正義ヅラ

戦争が始まればどちらの国の指導者も無能。

アメリカがイラクやアフガニスタンに
侵略した時に世界も私も声を上げなかった。
中東問題がここまで複雑化したのは
イギリスが散々やってきた三枚舌外交のせい。
中国はチベットやイスラム系を力で押さえつけ。
ロシアが悪魔ならアメリカだってどこだって。

ウクライナでは18から60歳の男は出国禁止。
逃げたい、戦いたくない人も大勢いるだろうに。
家族と共に逃げたら非国民で逮捕。そんな。

ウクライナにもロシアにも「自国を守るために」と正義があるけど、普通の人を死に追いやる正義なんてどちらにもない。死ぬ理由もない。

東京大空襲、無差別絨毯爆撃を指揮した
アメリカ軍のルメイと言う将軍は
戦後天皇から勲章をもらっている。
あり得ない。
「天皇陛下万歳」と叫んで死んでいった戦没者
310万人がそれを聞いたらどう思うだろう。

残念だけど愛国者が後生大事に信じてる
「正義」や「名誉」なんて、そんなもんだ。

イラクの時もアフガニスタンの時もそうだった。
一方の視点で情報は意図的に流される。
西側や国際社会の多くの国が正しくて、
ゼレンスキーはいい者でプーチンは悪者、
そんな単純な図式はあり得ない。

「私たちは本当は何も知らないのではないか?」
情報を鵜呑みにしない疑いの視点は
常に忘れないでいたい。
(例えば、侵攻前にウクライナはロシア系住民を
無人攻撃機で爆撃していたなんて報道は今は絶対にされないし、信じてももらえないだろう)

「イラクやアフガニスタンの時にお前は
アメリカに対して声を上げなかったよな。
それなのに今回ロシアには大手を振って
この悪魔め!と正義ヅラかい?」
と、もう一人の自分がいつも聞いてくる。

戦争をすぐやめてほしい。
誰も死なないでほしい。

それには
武器供与でも参戦でも経済制裁でもなく
国際的に話し合いの方法があるはずだ。

「いやいやそんなの理想論だよ」と言うなら、
「そんな方法見つけられないよ」と言うなら
どの国の指導者も全員無能だと思う。
そしたら世界は軍拡競争にまっしぐら、
どれだけ武器があっても不安でしょうがない。

よく見ていよう。
正義だ悪だと言っているうちに
いったい誰が儲けてるんだ?
私はそいつらの栄養になんかならない。