一つ一つ

天気に恵まれ田植えは順調に進んでる。

代掻きも終わりこれでこの春の
トラクターの出番は終了。
早速「ありがとう」ときれいに洗って倉庫に。

一つ一つ忙しい春の作業が終わっていく。
「無事」ってなんとありがたいことだろう。

29年前に初めて乗ったトラクターは
三菱の30馬力だった。
運転席はオープンで降ってきた雪が膝に
積もって「寒い🥶死ぬ🥶」と
ガタガタ震えながら耕してた。
今から思うと操作性も使いにくい
トラクターだった。

次はクボタの41馬力のトラクター。
キャビン(運転席がガラスで覆われてる)に
なって冷暖房、苦手なディーゼルエンジン音も
ある程度遮音され格段に快適になった。
サイズもよく気に入ったスペックだったけど
最後は後輪の車軸が折れドナドナ。

そして3代目が今乗ってる外国製の
マッセファーガソン72馬力。
馬力はうちにはスペックオーバーなほど余裕。
デカい。デカすぎる。でも楽。
国産と比べてエンジンの粘りが全然違う。
この外人のお陰で随分疲労が軽減されたけど
逆に自分はどんどん歳を重ねていくから
行って来いな感じ。

人力では一生かかってもできない
作業をサクッとやってのける強者トラクター。
産業革命バンザイ🙌

トラクターは昔から1馬力10万円が相場。
だから72馬力は720万円。
そこに運転席キャビンが付くと
プラス100万円以上。
後ろの作業機は別料金、写真のなら
プラス200万円。

ああ、1000万円のトラクター。
泥泥の田んぼで酷使されオイル漏れに
電装品の故障なんて当たり前。
ああ、トラクター、この春は「無事」に
終わってくれて「ありがとう。」