圧搾空気

連日のひどい寒さで精米機が動かない。

正確には精米機は動くが精米したお米の
不良米選別する色彩選別機が動かない。
もっと正確に言うと色彩選別機は動くのだが
選別をするのに必要な圧搾空気がタンクに
溜まらないから色彩選別機も精米機も
動かせない。
圧搾空気を作るコンプレッサーも
やっぱり動くのだけど、コンプレッサーから
タンクに空気を送り込む途中、圧搾空気が
作り出してしまう水が管やバルブ内で
凍り付いて塞いでしまうのが原因で
タンクに空気が溜まらない。

こんなことは初めてだけど
コンプレッサーの近くでストーブをガンガン
焚いてやっとの思いでバルブや管の中の氷を
溶かして精米開始。
ところが寒さがキツいのでしばらくすると
またもやバルブ内が凍り付いて
精米ができない。
氷を溶かす作業を繰り返す(号泣)

潜水艦は浮上するのに圧搾空気が必要。
バルブの氷が溶け、無事タンクに圧搾空気が
送り込まれ「精米ができる!」と思う度に
「浮上できる!」みたいに一人で歓声を上げ、
圧搾空気がタンクに溜まらないと沈没
していくような暗い気持ちに。

「圧搾空気をっっ!」
今日はまるで浮上するのを祈る潜水艦の
乗組員。