんが、現在お米の在庫が
逼迫しており、一回のご注文の上限を10kgまで
と数量制限をさせて頂いております。

ご注文は10kgまでです。
(品種毎ではなく合計10kgまでです)

HP、販売サイトでもご案内しておりますが、
10kgを超えるご注文はお受けできません。

大変ご不便をおかけしますが、
10kgを超えるご注文はこちらで一旦
キャンセル扱いとさせて頂きます。

ご希望の方は10kg以内のご注文を
改めてお入れくださいますようお願い申し上げます。

ベッドメイキング

稲の苗を育てる育苗ビニールハウス。
今日は屋根と床にビニールを張って
苗たちの寝床が完成。

お手伝いいただいたのは惣ちゃん軍ちゃん
小島さんのお三方。

お疲れ様でした!

渡頭の夕暮

お爺さん山田隆憲を半ば無理クリ
東京藝大に入学させてくれたのは
大御所黒田清輝。

在学中にお世話になったのが後の
学長和田英作。
この絵は和田英作が弱冠23歳の時の作品。
見る度に光と色彩の天才だと感心する。
こんなにうまい絵なのに和田英作は
次の年には絵の道に限界を感じて
自死まで考え、辿り着いたのは
静岡県清水市の朝陽旅館。
調べてみると現在朝陽旅館は
清水マリーナサーカスの駐車場に当たる。

ここで他の若い学生たちの元気な姿や声を
聞いて和田は自死を思い止まり
その後の大活躍がある。
人生はどこでどうなるのかわからない。
朝陽旅館はもうないけど今でも家族連れや
子供たちのはしゃぐ声が響く場所なのが嬉しい。

絵は構想から下書き色付けまで「つくる」
と言う意味でお米作りに似てる。
いろんな人がいろんなインスピレーションを
元に絵を描くのと同じように
米農家も米農家の数だけそれぞれの想いや
願いを込めてその年の米作りに挑む。

単に星の数で評価されたり価格が高か安いか
はたまた美味しいか美味しくないかだけで
お客さんからお米が評価されるようならば、
まだまだ米農家としてお米の価値や存在を
伝えられていないのだと思う。
まだまだやるべきことはたくさんある。



知らないことは罪です

高校の世界史最後の授業での先生の言葉。
「知らないことは罪です」

ずっと何十年もその言葉が気になっていて
でも、知ったところで何も変わらない。
でも、今回の伊江島(沖縄戦の激戦地)行きで
やっぱり一人の大人としていろんなことを
知らなきゃいけないと言うことを
もう一度強く思った。

脳天気に暮らしてられるのは誰かを
踏み台にしているからだとすれば、
やっぱり知らなきゃいけない。

知れる範囲は小さいけれど、
何も変わらないのだろうけれど、
無駄なことかもしれないけれど、
やっぱり知る努力はしたいなと思う。

からゆきさん

最近は本を読むスピードが遅くなって来たけど
読み終えてホッとした「サンダカン八番娼館」

からゆきさん。
映画は何度か見たことあるけれど
原作を読むのは初めて。

1975年50年も前の文庫本って今の本に比べて
こんなに活字が小さかったっけ??

現代もなんだかんだあるけど
まずは戦争がない、何日も食べられない
貧困もない時代にに生まれて本当に
よかったと思える本。

時代によって人の人生や楽しさや喜びや
苦労がこんなにも違いなんて。

誕生日に始める

59回目の誕生日に31回目のお米作りの
種籾準備を始める。

やっと焦らずゆっくり気持ちを
整えながらの歳になった。

いや、焦ることができず、急ぐことができず
バタバタの気持ちでは何事も
できなくなったということか☺️

種籾達よ、これから半年9月まで一緒に
楽しくやっていこうね。

みんな2歳だった

おかしいな、ついこの前まで2歳だったのに。
今日で59歳になりました。