2014年

3月

21日

飯島組

地元の高校演劇を観た。

あれは大学4年の時だったか、観劇好きが高じて一公演だけ社会人の小さなアングラ劇団に所属したことがある。観るのと違って劇を作る側の金銭的、時間的、労力的、精神的苦労は想像を絶していた。

 

よく新宿の居酒屋で終電がなくなり、朝まで社会人の先輩たちの演劇激論を「ほぉ~、寺山修司って・・誰ですかそれ?」と聞いていたものだ。早稲田大出身の主宰者の四谷の狭いアパートにも何日も泊めてもらい、小さな劇団だったから舞台監督(もちろんできるわけがない)なんて名前だけ頂いてしまった公演「ガレキ見聞録」は池袋の小劇場で上演された。

 

「ミュージカル俳優になるんだ!テレビに出るんだ!映画に出演するんだ!」口々にそう夢を語る劇団員は例外なく、み~んなと~っても貧乏だった。でも、役者も裏方も今思い返しても、みんな生きるパワーは半端じゃなかった。

あの当時の劇団「飯島組」のみんさんは、お元気だろうか?高校演劇を観せてもらいながら、当時演劇論が展開する居酒屋で「おい、大学生は飲め飲め、金は俺たちが出してやる!」とお世話になった先輩たちのことを懐かしく思い出していた。