光風荘226

湯河原町の光風荘。
226事件で牧野元内大臣が河野寿陸軍大尉ら
8人に襲撃された226東京以外で唯一の現場。

襲撃目標だった槙野氏は普通の爺さんと
勘違いされ、あろうことか襲撃グループに
よって石垣から抱きかかえられ
光風荘を脱出して無事だった。
つまり襲撃は失敗に終わった。
何度も起きたヒトラー暗殺事件もそうだけど
いくら綿密な襲撃計画を立てても
予定通りことが運ばないことが多い。

殺害された護衛の警察官との相撃ちで
負傷した河野大尉は熱海の陸軍病院へ。
後日兄から差し入れられた
果物ナイフで自決する。

戦前日本を揺るがした226事件。
事件現場の光風荘には河野大尉や
事件関連資料がたくさん展示されてる。

やっと見にいく機会に恵まれた。
何度もネットで確認したが、光風荘展示室は
連日午後2:30までしか開いてない。
わざわざ遠くから行くのだ、
ミスるわけには行かない。
見学時間も念頭に入れ計画し時間も
十分余裕をもって無事に光風荘に到着した。

見れば植木屋さんの何人かが忙しく
庭の樹木の剪定をされている。
その中のお一人に「光風荘の入り口は
ここからでいいでしょうか?」と尋ねると

「あ〜、今日やってないよ。」
ガーーーーーーン!
年末年始は休みって!!!

……これも226事件の現場ならでわなのか、
計画はうまく運ばないことが多い(号泣)。