命日

今日は馬のうららの6回目の命日。
彼女とは17年間一緒に暮らした。
だから旅立った時は気がおかしくなるくらい
悲しくて辛くて。

あんなに辛い日々はなかった。
昨日が1ヶ月前だったり、次の日が2週間後
だったりしばらく時間の感覚がおかしかった。
素手でガラス戸を殴って割ろうとしたり
何日もひたすら一日中泣いて過ごしたり。
今考えるとあれは強烈な精神的ショックで
離人症を引き起こしてたのだと思う。

その後も彼女のことを忘れた日は一日もない。
もう随分経つのに今でも彼女のことを
思い出すとさみしくて会いたくて
涙が止まらなくなる。
この前もうららが夢に出てきてくれて
号泣して目が覚めた。

赤ちゃんのような恋人のような、
おばあさんのような、妹のような
大きくて不思議な存在だった。
自分が逝く時には彼女は三途の川の手前で
私のことを迎えに来てくれるに違いない。
その日が来るのが楽しみ。
そうしたらうらら、久しぶりにまた全身
優しく時間をかけて満足するまで
ブラッシングしてあげるね。

うららずっと大好きだよ。
それまでお父さんは元気でいるからね。
うららも元気で待っててね。