天使の雫まみれ

「おはよ〜」
毎朝苗たちにそう呼びかけると、
葉っぱの先っぽに無数の水滴を付けている。

朝陽が差すとそれらが一斉にキラキラと
輝いて「おはよ〜」と答えてくれる。
ここは天国なのだろうか?
しばし言葉を失う。

私はこの水滴のことをいつの頃からか
「天使の雫」と呼んでいる。
詩人だなオレ。