2014年

12月

23日

山ちゃんが死んだら

14年目のトラクターパレードが無事に終了した。


打ち上げの会で地元の中学3年の男子が「山ちゃんが死んだらパレードは僕が引き継いでやっていきます!」と堂々の発言。この前まで保育園だった子が、かくも立派なご発言とは、よその子ながら頼もしくなったものだ。

続いて隣村の中学3女子「同じく、山ちゃんが死んだら私も引き継いでやっていきます!!」

「スゴイ!いいぞ~!」みんなの喝采はいいけど、私「死んだ後って・・」追い打ちを掛けるように「早く死んじまえ~」「面倒くさい!殺しちまえ~」のみんなからの罵声が続く(大笑)


これまでパレードはず~っと「僕は一人でも1台でもやるよ」と断言してみんなの先頭に立って引っ張ってきた。一時は参加サンタが100人まで膨れ上がった。少々疲れた。それはフルマラソンを終えた感じに多分似ている。個人的にはやりきった感十分。もうここらで終わりにしてもいい。なんの悔いもない。


多くの人が雑務や準備や片付けまで人任せ、はじめて数年は全ての段取りや運営をほぼ一人でこなした。こんなイベントでも警察への道路使用許可をはじめ裏方雑務は20を超える。でも「助けてやろうか」なんて声は一切かからなかった。

ただ楽しさだけを享受し、挙句「段取りが悪い」なんてうそぶく多くの仲間をずっ~と見てきて「甘えるのもいい加減にしろ!!」と思ったこともこれまで数え切れないくらいあった。これは、嫌でもいろんな人の人間観察の勉強になった。


それでも僕には願いがあった。パレードがきっかけで、こんな楽しい村に住んでみたいという移住者が現れるのではないか。パレードがきっかけで、よそ者にこんなことができるなら、地元者の若者としてなにかそれを超えるものをやってやろうという新しい流れが生まれるのではないか。

が、そんな当初の願いは、結果的には全く全て的外れだった。

これまでにパレードがきっかけで新しい動きは何も起きていない。


・・今年は「今年もパレードやろう」なんて呼びかけたり、引っ張るつもりは一切なかった。自分の中で何日までに仲間から声が上がらなかったら不参加か中止と心に決めていたからだ。

心の期日まであと一日。そんなタイミングで、仲間の二人から電話がかかってきた。一人は「俺は1台でも、一人でもパレードを続けていくつもりだ」と言う。もう一人は「山ちゃんがやらなくても僕一人でもやるつもりだけど、山ちゃんはどうする?」

そして打ち上げの中学生「山ちゃんが死んだらパレードは僕が引き継いでやっていきます!」


14年かかった。


ピーク時にはサンタ100人と参加車両15台も集まったパレード。

対して今年のパレードは参加者は30人くらい、参加車両台数は4台、ギャラリーもめっきり減り、今までで最小単位規模のパレードになった。


それで、やっと、本物っぽくなってきた。


僕がいなくてもどうやらパレードは続いていくらしい。

いや、いつやめてもいい。今年も新メンバーが加わりとても楽しいパレードだった。

来年トラクターパレードは15周年を迎える。