2015年

1月

14日

一万件の現実

従業員11名、負債総額3億円で倒産したコメ卸業者の精米工場。

たった10年前のピーク時には、12億円を越す売上があったそうだ。

今回は「これも人生勉強・・」任意精算手続の現場に入る機会を得た。


入札内覧会に集まった解体業、古物商、屑鉄屋、外国人輸出業者、管財業者などが30人程。

実に異様な雰囲気の中、弁護士の説明から破産物件の内覧会は始まる。


昨日まで稼働して突然息が止まったかのような精米工場、パソコンの電源が入ったままの事務所、行き先のない精米された米・・。

嗅いだことのない異様な雰囲気と生の抜けた現場。工場全体が放つ悲しみのオーラ。


機械装置は業者によって二束三文で入札、または解体されていくことになる。破産物件を買い取る側の業者も、もちろん、私も、経営の大小に関わらず経営者は例外なくこの危険と対峙している。成功には法則はないが、失敗には法則があるという。

毎年約1万社が倒産している。