映画「もののけ姫」に登場する「鎮西の乙事主」(おっことぬし)
巨大なイノシシ神で齢500歳、目が見えない。
今日は一日強烈な暑さの中、ユースケと二人でイノシシから田んぼを守るための電気牧柵(1万ボルト)張り。
猟友会に入って15年以上、田んぼを守るためにこれまでに50頭以上はイノシシをこの手で殺してきた。そんな私の中のイノシシのイメージは、もののけ姫と見事に合致している。
映画製作の人はイノシシを殺したこともないだろうに、よくその恐ろしげな存在感とイメージを映像にできるものだと感心してしまう。
映画「もののけ姫」は賛否両論、わけがわからないという人も多かったとも言われるが、私にはかなり評価が高い。自然の中で暮らしてみるとあの映画が何を言おうとしていたのか、実感や体感としてその深さがよく感じられる。多分2度と真似できない非常に珍しく不思議な映画だと思う。
自然は優しく厳しい。
人はそのほんの一部に過ぎないから、決して自然を乗り越えられないし、乗り越える対象にしてはならない。自然から離れて人は生きていけない。
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