赤ちゃん

稲の茎の中を割って分解してみると
もう小さな小さな稲穂の赤ちゃんができてた。
大きさ4〜5mm。
よく見ると、稲穂や米粒の形がもうできてる。

この赤ちゃんはあと25日ほど、毎日毎日
みるみる大きくなって8月頭には20cmほどの
立派な穂となって出産(出穂)する。

まだまだ子供だと思っていた苗達が
グググッと稲に成長してお母さんに
なろうとしている。

がんばっているのか、それとも稲にとっては
ごく普通の営みでなんとも思ってないのか。
いや、子孫を残すのが命題の植物にとって
やっぱり赤ちゃんを生み出すのは大事な
瞬間に違いない。

物言わぬ稲や小さな稲穂からいろんなことを
毎日感じられるしあわせ。