
稲の遺伝子情報いわゆるイネゲノムは
2002年にはすでに解析が完了している。
でもイネゲノムが解析されたことと
実際にイネのことがわかることとは程遠い。
31年目を迎えた米作り、経験から知ったことは
いくつもあるけれど、そんなレベルはイネの
全体像からしたら小指の先程にもならない。
続ければ続けるほど年々そう感じる。
わからないからおもしろい。
「あゝ、こんなことだったのか!」と
何年やっても気づくことがある。
こんなに小さな苗が秋には立派な穂を
付けるなんて神秘でしかない。
「私が育ててます!」と言いたいところだけど
続ければ続けるほど年々そんな不遜な
感覚は抜けていく。
当たり前だけど稲は稲自身で育ってる。
私は育ててない。
見守って、喜んで、ありがたがって、祈って、
感謝をするのが米農家の仕事だと思う。
年々そう思う。
2002年にはすでに解析が完了している。
でもイネゲノムが解析されたことと
実際にイネのことがわかることとは程遠い。
31年目を迎えた米作り、経験から知ったことは
いくつもあるけれど、そんなレベルはイネの
全体像からしたら小指の先程にもならない。
続ければ続けるほど年々そう感じる。
わからないからおもしろい。
「あゝ、こんなことだったのか!」と
何年やっても気づくことがある。
こんなに小さな苗が秋には立派な穂を
付けるなんて神秘でしかない。
「私が育ててます!」と言いたいところだけど
続ければ続けるほど年々そんな不遜な
感覚は抜けていく。
当たり前だけど稲は稲自身で育ってる。
私は育ててない。
見守って、喜んで、ありがたがって、祈って、
感謝をするのが米農家の仕事だと思う。
年々そう思う。